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家づくりを考えはじめたら、時間をかけて向き合うべきポイント【建物編】
家を建てる時、外観や内装材などを選ぶ段階になると迷ってしまう人は少なくありません。判断が求められるポイントについて、あらかじめ知っておきましょう。

Rie Horiguchi
2020年5月8日
間取りが決まり、建物の詳細を決めるステップになると「イメージがわかない」という方が増えてきます。これは、「あって当たり前」だと感じているものは、「選ぶ」「決める」という感覚がないからなのでは、と思います。
さらに建物の打合せはイメージしやすい順番ではなく、施工の手順に合わせて行いますから尚更です。この記事では、家づくりに必要な7つのチェックポイントについてお伝えします。どんなことを決めるのかがわかれば、具体的にイメージしやすくなります。本番前にしっかり予習しておきましょう。
さらに建物の打合せはイメージしやすい順番ではなく、施工の手順に合わせて行いますから尚更です。この記事では、家づくりに必要な7つのチェックポイントについてお伝えします。どんなことを決めるのかがわかれば、具体的にイメージしやすくなります。本番前にしっかり予習しておきましょう。
1.好みの外観デザインは?
SNSの普及にともない、建設会社を選ぶときに建物の外観で決めるという方が急増しています。
確かに建物の第一印象を決めるのは外観ですから、重要視するのも頷けます。
片流れの屋根にシンプルな外観、ナチュラルで優しい外観、ホワイト&ブラックを使ったモダンな外観など様々です。デザインにより材料の向き不向きもありますから、まずは好みの外観を選びましょう。
Houzzのサイトを利用して、まずはお気に入りの外観写真を保存したら、「どこに魅力を感じるか?」気になるポイントを言葉にしてみましょう。家族とシェアしながら自分の「好み」や「選んでいるもの」をチェックしてもらうのもいいでしょう。アイデアブックに好きな写真を集め、コメントをつけていくのも一つの手です。
SNSの普及にともない、建設会社を選ぶときに建物の外観で決めるという方が急増しています。
確かに建物の第一印象を決めるのは外観ですから、重要視するのも頷けます。
片流れの屋根にシンプルな外観、ナチュラルで優しい外観、ホワイト&ブラックを使ったモダンな外観など様々です。デザインにより材料の向き不向きもありますから、まずは好みの外観を選びましょう。
Houzzのサイトを利用して、まずはお気に入りの外観写真を保存したら、「どこに魅力を感じるか?」気になるポイントを言葉にしてみましょう。家族とシェアしながら自分の「好み」や「選んでいるもの」をチェックしてもらうのもいいでしょう。アイデアブックに好きな写真を集め、コメントをつけていくのも一つの手です。
3.住宅設備や加熱機器・生活家電は?
キッチンやUB,トイレ、洗面などの水廻りは、今の住まいでストレスを感じることも多い場所です。
「特注のキッチンにしたい」「浄水器にこだわりたい」「インポートの商品を採用したい」「〇〇を設置したい」など、具体的な要望があれば明確に伝えられるよう情報収集しておきましょう。
住宅設備は建築会社ごとに得意なメーカーが異なりますし、得意不得意もあるため、あらかじめ伝えておくことが大切です。
キッチンやUB,トイレ、洗面などの水廻りは、今の住まいでストレスを感じることも多い場所です。
「特注のキッチンにしたい」「浄水器にこだわりたい」「インポートの商品を採用したい」「〇〇を設置したい」など、具体的な要望があれば明確に伝えられるよう情報収集しておきましょう。
住宅設備は建築会社ごとに得意なメーカーが異なりますし、得意不得意もあるため、あらかじめ伝えておくことが大切です。
【時間を生み出す機能や家電】
住宅設備に設置する家電には、
家事の負担を軽減したり、時間を生み出してくれる機能は【投資】ととらえ、可能な限り取り入れていれておくのがおすすめ。
実際に使っている人が身近にいたら、ぜひ使用感や経験談を聞いてみて。自分の想像の枠を超えた使いやすさがあるはずです。
住宅設備に設置する家電には、
- 冷凍肉を解凍せず焼けるIH
- 1日分の食器や鍋を一気に洗える大型の食洗機
- 除菌機能を持つトイレ
- 自動洗浄してくれるUB
家事の負担を軽減したり、時間を生み出してくれる機能は【投資】ととらえ、可能な限り取り入れていれておくのがおすすめ。
実際に使っている人が身近にいたら、ぜひ使用感や経験談を聞いてみて。自分の想像の枠を超えた使いやすさがあるはずです。
4.コンセントやインターネット環境、照明計画は?
