狭くはないと思いますが余裕のある寸法というわけでもありません。踏板の先端から少し奥に蹴上板（立ち上がりの板）があります。その「少し奥」の寸法を「蹴込（けこみ）」と言います。一般的にはそれが2~3cmあります。「踏面+蹴込」で23〜24cmくらいあるといいです。
それから、一段の高さ「蹴上」寸法も大切です。私は20cm以下になるようにします。
階段は、毎日上がり下りする場所なので結構重要なんです。
雑誌や本などを積んで、一段でいいので再現し試してみてください！

こんにちは。

既成階段も現場の寸法に合わせて作りますので、セミオーダーという感じです。

一般の住宅ですと階高（下階から上階までの高さ）が2800mm位です。一般的にはこれを13段か14段で登ります。13段ですと21.5mmで14段ですと200ｍｍです。一般的な住宅の階段スペースは1坪くらいで納めてしまいます。限られたスペースのなかで階段を造りますから、段数が多くなれば蹴上(1段の高さ）が低くなりますが、踏み面（階段の足を載せる寸法）が小さくなります。

階段を登り易くする為に、階段スペースを1坪より大きくしたりと、少しでも使いやすくする為に、設計者は 見えないところで悩んだり考えています。

バランスではないでしょうか？あまり踏み面を広げすぎると歩幅が広がるので、蹴上（一段の高さ）を低くしてあげる等しないと、年齢を重ねるとしんどくなります。

ちょっと、変わったお施主さんにいわすと、「なかなか、二階に上がらんがな！」と言われた事もあります。勿論レアケースですが。

今お住まいや、モデルルーム、御友人のご居宅にスケール（メジャー、コンベックス）などもって、計ってみて、自分にあった寸法を探ってみても良いかもしれません。

踏面の寸法だけというより、蹴上含めた全体の勾配で上がりやすいかが決まります。踏面だけで見ると200mmは小さいです。