建築アトリエ Treppen（トレッペン）

照屋先生の石垣島の案件では、木製建具家具の製作を担当させていただいております。島の木を丸ごと使った空間の住宅や地域の神聖な御嶽など、八重山の心と文化、素材などをとても大切に建築に反映し設計されていているので、大変学びの多い経験をさせていただいております。 照屋先生は、歌謡曲のカラオケがとても得意で、地鎮祭や棟上げの後の打上では、施主や工事関係者とコミュニケーションを積極的に取り、立場を超えた関係を築く正真正銘のウチナーNo.1の建築家かと思います。 家づくりが楽しく誇らしくなる建築、ぜひ石垣島にてトレッペン社の建物探訪をお勧めします。

学習塾兼住宅の設計をお願いしました。10年経った今でも、仕事場と居住スペースのメリハリがあり、とても住み心地よく、快適に過ごさせて頂いています。

11年前に、アトリエ・トレッペンさんにお家の設計を依頼しました。土地探しから親身になって相談に乗ってくださり、素敵な土地にに巡り会うことができました。 初めに設計士の照屋さんが仰った「風の通り道から、間取りを決める」という言葉が印象的でした。私たちの希望も取り入れながら、風や土地の声を聞き、自然の流れに逆らわず今の場所に1番合った形の家を作っていただいたなぁと思っています。 家事の導線がしっかり考えられた暮らしやすい機能的な家ですが、家の中にはいたるところに木のぬくもりが感じられて、手前味噌ですが、本当にいいお家です。 11年経っても、毎日、「ああ、良い家だなあ。」と思います。 トレッペンさんに頼んで本当によかったです。

私は、35年経った保育園を移転して建替えるというプロジェクトに関して、照屋さんに設計監理のお願いをいたしました。 私自身、建物の建設をするということが初めてであり、建築設計士の知り合いや紹介が全くない中で、建築設計士を探すというところからのスタートとなりました。 土地の取得を除くと、全体としては、総予算が2.5億円程。 法人として数十年に一度の極めて大きなプロジェクトとなりますので、後から後悔せず、満足する建物にしたいという思いが強くありましたが、これらの私の期待に関して、照屋さんは素晴らしい建物とサービスで答えてくれたと思っております。 参考に、私が建築設計士に対して考えていたいくつかの条件について下記します。 1.　保育園の設計の経験があること 　保育園の主役は子ども達。 　設計はどうしても一般住宅とは考え方が違う点があると思いますので、保育園/幼稚園など幼児教育施設の設計の経験がある方が良いと考えました。 　私が、他の保育園の先生の紹介＆うわさを聞いて、こちらから飛び込みで那覇のトレッペンさんにお話を伺いに行った時、ちょうどその頃に竣工する保育園を見学させていただき、照屋さんがとにかくいろいろな細かい点に関して、熱心に説明してくれる姿があり、とても情熱を感じることができました。 2.　建築設計士としての一般的な力が確かであること 　保育園も建物。建築設計士には建築物の設計や施工に対して深い知識や提案力、そして経験を持っていて欲しいと考えました。照屋さんは数々の賞を受賞しており、また大学での講師もされているとのことでしたので、建築設計士としての確かな実力があると私は考えました。 　また、初めての私に対して、今何を考えるべきか、今するべきことは何か、をプロジェクトとしてしっかりと管理してくれ、大変に助かりました。 3.　沖縄、石垣といったその地域の気候や文化を理解していること 　気候やその地域の文化によって、建物に求められる機能や性能は大きく変わるハズ。 夏の強烈な暑さや熱、毎年の台風といった気候的な面や、お盆やお祭りといった行事文化や服装・人の行動といった沖縄・石垣島の特徴に対して、十分な知識や経験がある方が望ましいと考えました。 　（最近では沖縄の建築と文化に関する本も出版されました。会議で私が聞いた以上に多くのことが紹介されており、面白いご著書です。） 4.　現場を良く見に来ることができること 　現場での工事が始まると、照屋さんは那覇から石垣に2週間１回ペースで進捗を見にきてくれました。施主は図面を眺めてああしたい、こうしたいと意見を言うことはできても、実際の施工が始まると施主は何が起きているのかわかりません。 　図面では現れない、細かい施工の手順やアイデアを工事業者さんに伝えて、照屋さんはしっかりと監理をしてれました。時に現場監督さんと意見の調整が必要なことがあっても「施主の為に私は言っている。施主が望むより良い施工をしてもらいたい」といつも公言してくれ、大変安心できました。 5.　私が意見をしっかりと云えることができ、意図を理解し提案してくれる方 　建築ではどうしても費用と工期といった制限が出てくると思いますが、この制限の中で施主である私の思いを最大限にとらえてくれたと感謝しています。 　設計士を探しているころ、友達や知り合いに費用的に安くで設計を頼む、といったパターンの設計依頼をする事例をしばしば聞きました。しかし、このような場合、人間関係を気にして意見が言えず、後からイメージと違うと後悔していたり、なぁなぁで仕事が進んでしまったといった話もよく聞きました。 　今回は、事業所のお金を使うことによる説明責任的な考え方と、私自身の後悔したくない思いから、私は自分の意見に関しては「こうしたい、理由はこうだから」と理由を伝え、それに対する照屋さんの提案には「なぜそれが最善だと言えるのか」という説明をいつも求めました。 　職員も交えて、言葉、図面、スケッチ、写真、動画を使い、施工が始まると現地・現物で、といった形でとにかく具体的に考え、多くのコミュニケーションをとり、その中で、本当に必要な物や優先順位が明確になりました。これにより、建物に対する理解と愛情がどんどん深まったと思っています。 　私達の意見や質問に対して、照屋さんはいつも丁寧に熱を持って答えてくれ、また、建物の配色イメージといった言葉にしにくいこともイメージを伝える写真や似た建物、お店を紹介することでしっかりと受け止めてくれました。 　以上が私が建築設計を依頼するうえで大切にしたことであり、かつ、トレッペン照屋氏が素晴らしく答えてくれたことです。 　照屋さんの他の先輩施主さんがおっしゃっていましたが、設計～竣工までが大変に楽しく、素晴らしい期間となりました。 　プロフェッショナル照屋さんに感謝！！

三原聖公会の構想の段階から、熱い想いが伝わり、完成まで楽しく関わらさせていただきました。 色ガラスが木の側面に反射するこだわりは、とても勉強になりまたした。