【2月のガーデニング】庭仕事はまだ冬モード。下旬からは少しずつ芽吹きも
寒肥など、冬にできる作業は今月まで。気持ち良く春を迎えるために、準備をしていきましょう!
舩村佳織
2023年2月1日
造園会社にて個人邸外構・庭の設計施工を行うプランナーとして勤務後、ニュージーランドにて現地の植物ナーセリー勤務及び園芸関係のボランティアを1年間経験。現在は静岡県富士市を中心に自然素材を使った庭づくりを行っています。
二児の子育て中でもあり、家族みんなが楽しめる庭造りが得意です。設計者として、主婦としての目線から、暮らしやすさに寄り添います。
造園会社にて個人邸外構・庭の設計施工を行うプランナーとして勤務後、ニュージーランドにて現地の植物ナーセリー勤務及び園芸関係のボランティアを1年間経験。現在は静岡県富士市を中心に自然素材を使った庭づくりを行っています... もっと見る
2月は寒さが厳しいながら徐々に日が伸び、かすかに春の気配を感じる時期です。下旬からは少しずつ気温も上がり、少しずつ芽が動き始めるので、冬にしかできない作業は今月までに終わらせるようにしましょう。(作業内容は温暖地を目安としています。)
水やり
まだまだ寒いため、水を多く必要としません。1月同様、水の与えすぎに注意しましょう。
庭植えの植木には水やりをする必要はありません。鉢植えや草花は土の状態をよく見て、乾いてきたら気温が上昇する午前中に水を与えます。寒さに弱い植物は冷たい水で根を傷めることがあるので、室内で汲み置いておいた水を与えると安心です。
まだまだ寒いため、水を多く必要としません。1月同様、水の与えすぎに注意しましょう。
庭植えの植木には水やりをする必要はありません。鉢植えや草花は土の状態をよく見て、乾いてきたら気温が上昇する午前中に水を与えます。寒さに弱い植物は冷たい水で根を傷めることがあるので、室内で汲み置いておいた水を与えると安心です。
肥料<寒肥>
水と同様、活動がさかんでないこの時期は肥料も必要としません。即効性のある化成肥料等を与えると根が傷むので、控えます。
1月に引き続き、春に向けての寒肥を行う適期です。寒肥とは緩効性の有機質肥料を冬の間に与え、活動が活発になる春に効き目を発揮させるもの。まだ施していない場合は間に合います。2月中に行いましょう。
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水と同様、活動がさかんでないこの時期は肥料も必要としません。即効性のある化成肥料等を与えると根が傷むので、控えます。
1月に引き続き、春に向けての寒肥を行う適期です。寒肥とは緩効性の有機質肥料を冬の間に与え、活動が活発になる春に効き目を発揮させるもの。まだ施していない場合は間に合います。2月中に行いましょう。
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防寒対策
2月は厳しい寒さが続くので、寒さに弱いものはまだ防寒しておきましょう。
下旬頃からは少しずつ気温が上昇していき活動を始める種類もあります。少しずつ日が当たるように、置き場所や防寒資材を動かしてもよいでしょう。日中暖かくても、夜間に急に冷え込むことがあるので、気温の変化には十分気を付けてください。
2月は厳しい寒さが続くので、寒さに弱いものはまだ防寒しておきましょう。
下旬頃からは少しずつ気温が上昇していき活動を始める種類もあります。少しずつ日が当たるように、置き場所や防寒資材を動かしてもよいでしょう。日中暖かくても、夜間に急に冷え込むことがあるので、気温の変化には十分気を付けてください。
畑<土づくり>
冬に行う畑の天地返しを行う場合は今月中に終わらせます。春から野菜を育てる予定があるならば、元肥を施して土づくりをしておくと良いでしょう。
気温が低いと肥料の分解に時間がかかるため、種まきの2~3週間前には終わらせるようにします。3月から種まきを始められる野菜があるので、2月中旬頃までに土づくりを終わらせると安心です。
冬に行う畑の天地返しを行う場合は今月中に終わらせます。春から野菜を育てる予定があるならば、元肥を施して土づくりをしておくと良いでしょう。
気温が低いと肥料の分解に時間がかかるため、種まきの2~3週間前には終わらせるようにします。3月から種まきを始められる野菜があるので、2月中旬頃までに土づくりを終わらせると安心です。
この時期の野菜
ホウレンソウやコマツナを栽培している場合は、引き続き防寒をしておきましょう。秋から栽培しているタマネギやエンドウは少しずつ成長を始める時期です。様子を見て追肥を行います。
エンドウなどのマメ科の植物は肥料を与えすぎると、つるが伸びすぎて実がならないツルボケになってしまうので、与えすぎには注意してください。エンドウは本葉4~6枚の時と、開花直前が追肥のタイミングです。
下旬からはジャガイモの植え付けが可能です。植え付けの2週間前には畑を耕して準備しておきましょう。
ホウレンソウやコマツナを栽培している場合は、引き続き防寒をしておきましょう。秋から栽培しているタマネギやエンドウは少しずつ成長を始める時期です。様子を見て追肥を行います。
エンドウなどのマメ科の植物は肥料を与えすぎると、つるが伸びすぎて実がならないツルボケになってしまうので、与えすぎには注意してください。エンドウは本葉4~6枚の時と、開花直前が追肥のタイミングです。
