インテリアアイテムとして楽しむ「鏡」の新しい使い方
洗面スペースの鏡や玄関の姿見など、身支度の実用ためだけでなく、インテリアをより豊かにするための鏡の使い方を考えてみませんか?
Motoko Sasaki
2016年1月23日
Houzzコントリビューター。フリーランスの編集&ライター。10才頃からインテリア雑誌の定期購読をはじめる。1999〜2007年、出版社にて雑貨&インテリア誌編集部に在籍。旅好きが嵩じ、2008年に旅するライターユニット「auk」を立ち上げ、毎年オランダとベルギーに滞在。2015年現在までに3冊のガイドブックを出版。菓子研究家いがらしろみ主宰、romi-uni booksの編集も担当。
Houzz contributor, Editor and Writer of Books and Magazine in JAPAN.Specialty is Interior,Lifestyle,Cooking,Handmade,Travel,Fasion.....and more.and,I'm staying in Netherlands and Belgium every year.I published the Netherlands and Belgium guide book.
【Book】2015/『Holland Short Trip オランダ・ショート・トリップ』(スペースシャワーブックス) 2011 /『Belgium Bruxelles Promnade Classique ベルギー・ブリュッセル クラシックな街歩き』(産業編集センター) 2009 /『Holland Travel Book オランダ・トラベル・ブック』(現マイナビ、元東京地図出版)
Houzzコントリビューター。フリーランスの編集&ライター。10才頃からインテリア雑誌の定期購読をはじめる。1999〜2007年、出版社にて雑貨&インテリア誌編集部に在籍。旅好きが嵩じ、2008年に旅するライターユニット「auk」を立ち上げ、毎年オランダとベルギーに滞在。2015年現在までに3冊のガイドブックを出版。菓子研究家いがらしろみ主宰、romi-uni... もっと見る
壁を飾るアイテムといえば、ポスターやフレームが定番ですが、海外のHouzzで見る住まいには、鏡を上手に活かしたインテリアがよく登場します。どの家も、鏡のデザインを生かした素敵なディスプレイばかりで、見ているだけでうっとり。いままで身だしなみ用としか意識していなかった鏡というアイテムの新しい使い方として、注目していきたいと思いました。そこで今回は、「洗面スペースの鏡選び」とはまた別に、リビング空間で鏡をインテリアの一部にするためのコツをまとめてみました。
雑貨と鏡のテイストを合わせる
鏡をインテリアの構成要素のひとつとして考えたとき、雑貨とのコーディネートを上手にマッチさせることが一番のポイント。テイストやデザインが合うものを並べましょう。このマントルピースの上に並べたヴィンテージ雑貨やドライフラワーには、味のある古い鏡がとても似合っています。
鏡をインテリアの構成要素のひとつとして考えたとき、雑貨とのコーディネートを上手にマッチさせることが一番のポイント。テイストやデザインが合うものを並べましょう。このマントルピースの上に並べたヴィンテージ雑貨やドライフラワーには、味のある古い鏡がとても似合っています。
ヴィンテージの家具を使ったドレッサーには、やはりヴィンテージの鏡がよく合います。イメージに合う鏡が見つからなければ、シンプルな木製フレームの鏡を自分でヴィンテージ加工するのもおすすめ。ペイントしてからやすりをかけてシャビーな雰囲気にしたり、ひび割れ塗装ができるクラックペイント塗料を使えば、簡単にヴィンテージのような風合いが出せますよ。
雑貨と鏡の形を揃える
テイストを合わせるほかに、形を揃えて統一感を出す方法もあります。鏡が四角形なら、まわりに配置する雑貨もスクエアまたはレクタングル形のフレーム、ラウンドの鏡ならラウンドのフレームを並べるなど、形が似たもの同士を並べてみましょう。鏡が空間にしっくりとなじむようになります。
