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自家製の燻製を作ってみよう!
家にある鍋やフライパンを使って、身近な食材を燻製にしてみましょう。思ったより簡単です!
Motoko Sasaki
2017年6月17日
Houzzコントリビューター。フリーランスの編集&ライター。10才頃からインテリア雑誌の定期購読をはじめる。1999〜2007年、出版社にて雑貨&インテリア誌編集部に在籍。旅好きが嵩じ、2008年に旅するライターユニット「auk」を立ち上げ、毎年オランダとベルギーに滞在。2015年現在までに3冊のガイドブックを出版。菓子研究家いがらしろみ主宰、romi-uni booksの編集も担当。
Houzz contributor, Editor and Writer of Books and Magazine in JAPAN.Specialty is Interior,Lifestyle,Cooking,Handmade,Travel,Fasion.....and more.and,I'm staying in Netherlands and Belgium every year.I published the Netherlands and Belgium guide book.
【Book】2015/『Holland Short Trip オランダ・ショート・トリップ』(スペースシャワーブックス) 2011 /『Belgium Bruxelles Promnade Classique ベルギー・ブリュッセル クラシックな街歩き』(産業編集センター) 2009 /『Holland Travel Book オランダ・トラベル・ブック』(現マイナビ、元東京地図出版)
Houzzコントリビューター。フリーランスの編集&ライター。10才頃からインテリア雑誌の定期購読をはじめる。1999〜2007年、出版社にて雑貨&インテリア誌編集部に在籍。旅好きが嵩じ、2008年に旅するライターユニット「auk」を立ち上げ、毎年オランダとベルギーに滞在。2015年現在までに3冊のガイドブックを出版。菓子研究家いがらしろみ主宰、romi-uni... もっと見る
燻製は、キャンプやバーベキューのときに外でするものというイメージをもっていましたが、数年前に燻製ベーコンづくりのワークショップに参加して、考えが変わりました。そのワークショップは、お菓子の缶とカセットコンロを使って燻製を作る簡単なものでしたが、市販の「燻製風」とは違うおいしさにびっくりしたものです。これなら家のキッチンでもできるかもしれないと思ったのが、自家製の燻製を始めたきっかけです。換気扇を回せば煙はほとんど漏れませんし、部屋に残った気になる匂いも、次の日には消えてしまいます。いろいろな食材を燻製にして、自分好みのものを探してみるのも楽しいものです。
簡単でおいしい、ベーコンと燻製卵
私が定番にしているのは、豚バラ肉を使ったベーコンと、燻製卵です。ベーコンは、本来は1週間以上かけて作るものですが、私は3日でできる簡略式で作っています。それでも充分においしいです。卵は、塩水に調味料などを加えた「ソミュール液」に漬けるのが本来の作り方ですが、私は塩水、もしくはめんつゆに漬けて作っています。
私が定番にしているのは、豚バラ肉を使ったベーコンと、燻製卵です。ベーコンは、本来は1週間以上かけて作るものですが、私は3日でできる簡略式で作っています。それでも充分においしいです。卵は、塩水に調味料などを加えた「ソミュール液」に漬けるのが本来の作り方ですが、私は塩水、もしくはめんつゆに漬けて作っています。
必要な道具
鍋
燻製チップ
網
アルミホイル
砂糖
普通の土鍋やフライパンでも作ることができます。作った後の匂いが気になる人は、まもなく買い替え予定の使い古した鍋やフライパンを燻製用にしてもいいですね。燻製チップはホームセンターなどで400〜500円程度で売っています。網は、鍋に合うものを用意してください。
鍋
燻製チップ
網
アルミホイル
砂糖
普通の土鍋やフライパンでも作ることができます。作った後の匂いが気になる人は、まもなく買い替え予定の使い古した鍋やフライパンを燻製用にしてもいいですね。燻製チップはホームセンターなどで400〜500円程度で売っています。網は、鍋に合うものを用意してください。
ベーコンになる豚バラ肉を塩漬けにする
塩大さじ2、砂糖小さじ1を混ぜ、肉の表面にすりこみます。肉に好きなハーブなどをのせてビニール袋に入れ、冷蔵庫に入れます。
塩大さじ2、砂糖小さじ1を混ぜ、肉の表面にすりこみます。肉に好きなハーブなどをのせてビニール袋に入れ、冷蔵庫に入れます。