下旬からはジャガイモの植え付けが可能です。植え付けの2週間前には畑を耕して準備しておきましょう。
この時期の一年草
1月から咲いているパンジーやビオラが2月も花を楽しませてくれます。その他にもプリムラやストックもおすすめです。
ぐんぐん成長する時期ではありませんが、冬の間も花を咲かせるのにエネルギーを消耗しているため、控えめに薄めの液体肥料を与えます。
咲き終わった花をそのままにしておくと、種が出来て株が疲れて花付きが悪くなります。花がらはこまめに取り除くようにしましょう。
花が完全にしおれる前に切り花として室内でも楽しむのもおすすめです。パンジーやビオラは小さな小瓶に入れると、とってもかわいらしい可憐なアレンジになります。
冬の庭を彩るおすすめの花8選
1月から咲いているパンジーやビオラが2月も花を楽しませてくれます。その他にもプリムラやストックもおすすめです。
ぐんぐん成長する時期ではありませんが、冬の間も花を咲かせるのにエネルギーを消耗しているため、控えめに薄めの液体肥料を与えます。
咲き終わった花をそのままにしておくと、種が出来て株が疲れて花付きが悪くなります。花がらはこまめに取り除くようにしましょう。
花が完全にしおれる前に切り花として室内でも楽しむのもおすすめです。パンジーやビオラは小さな小瓶に入れると、とってもかわいらしい可憐なアレンジになります。
冬の庭を彩るおすすめの花8選
植木<病害虫発生予防>
2月は植木の病害虫発生予防の消毒をする時期です。特に昨年被害があった植木はしっかりと行いましょう。病気になる菌や害虫の卵は、落葉や枝に残っている葉、芽の周囲で越冬しています。
まずは病気が発生した葉の除去、落葉の掃除を行い、薬剤を散布します。通常1~2月の間に行いますが、芽吹きの直前2月下旬頃が最も効果的です。
2月は植木の病害虫発生予防の消毒をする時期です。特に昨年被害があった植木はしっかりと行いましょう。病気になる菌や害虫の卵は、落葉や枝に残っている葉、芽の周囲で越冬しています。
まずは病気が発生した葉の除去、落葉の掃除を行い、薬剤を散布します。通常1~2月の間に行いますが、芽吹きの直前2月下旬頃が最も効果的です。
植木<落葉樹の剪定・植え付け>
1月同様、落葉樹の剪定や植え付け、移植に適した時期です。2月下旬からは徐々に根の活動が始まるため、作業をする場合は中旬頃までに行うようにしましょう。
常緑樹は作業の適期ではありません。移植は避け、剪定が必要な場合は邪魔な枝だけに留めます。
1月同様、落葉樹の剪定や植え付け、移植に適した時期です。2月下旬からは徐々に根の活動が始まるため、作業をする場合は中旬頃までに行うようにしましょう。
常緑樹は作業の適期ではありません。移植は避け、剪定が必要な場合は邪魔な枝だけに留めます。
多年草
気温が低い間はまだ休眠しています。枯れた地上部を残している場合は、芽が出始める前に整理しておきましょう。株分けや移植を行う場合は2月中旬まで行えます。
この時期の庭で特に美しいのがクリスマスローズです。繊細な表情でうつむいて咲く花には引き込まれるような魅力があります。花が終わると種ができて株が消耗するので、種ができる前に花を摘み取りましょう。
満開のうちに花を摘み、水の上に浮かべると、庭では下を向いていて見えにくいクリスマスローズの花を堪能できます。深さのあるお皿で試してみてください。クリスマスローズにぴったりのアレンジです。
気温が低い間はまだ休眠しています。枯れた地上部を残している場合は、芽が出始める前に整理しておきましょう。株分けや移植を行う場合は2月中旬まで行えます。
この時期の庭で特に美しいのがクリスマスローズです。繊細な表情でうつむいて咲く花には引き込まれるような魅力があります。花が終わると種ができて株が消耗するので、種ができる前に花を摘み取りましょう。
満開のうちに花を摘み、水の上に浮かべると、庭では下を向いていて見えにくいクリスマスローズの花を堪能できます。深さのあるお皿で試してみてください。クリスマスローズにぴったりのアレンジです。
観葉植物
1月に引き続き、寒さが避けられる場所に置きます。窓や玄関の寒さには気を付けましょう。
また乾燥の原因になるので、暖房の風が直接当たらない場所に置いてください。アレカヤシやアンスリウム、シダ等は葉が乾燥すると葉先が痛むので、霧吹きでこまめに葉水を与えます。
水や肥料は多く必要としません。水のやりすぎにはくれぐれも注意しましょう。冬に観葉植物の調子が悪くなることのほとんどが水のやりすぎが原因です。特に乾燥に強い多肉植物は月に1~2回程度の水やりで十分です。
1月に引き続き、寒さが避けられる場所に置きます。窓や玄関の寒さには気を付けましょう。
また乾燥の原因になるので、暖房の風が直接当たらない場所に置いてください。アレカヤシやアンスリウム、シダ等は葉が乾燥すると葉先が痛むので、霧吹きでこまめに葉水を与えます。
水や肥料は多く必要としません。水のやりすぎにはくれぐれも注意しましょう。冬に観葉植物の調子が悪くなることのほとんどが水のやりすぎが原因です。特に乾燥に強い多肉植物は月に1~2回程度の水やりで十分です。
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