最近は観葉植物を床置きでは無く、吊るしてディスプレイする事に凝っていますが、どれぐらいの量まで増やして良いのか悩んでいたところでした。 写真のように、大きな観葉植物を思い切ってディスプレイしたいです。

グリーンは種類に凝るより、枝ぶりや形のおもしろいものを探すのがオススメです。そのほうが手入れも楽ですし、育てやすいからです。そして、鉢は素材感のあるものにしてみましょう。鉢が変わるだけで、ずいぶん印象が変わります。これはベルギーのドマーニというブランドの鉢。鉢カバーとして使うのもいいですね。 あなたのお気に入りのグリーンも教えてください。 Photo/Yasunori Shimomura

これはハースト・デジタル・ジャパンという会社のオフィス。オブジェのような大きな時計がフォールポイントになっています。その下に、鉢植えのグリーンを置くと、ここが部屋の中心に。和室でいうと床の間のような役割ですね。大切なのはこのサイズ感。この時計、実際には相当大きい！　思い切って大きいものでないと空間には効きません。グリーンと時計の相乗効果、あなたもリビングに取り入れてみませんか？

Mika Koikeさま ML65へのご質問、ありがとうございました。 写真を拝見すると、グリーンを置くスペースは、玄関の向かって左側（テラス寄り）ということになりそうですね。大きめのシマトネリコやオリーブ、ユーカリなど常緑のグリーンを1本、黒い鉢に植えるーーというのもいいのですが、玄関とテラスとの仕切りを兼ねたグリーンにしてみるのはいかがでしょう？ これは、玄関までの通路を鉢植えのグリーンを置いて仕切った例です。 少し大きいのですが、このシマトネリコは常緑で、元気な樹種。ただ、一部の葉は黄色くなって落ちます。 ご自宅の場合は、木のテラスと玄関の間に、細長い箱（木で造作してもかまいません）を縦に置き、大きな木を中心に、その前後にローズマリーなどの少し高さのあるハーブを植えてみては？　 緩やかに玄関とテラスを仕切ることで、テラスに家具を置いても落ち着く場所になると思います。 また、エントランスから見たとき、グリーンが1本だけより奥行きが出てよいのではないでしょうか？　 グリーンをどうするかだけでなく、その空間全体をどうするかと考えると、また違った景色が見えてきます。 暮らしが楽しくなるグリーンを見つけてくださいね。 下田結花（モダンリビング・パブリッシャー）