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ゲストも道行く人も楽しめる、ハロウィンのエクステリア・デコレーション
ハロウィンのクライマックス、トリック・オア・トリートに訪れる子供たちやゲストを出迎える玄関やエクステリア。おしゃれな、またはユーモラスな演出方法をご紹介します。
ブラッキン・ヘザー
2022年10月29日
Houzz contributor.
Home Life Style インテリア、収納空間デザイン。
「贅沢な時間を過ごせる、あなたらしい心地よい住まいづくり」をモットーに、一人ひとりの個性や「好き」を引き出しながらのインテリアのコーディネーション、
より快適な暮らしのためのライフスタイルに合わせた収納計画のご提案をいたします。
著書「ふつうの住まいでかなえる外国スタイルの部屋づくり(文藝春秋)
Interior decoration and storage space planning in Tokyo, Japan. English/Japanese bilingual, with interior design and decoration experience in Europe and Japan.
Houzz contributor.
Home Life Style インテリア、収納空間デザイン。
「贅沢な時間を過ごせる、あなたらしい心地よい住まいづくり」をモットーに、一人ひとりの個性や「好き」を引き出しながらのインテリアのコーディネーション、
より快適な暮らしのためのライフスタイルに合わせた収納計画のご提案をいたします。
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私が子供のころ、まだ日本ではハロウィンは今ほど知られていませんでしたが、日本在住の外国人の中ではひっそりとこのお祭りを楽しんでいる人たちもいました。私が通っていたインターナショナルスクールでも、ハロウィンは一大イベント。その日だけは制服は着なくてもよく、子供たちはコスチューム姿で学校に来ていたときがあったことも覚えています。通学の電車やバスの中で、朝からゴーストや魔女の格好をした外国人の子供たちを見て、居合わせた学生やサラリーマンたちはさぞ驚いたことでしょう。
ハロウィンの夜は、学校の近くの外国人が多く住む住宅街で「トリック・オア・トリート」を。ドアや玄関先にハロウィンのデコレーションが飾ってある家が、外国人が住んでいる目印となり、そんな家々を廻って、袋がいっぱいになるほどキャンディやチョコレートなどのお菓子をもらったことを覚えています。
トリック・オア・トリートが最大のイベントとなるハロウィンには、玄関先やお庭など、エクステリアのデコレーションも家の中と同じくらい、またはそれ以上に大切だと見られています。このお祭りの季節ならではのエクステリアのおもしろい演出や、真似したくなる素敵なデコレーションをご紹介してみましょう。
ハロウィンの夜は、学校の近くの外国人が多く住む住宅街で「トリック・オア・トリート」を。ドアや玄関先にハロウィンのデコレーションが飾ってある家が、外国人が住んでいる目印となり、そんな家々を廻って、袋がいっぱいになるほどキャンディやチョコレートなどのお菓子をもらったことを覚えています。
トリック・オア・トリートが最大のイベントとなるハロウィンには、玄関先やお庭など、エクステリアのデコレーションも家の中と同じくらい、またはそれ以上に大切だと見られています。このお祭りの季節ならではのエクステリアのおもしろい演出や、真似したくなる素敵なデコレーションをご紹介してみましょう。
エントランスのディスプレイ
緑、オレンジ色、白と、普通のかぼちゃを重ねてランタンを添えたシンプルなディスプレイ。他に何もない潔さがいいですね。すぐに真似できそうな、季節感たっぷりのデコレーションです。
緑、オレンジ色、白と、普通のかぼちゃを重ねてランタンを添えたシンプルなディスプレイ。他に何もない潔さがいいですね。すぐに真似できそうな、季節感たっぷりのデコレーションです。
白いエクステリアをバックに、ドアのまわりの落ち葉やリース、小枝で作ったパンプキンがとてもきれいですね。
秋らしい静けさや奥深さも感じられるディスプレイです。ちょっと怖いカラスを仕上げに置いて、さらにハロウィンらしく。もちろん、ニセモノです!
秋らしい静けさや奥深さも感じられるディスプレイです。ちょっと怖いカラスを仕上げに置いて、さらにハロウィンらしく。もちろん、ニセモノです!