インターネットの配線やWifi機能は今や常識となり、便利家電も増えました。
花粉症をお持ちの方なら、季節によっては空気清浄機は必需品かっもしれまんし、共働き世帯にとっては、除湿乾燥機は欠かせないかもしれません。
テレワークをしている方は、ネットワーク環境が必要です。
でも、日々の暮らしは無意識なことが多いため、理解しているつもりでもすっかり抜けているということが良くあります。
インターネットの配線やWifi機能は今や常識となり、便利家電も増えました。
花粉症をお持ちの方なら、季節によっては空気清浄機は必需品かっもしれまんし、共働き世帯にとっては、除湿乾燥機は欠かせないかもしれません。
テレワークをしている方は、ネットワーク環境が必要です。
でも、日々の暮らしは無意識なことが多いため、理解しているつもりでもすっかり抜けているということが良くあります。
- 暮らしに必要な家電は何があるか?
- PCはどこに設置するか?
- 携帯やタブレットの充電場所は?
- 掃除機はハンディタイプ?ロボット掃除機を採用する?
- 数年後の家族の変化は?
【明るさよりも重要な照明計画のポイント】
あまり知られていませんが、照明の主流になったLEDは、まぶしさ感や影がはっきり出やすいといったデメリットがあります。
軽視されがちですが、光環境の良し悪しは居心地の良さを左右する重要なポイント。
特に高齢者がいるご家庭や、質の高い睡眠をとりたい方は、明るさの確保だけでなく、柔らかい光を作り出す間接照明を採用したり、調光や光色変更の機能といった機能を上手にプラスしておきましょう。
迷ったときは、信頼できるプロに相談することをおすすめします。
あまり知られていませんが、照明の主流になったLEDは、まぶしさ感や影がはっきり出やすいといったデメリットがあります。
軽視されがちですが、光環境の良し悪しは居心地の良さを左右する重要なポイント。
特に高齢者がいるご家庭や、質の高い睡眠をとりたい方は、明るさの確保だけでなく、柔らかい光を作り出す間接照明を採用したり、調光や光色変更の機能といった機能を上手にプラスしておきましょう。
迷ったときは、信頼できるプロに相談することをおすすめします。
5.収納計画と収納スペースは?
【暮らし編】でアウトプットした要望は、間取りに反映できていますか?
収納内部は、【可動棚】を設置したり、洗濯スペースに下着やパジャマを入れる収納スペースを設けたり。洗濯機がドラム式なら、そばに引き出しやカゴを収めるスペースを設けることも可能です。
必要な収納は人それぞれの習慣や持ち物の量、得意なこと不得意なことの違いで異なります。収納計画が苦手な方は、思い切って片付けのプロに依頼するのもよいアイデアです。
【暮らし編】でアウトプットした要望は、間取りに反映できていますか?
- 使う場所に使うものを入れる収納があること
- 入れるものに対し、適切なサイズであること
- 動線上にあること
- 取り出しやすく、戻しやすいこと
収納内部は、【可動棚】を設置したり、洗濯スペースに下着やパジャマを入れる収納スペースを設けたり。洗濯機がドラム式なら、そばに引き出しやカゴを収めるスペースを設けることも可能です。
必要な収納は人それぞれの習慣や持ち物の量、得意なこと不得意なことの違いで異なります。収納計画が苦手な方は、思い切って片付けのプロに依頼するのもよいアイデアです。
6.内装・カーテンは?
