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家づくりを考えたはじめたら、時間をかけて向き合うべきポイント【暮らし編】
せっかく手に入れた新居なのに「何だかしっくりこない」というケース。これを避けるには、じっくり時間をかけて自分の理想を考える必要があります。
Rie Horiguchi
2020年5月3日
「理想の我が家を作りたい!」と思っていたのに、いざ暮らしてみたら「こんなはずじゃなかった」「もっとよく考えておけばよかった」という声をよく伺います。というのも、家づくりは、予算や建築場所、外観や間取りを決めるだけでも一大事事業。そのため、家づくりの途中で「何のための家づくりか?」がぽっかり抜けたり、想像していなかった質問に答えが見つからなかったというケースが多いのです。
満足度200%の住み心地を実現するには、実は家の形やデザインよりも先に日々の暮らしや自分の好みを把握することが大切です。この記事では、家づくりのファーストステップとして、暮らしを紐解く3つのポイントをご紹介します。
満足度200%の住み心地を実現するには、実は家の形やデザインよりも先に日々の暮らしや自分の好みを把握することが大切です。この記事では、家づくりのファーストステップとして、暮らしを紐解く3つのポイントをご紹介します。
1. あなたにとっての理想の暮らし(住まい)とは?
家を建てたら、「友人を招いてホームパーティをしたい」「趣味の〇〇に没頭したい」「子供と一緒に〇〇したい」など、やりたいことや採用したいことがたくさんあると思います。
まずは、家づくり用のノートを1冊用意して、頭の中でイメージしていることをリストアップしましょう。要望を実現するために必要なものや、必要な条件など具体的な内容も書いておくとイメージしやすくなります。また、要望のリストアップができたら。優先順位をつけること。優先順位が明確ならば、予算のかける順番もわかりやすくなるはずです。
家を建てたら、「友人を招いてホームパーティをしたい」「趣味の〇〇に没頭したい」「子供と一緒に〇〇したい」など、やりたいことや採用したいことがたくさんあると思います。
まずは、家づくり用のノートを1冊用意して、頭の中でイメージしていることをリストアップしましょう。要望を実現するために必要なものや、必要な条件など具体的な内容も書いておくとイメージしやすくなります。また、要望のリストアップができたら。優先順位をつけること。優先順位が明確ならば、予算のかける順番もわかりやすくなるはずです。
理想のイメージがわかない場合には、やりたくないこと、採用したくないことを想像してみるのがおすすめです。
- 家事を一人で背負いたくない
- ダイレクトメールや書類の山を作らない暮らしをしたい
- モノを探す時間をなくしたい
2. インテリアのイメージは?
家具やカーテン、照明器具といったインテリアは間取りが決まってから考えるという方がほとんど。でも、理想の住まいを作るときには、間取りを決める前にインテリアを具体的にイメージしておくことが重要です。
というのも、間取りが決まった後でのインテリア選びは、間取りに合わせて決めるほかありません。
「本当に欲しかった家具が入らない」「部屋と家具のサイズが合わない」「来客が多いのにテーブル(またはソファ)が小さい」「間接照明を採用したかったけど、今からは難しいと言われてしまった。」
など、後悔する方が多いのはそのためです。
「インテリアは間取りを決める前にイメージしておく」もしくは「間取りと同時進行で進める」よう意識しておきましょう。
家づくりはインテリアからはじめよう!
家具やカーテン、照明器具といったインテリアは間取りが決まってから考えるという方がほとんど。でも、理想の住まいを作るときには、間取りを決める前にインテリアを具体的にイメージしておくことが重要です。
というのも、間取りが決まった後でのインテリア選びは、間取りに合わせて決めるほかありません。
「本当に欲しかった家具が入らない」「部屋と家具のサイズが合わない」「来客が多いのにテーブル(またはソファ)が小さい」「間接照明を採用したかったけど、今からは難しいと言われてしまった。」
など、後悔する方が多いのはそのためです。
「インテリアは間取りを決める前にイメージしておく」もしくは「間取りと同時進行で進める」よう意識しておきましょう。
家づくりはインテリアからはじめよう!
好みのインテリアを具体的にイメージするのが難しい場合は、週末の過ごし方や、来客の有無、家族の趣味など、日々の暮らしに意識を向けてみてください。
たとえば、来客が多い場合は少し大きめのテーブルやソファが必要だったり、来客用の洗面を設けることでプライベートゾーンとパブリックゾーンを分けておくとストレスがありません。道具や材料が必要な趣味がおありの方は専用の空間や収納スペースが必要になるケースもあるはずです。
たとえば、来客が多い場合は少し大きめのテーブルやソファが必要だったり、来客用の洗面を設けることでプライベートゾーンとパブリックゾーンを分けておくとストレスがありません。道具や材料が必要な趣味がおありの方は専用の空間や収納スペースが必要になるケースもあるはずです。
3. 収納はどうしたい?
クライアントの方から「収納はたっぷり欲しい」という要望をよく頂きます。でも、「たっぷり収納があれば片付く」というのは幻想で、たっぷり収納はものを増やし、片付けがしにくい住まいを生み出すこともあるのです。収納は大きさよりも必要な場所にあること必要なサイズであること動線上にあることといった機能を優先させると、使いやすくなります。
日々の暮らしを振り返り、「キッチンにレシピ本を収納するスペースがあったら便利」「掃除機はリビングの近い場所に」というように「どこで何をするか」「置きたいものは何があるか」「置くもののサイズと量」を、具体的に考えてみるとよいでしょう。
クライアントの方から「収納はたっぷり欲しい」という要望をよく頂きます。でも、「たっぷり収納があれば片付く」というのは幻想で、たっぷり収納はものを増やし、片付けがしにくい住まいを生み出すこともあるのです。収納は大きさよりも必要な場所にあること必要なサイズであること動線上にあることといった機能を優先させると、使いやすくなります。
日々の暮らしを振り返り、「キッチンにレシピ本を収納するスペースがあったら便利」「掃除機はリビングの近い場所に」というように「どこで何をするか」「置きたいものは何があるか」「置くもののサイズと量」を、具体的に考えてみるとよいでしょう。
収納よりも重要なものとの関係快適な暮らしをもたらす秘訣は、住まいの面積や収納の大きさではなく、モノと上手に付き合うことです。
- 使うものと、使っていないものの割合はどのくらい?
- どんなジャンルのものが多い?誰の持ち物が多い?
- ストックの割合はどのくらい?
- ものを手放すことに罪悪感を感じる?買い物はまとめてする?
- それとも必要なものを少しづつ?
- 買い物は店頭?Web?
家づくりを考えるとき、建物のデザインや間取りに意識が向きがちです。でも、それらは満足度を高めることはあっても、必ずしも心地よい暮らしをもたらす訳ではありません。
快適さをもたらすカギは、日々の暮らしの中にこそあります。遠回りなようでも日々の暮らしを見直すことが大事なのはそのためです。20年後も30年後も心地よい暮らしをもたらす住まいづくりのための準備として時間をかけて取り組んでみてください。
家づくりのヒントをもっと読む
快適さをもたらすカギは、日々の暮らしの中にこそあります。遠回りなようでも日々の暮らしを見直すことが大事なのはそのためです。20年後も30年後も心地よい暮らしをもたらす住まいづくりのための準備として時間をかけて取り組んでみてください。
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