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Misa Nakaさん、ご質問ありがとうございました。

いちばんたくさんの「いいね」を集めたご質問でした。

スイッチプレート、意外と目立つものなので難しいですよね。

性能や具体的製品については、プロの方からのアドバイスに期待するとして、

私からは考え方と自宅での対処についてお話ししますね。

考え方は2つ

1　目立ってもいいデザインにする。

2 徹底的に隠す。

まず、1から。

これは、うちのスイッチプレートです。

マンションですが、4年前にリノベーションしました。

サポーズ・デザイン・オフィス（谷尻誠さん、吉田愛さん）に設計してもらったのですが、このスイッチプレートはサポーズのオリジナルです。

カチッ、カチッという、音と手ごたえがちょっと快感なんです。

壁は漆喰、全体もラスティックな印象なので、ラフなこのスイッチが合っているのだと思います。

もっと整ったモダンな空間では、かえって目立ってしまうかも。

小さなスイッチプレートでも、空間の一部。

空間全体のイメージと合うものを選ぶことが大切なのではないでしょうか

次に、2について。

自宅では、キッチンのカウンターの一部に、スッチプレート、インターフォン、お風呂のスイッチ、電話の子機などを収納しています。

このスイッチも、先ほどと同じものです。

プッシュ式で、板一枚分が開くようになっています。

これは、オリジナルのオーダーキッチンだから可能なのですが、

リノベーションや新築であれば、早い段階で設計者にご相談してみては

壁の一部に作ることも可能かもしれません。

ついでにコンセントのお話も。

コンセントの処理も困ることのひとつですね。

コンセントの場合は、ほとんど隠すしかないのですが・・・・。

うちでは、リノベーションのときに、リビングの床に3カ所、コンセントボックスを作ってもらいました。

床の板をはめると、穴からコードが出る仕組みです。

ソファの横など、照明器具やデバイスの充電用に必要な場所をシュミレーションし、

できるだけコードを出さなくてすむようにしています。

この「予想」が大事。

そのおかげで、リビングに長いコードがはうことはありません。

それでも、個室などはコンセントがたくさん必要で、デスク周りはごちゃごちゃしがち。

ささやかなアイデアですが、こんなこともしています。

タップは無印の書類ケースに入れて。

長いコードをこの中に一緒に入れることもできます。

外に出るコードは丸めて、木の洗濯バサミで止めて。

木の洗濯バサミは、紐やコードを止める器具より簡単で、「景色」として邪魔になりません。

私は基本的に、できるだけプラスチックを部屋の中に出さないようにしています。

紙や木など、自然素材のものに入れることで、インテリアのノイズを消すことができると思います。

Misa Nakaさんのご質問にズバリではなかったかもしれませんが、

みなさんのお役に立てばうれしいです。

今後もディスカッションや「ML65」へのご質問、お待ちしておりますね。

下田結花　（モダンリビング・パブリッシャー）

下田様

お返事ありがとうございました。

スイッチプレートだけではなく、インターホンや床暖房の プレートについても設置場所に困っていたので写真は非常に参考になりました。ですが…残念ながら時既に遅く、一部はとても目立つ場所に設置することになってしまいました…（泣）

新築故に決めることが多く、色んな優先順位の中でスイッチプレートの場所を妥協してしまいました。完成は数か月後ですが、暮らしてみてスイッチプレートがどうしても気になる状況であれば相談させて下さい。開閉可能なカバーを後付けでつける等アイデアを頂ければと思います。

よろしくお願いします。