壁紙やカーテンは空間の印象を変える大事な要素です。内装を決めるときには、ソファやクッションのファブリックカラーや家具デザインも考慮しながら選定するとよいでしょう。
インテリアは映画と同じ。空間のテーマと主役(見せたいアイテム)を決めると、イメージしやすくなります。
画像のように壁にアクセントカラーを採用するなら、カーテンやソファの色は抑えめなカラーを使うとすっきりまとまります。反対に目立たせると印象がガラリと変わります。
シンプルにまとめたいときには、壁は白やアイボリー系でまとめ、カーテンやファブリックにアクセントカラーを使うとよいでしょう。
好みが変わったときやシーズンごとにインテリアを変えたいときも、ファブリックの交換だけでよいのでストレスがありません。
壁紙やカーテンは空間の印象を変える大事な要素です。内装を決めるときには、ソファやクッションのファブリックカラーや家具デザインも考慮しながら選定するとよいでしょう。
インテリアは映画と同じ。空間のテーマと主役(見せたいアイテム)を決めると、イメージしやすくなります。
画像のように壁にアクセントカラーを採用するなら、カーテンやソファの色は抑えめなカラーを使うとすっきりまとまります。反対に目立たせると印象がガラリと変わります。
シンプルにまとめたいときには、壁は白やアイボリー系でまとめ、カーテンやファブリックにアクセントカラーを使うとよいでしょう。
好みが変わったときやシーズンごとにインテリアを変えたいときも、ファブリックの交換だけでよいのでストレスがありません。
7.ソファやテーブルなどの家具選びは?
家具を発注してから納品までにかかる期間は、1.5~2か月前が一般的です。
輸入家具を選ぶ場合や、繁忙期に手配するときには、3~4か月ほどかかることもあるので注意が必要です。
家具は、インテリアではなく暮らしを支える道具です。
特に、椅子やソファといった体を支える家具は、時間をかけて丁寧に選ぶことをお勧めします。
デザインや価格だけで選ばずに、必ず試座して座り心地や肌触り、疲労度などを確認しておきましょう。日本ではテーブルとイスのデザインを合わせることが多いですが、海外では家族ごとに一違う椅子を選ぶこともよくあります。
また、家具は想像以上に長く付き合いますから、購入後のメンテナンスやフォローアップの体制などもチェックしておきましょう。
家具を発注してから納品までにかかる期間は、1.5~2か月前が一般的です。
輸入家具を選ぶ場合や、繁忙期に手配するときには、3~4か月ほどかかることもあるので注意が必要です。
家具は、インテリアではなく暮らしを支える道具です。
特に、椅子やソファといった体を支える家具は、時間をかけて丁寧に選ぶことをお勧めします。
デザインや価格だけで選ばずに、必ず試座して座り心地や肌触り、疲労度などを確認しておきましょう。日本ではテーブルとイスのデザインを合わせることが多いですが、海外では家族ごとに一違う椅子を選ぶこともよくあります。
また、家具は想像以上に長く付き合いますから、購入後のメンテナンスやフォローアップの体制などもチェックしておきましょう。
住まいは建てて終わりではなく、建ててからがスタート。
見た目の好みはもちろん大事ですが、自分や家族がストレスフリーに心地よく過ごせるのが一番大事。
それに必要なのは【努力】や【がまん】ではなく、自分や家族にある【工夫】を重ねること。どんなにすてきな新居でも、3か月たてばいつもの日常に戻ります。
住まいは一生で一番高い買い物。「建ててよかった」と心から思える理想の住まいを実現させてください。
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見た目の好みはもちろん大事ですが、自分や家族がストレスフリーに心地よく過ごせるのが一番大事。
それに必要なのは【努力】や【がまん】ではなく、自分や家族にある【工夫】を重ねること。どんなにすてきな新居でも、3か月たてばいつもの日常に戻ります。
住まいは一生で一番高い買い物。「建ててよかった」と心から思える理想の住まいを実現させてください。
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