2時間ほどしたら、肉から出た水分を拭き取り、キッチンペーパーでくるんで冷蔵庫で一晩寝かせます。次の日にペーパーを取り、冷蔵庫で2日寝かせて塩漬け肉にします。
ゆで卵を作る
沸騰したお湯に卵を入れ、7分程度ゆでてゆで卵を作り、殻をむいておきます。
沸騰したお湯に卵を入れ、7分程度ゆでてゆで卵を作り、殻をむいておきます。
卵を塩水に漬ける
ソミュール液となる塩水は、塩分15%程度。計るのが面倒な場合は、ゆで卵を入れた水に塩を加えていき、卵が浮いてきたら塩分はOK。砂糖やスパイスを入れても。2時間程度漬けておきます。
めんつゆを使う場合は「味付き卵」の要領で、ゆで卵を密閉袋などに入れてめんつゆを注ぎ、空気を抜いて密閉し、冷蔵庫で1〜2日おきます。
ソミュール液となる塩水は、塩分15%程度。計るのが面倒な場合は、ゆで卵を入れた水に塩を加えていき、卵が浮いてきたら塩分はOK。砂糖やスパイスを入れても。2時間程度漬けておきます。
めんつゆを使う場合は「味付き卵」の要領で、ゆで卵を密閉袋などに入れてめんつゆを注ぎ、空気を抜いて密閉し、冷蔵庫で1〜2日おきます。
表面の水分を乾かす
豚バラ肉と卵の表面の水分をよく拭いてから、網などの上に置き、3時間ほど乾かします。
豚バラ肉と卵の表面の水分をよく拭いてから、網などの上に置き、3時間ほど乾かします。
燻製する
鍋にアルミホイルを敷き、スモークチップをひとつかみ、砂糖を小さじ1/2ほどのせます。砂糖は、チップを燃やすための着火剤代わりです。
鍋にアルミホイルを敷き、スモークチップをひとつかみ、砂糖を小さじ1/2ほどのせます。砂糖は、チップを燃やすための着火剤代わりです。
肉や魚など、熱したときに汁気が出そうなものの場合は、チップの上にアルミホイルをふんわりとのせておきます。汁気がチップの上に落ちると、火が消えてしまったり、焦げくさい匂いが付く原因になります。
網をのせて、コンロの火をつけます。少しして煙が出てきたら、網の上に肉と卵をのせて蓋をして、中火で30分ほど燻製します。
30分後、おいしそうな色と香りの燻製が完成! ベーコンはそのままスライスしておつまみにしたり、カルボナーラやベーコンエッグに。一度食べると、たぶんかたまりベーコンを買うより、自家製ベーコンを作りたくなってしまうと思います。燻製卵は、そのまま食べるのはもちろん、細かく切ってマカロニサラダやポテトサラダ、タルタルソースなどに混ぜると絶品です。
いろいろな燻製を試してみる
私が今まで試してみたのは、ししゃも、鮭、鯖、牡蠣、鶏ささみ、ソーセージ、カマンベールチーズなどです。どの食材でも作り方はだいたい同じです。大切なのは、食材をよく乾燥させることだけ。表面に水分が残っていると、煙と反応して酸味が発生することがあるので、ここは注意しましょう。
私が今まで試してみたのは、ししゃも、鮭、鯖、牡蠣、鶏ささみ、ソーセージ、カマンベールチーズなどです。どの食材でも作り方はだいたい同じです。大切なのは、食材をよく乾燥させることだけ。表面に水分が残っていると、煙と反応して酸味が発生することがあるので、ここは注意しましょう。
燻製調味料はおいしい
燻製にできるのは食材だけではありません。塩やしょうゆなどの調味料を燻製にするのもおすすめです。アルミカップに塩やしょうゆを盛って網にのせるだけ。塩は途中で一度かき混ぜると、ムラなく燻製フレーバーがつきます。
どんな食材でも、燻製の作り方はだいたい同じです。思ったよりも簡単に作れるのに驚いた人もいるのではないでしょうか? もともととても簡単なので、ぜひ「燻製のある暮らし」を始めてみてください。燻製しておいしかったおすすめの食材があったら、コメント欄でぜひ教えてくださいね。
燻製にできるのは食材だけではありません。塩やしょうゆなどの調味料を燻製にするのもおすすめです。アルミカップに塩やしょうゆを盛って網にのせるだけ。塩は途中で一度かき混ぜると、ムラなく燻製フレーバーがつきます。
どんな食材でも、燻製の作り方はだいたい同じです。思ったよりも簡単に作れるのに驚いた人もいるのではないでしょうか? もともととても簡単なので、ぜひ「燻製のある暮らし」を始めてみてください。燻製しておいしかったおすすめの食材があったら、コメント欄でぜひ教えてくださいね。
焼くだけでご馳走になる
自家製のベーコンは風味豊かです。ほんの少量でも存在感たっぷり。我が家の朝食の定番、ベーコンエッグのせトーストも自家製ベーコンを使えばレベルアップ。ふわふわの食パンに焼いたアスパラを並べて、縁をカリッと焼いた目玉焼き、カリカリベーコンをトッピングするだけで、ご馳走になります。
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