テイストを合わせるほかに、形を揃えて統一感を出す方法もあります。鏡が四角形なら、まわりに配置する雑貨もスクエアまたはレクタングル形のフレーム、ラウンドの鏡ならラウンドのフレームを並べるなど、形が似たもの同士を並べてみましょう。鏡が空間にしっくりとなじむようになります。
複数の鏡を飾るときは、形や色にテーマをつける
鏡のコレクションがたまったら、いつかやってみたいのがこんな壁面ディスプレイ。ひとつひとつバラバラの鏡ですが、「ラウンドまたはオーバル形、ゴールド」という点が共通なので、並べても違和感がありません。
鏡のコレクションがたまったら、いつかやってみたいのがこんな壁面ディスプレイ。ひとつひとつバラバラの鏡ですが、「ラウンドまたはオーバル形、ゴールド」という点が共通なので、並べても違和感がありません。
アンティークの吊り下げ式の鏡は、コレクションしたくなるかわいさ。アンティークの鏡は“出会い”があるかどうかですが、こんなふうに同じシリーズで集めれば、並べたときにデザインの違いを眺めて楽しめます。アイアンフレームのベッドやファブリックの雰囲気も、アンティークの鏡にマッチしていますね。
こちらは「白いフレーム」で揃えて集めた鏡を並べています。形や大きさが不揃いでも、色が揃えば統一感があります。こんなふうに、鏡を集めるときは、色や形などのテーマを決めるといいですね。
四角形は縦横自在に
ここではダイニングの壁面に、リサイクルウッドのような味わいのあるフレームのミラーを飾っていますが、壁の幅に合わせて鏡を縦横に配置しているのがポイントです。
壁に飾るときは、空間とのバランスをよく考えましょう。これは、ポスターや絵画を飾るときと同じですね。シンプルなフレームなら、縦横どちらでも自由にかけられるので便利です。
ここではダイニングの壁面に、リサイクルウッドのような味わいのあるフレームのミラーを飾っていますが、壁の幅に合わせて鏡を縦横に配置しているのがポイントです。
壁に飾るときは、空間とのバランスをよく考えましょう。これは、ポスターや絵画を飾るときと同じですね。シンプルなフレームなら、縦横どちらでも自由にかけられるので便利です。
鏡×コンソールテーブルは相性抜群
壁面に鏡を飾っても、なんだかしっくりこないときは、コンソールテーブルを置いてみましょう。鏡のあるコーナーとしてまとまりが出ます。テーブルがあれば、照明やフラワーベースなどを置くこともできるので、インテリア雑貨とのコーディネートも楽しめますね。
壁面に鏡を飾っても、なんだかしっくりこないときは、コンソールテーブルを置いてみましょう。鏡のあるコーナーとしてまとまりが出ます。テーブルがあれば、照明やフラワーベースなどを置くこともできるので、インテリア雑貨とのコーディネートも楽しめますね。
丸形の鏡を並べると、かわいらしいコーナーに。コスメなどを置いてドレッサーとして使うのもいいですね。
段差のある空間には
動きのあるディスプレイを
木製フレームのラウンドミラーを、階段の壁にランダムに配置。いくつか違うサイズを使うことで、動きのあるディスプレイになっています。なんだか壁に丸窓がたくさんあるように見えますね。光が入りにくい場所に鏡が置くと、反射して明るく感じる効果もあります。
動きのあるディスプレイを
木製フレームのラウンドミラーを、階段の壁にランダムに配置。いくつか違うサイズを使うことで、動きのあるディスプレイになっています。なんだか壁に丸窓がたくさんあるように見えますね。光が入りにくい場所に鏡が置くと、反射して明るく感じる効果もあります。
【おまけ】
ということで、それらを踏まえて、我が家にもラウンド形の鏡を集合させたコーナーを作ってみました。鏡の映り込みが楽しいです。
こちらの記事もおすすめ:
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記事を読んでいて、たしかに海外の友人宅のなかには、鏡を効果的に使った家があったことを思い出しました。1つのスペースに、複数の鏡を配置するアイデアはなかなか思いつかないです。参考になりました。
鏡を組み合わせて使うのっておしゃれですね!