トリック・オア・トリートに訪れる子供たちはきっと、恐る恐るこちらの家の玄関に向かっていったことでしょう。暗闇の中、ジャック・オー・ランタンからのキャンドルライトだけだったら、実際、かなり怖いかもしれません。
でもそれもハロウィンの楽しさ。子供たちは誰が先に行くか、お互いの背中を後ろから押してキャーキャー言いながらこちらの玄関に向かうのでしょうね。
でもそれもハロウィンの楽しさ。子供たちは誰が先に行くか、お互いの背中を後ろから押してキャーキャー言いながらこちらの玄関に向かうのでしょうね。
シンメトリーを意識し、乾燥したトウモロコシの皮を、パンプキンと一緒にドアの両脇に飾っています。もともとは収穫祭のお祝いであったことを思い出させるディスプレイですね。真ん中には木の実で作ったリース、ドアの上にはオレンジ色のお花など、ハロウィンの色やシンボルがシンプルに、そしてナチュラルに取り入れられています。
メタリックペイントで塗ったパンプキンが印象的な、こちらのエントランス。大人っぽいスタイルですね。むき出しのレンガと色を調和させながら、質感でコントラストを感じさせて、とてもいい感じです。
落ち葉のリースは秋らしく、ハロウィンが終わっても、クリスマスリースと交換する頃までずっと飾っておいてもいいくらいです。
落ち葉のリースは秋らしく、ハロウィンが終わっても、クリスマスリースと交換する頃までずっと飾っておいてもいいくらいです。
日本でも、ドアにデコレーションをする家が多く見られるようになってきました。今年は普段と違った、ちょっと“衝撃的”といえるほどのディスプレイにトライされてはいかがでしょう? こんな骸骨さんが座っているリースを飾ったら、きっと近所でも話題になりそうですね。
意外と思いつかない、窓の外のハロウィンデコレーション。広めの窓台、またはフラワーボックスがあれば、外からも、家の中からも楽しめるデコレーションができます。
階段やアプローチから雰囲気を盛り上げる
鉢植えに秋色のお花を飾るだけでも、一気にハロウィンムードに。まわりの落ち葉と自然に調和しているところが素敵です。鉢植えならハロウィンの後でも楽しめるので、とても簡単で合理的なアイデア。
これから秋の鉢植えを、と思っていらっしゃる方はぜひハロウィンカラーのお花を選んでみてください。
鉢植えに秋色のお花を飾るだけでも、一気にハロウィンムードに。まわりの落ち葉と自然に調和しているところが素敵です。鉢植えならハロウィンの後でも楽しめるので、とても簡単で合理的なアイデア。
これから秋の鉢植えを、と思っていらっしゃる方はぜひハロウィンカラーのお花を選んでみてください。
玄関へのアプローチに、クモの巣を思わせる薄いガーゼをたくさん吊るして、これからお化け屋敷に入っていくような雰囲気をつくり上げています。横に置いてある墓石も、なんとなく鳥肌が立ちそうな怖さですね。
トリック・オア・トリートのために仮装するのは子供だけではありません。お菓子を配る家の人たちも、ドアを開けた時に子供たちを驚かせたり、雰囲気を盛り上げるためにコスチュームを着て、お祭りに参加します。ドアを開けると、ドラキュラ姿の家のお父さんや、魔女の格好をした奥さんが「わー!」と大声で子供たちを驚かせながら出てくるのも、ハロウィンの演出の中の一部だったりします。
トリック・オア・トリートのために仮装するのは子供だけではありません。お菓子を配る家の人たちも、ドアを開けた時に子供たちを驚かせたり、雰囲気を盛り上げるためにコスチュームを着て、お祭りに参加します。ドアを開けると、ドラキュラ姿の家のお父さんや、魔女の格好をした奥さんが「わー!」と大声で子供たちを驚かせながら出てくるのも、ハロウィンの演出の中の一部だったりします。
通りがかりの人も喜ぶデコレーション
家の前のお庭にゴーストがたくさん立っている、子供たちが喜びそうな演出。昼間はどことなく愛らしいゴーストたちかもしれませんが、夜にライトアップしたら、けっこう怖そうですね。小さなお子さんはママの手をしっかり握って通り抜けていくのでしょう。
家の前のお庭にゴーストがたくさん立っている、子供たちが喜びそうな演出。昼間はどことなく愛らしいゴーストたちかもしれませんが、夜にライトアップしたら、けっこう怖そうですね。小さなお子さんはママの手をしっかり握って通り抜けていくのでしょう。
今年は大胆にやってみよう、と思う方は、家全体をお化け屋敷風に改造してみましょう!
空き家を思わせるために窓を板でふさいだり、あらゆる場所に薄い生地でクモの巣を再現したり、ちょっとやりすぎなくらいに。昼間は若干コミカルに見えますが、夜になるとかなりスプーキー(=気味悪い)だと思います。
空き家を思わせるために窓を板でふさいだり、あらゆる場所に薄い生地でクモの巣を再現したり、ちょっとやりすぎなくらいに。昼間は若干コミカルに見えますが、夜になるとかなりスプーキー(=気味悪い)だと思います。
ハロウィンのもうひとつの楽しみは、みんな怖いお化け話をすること。アメリカでは、焚き火で長い串に刺したマシュマロを焼きながら、そんなお話をします。焼いたマシュマロはチョコレートと一緒に、グラハムクラッカーに挟んで、「スモア」というサンドイッチに。「スモア」とは"some more"の略。あまりのおいしさにもっともっと食べたくなることから、そう名づけられたそうです。
ハロウィンだけではなく、キャンプファイアの定番デザートですね。もちろんバーベーキューでも十分においしくでき上がりますよ。
お化け話も忘れずに、一緒に楽しんでくださいね。
Happy Halloween!
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ハロウィンだけではなく、キャンプファイアの定番デザートですね。もちろんバーベーキューでも十分においしくでき上がりますよ。
お化け話も忘れずに、一緒に楽しんでくださいね。
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