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秋から栽培が楽しめる、おすすめの野菜と果樹
秋になったら家庭菜園はお休み、なんてもったいない!秋からスタートできる野菜をご紹介します。

秋も深まり、夏の間楽しんだ菜園も一度片付けのタイミングとなりました。春まで菜園はお休み、という方も多いかもしれませんが、寒い季節だからこそ栽培を楽しめる野菜がたくさんあり、病害虫の発生が少なくなるというメリットもあります。もちろん気温は下がっているので作業時の防寒は必要ですが、この時期に菜園をお休みしていたらもったいないですよ!今からでも間に合う冬の菜園におすすめの野菜と、管理方法をご紹介します。(時期は温暖地~暖地の目安となります。)
おすすめの野菜
短期間で収穫できる丈夫な葉物野菜です。寒さに当たることで甘味が増すので、秋まき栽培が最もおすすめ。11月の種まきでは寒冷紗をかけて防寒するようにしましょう。
コマツナは春から夏は害虫被害の多い野菜ですが、秋からの栽培では被害が少なくなるので安心です。秋冬だからこそ挑戦したい野菜ナンバーワンと言えます。
- コマツナ
短期間で収穫できる丈夫な葉物野菜です。寒さに当たることで甘味が増すので、秋まき栽培が最もおすすめ。11月の種まきでは寒冷紗をかけて防寒するようにしましょう。
コマツナは春から夏は害虫被害の多い野菜ですが、秋からの栽培では被害が少なくなるので安心です。秋冬だからこそ挑戦したい野菜ナンバーワンと言えます。
- カブ
カブも短い栽培期間で収穫できる野菜です。初春と晩秋に種まきをする場合は、寒冷紗をトンネル状にして防寒します。
コマツナと同様、春まきでの栽培は害虫被害が多いので、秋まきでの栽培の方が安心です。寒い時期に育てたカブは、春のものよりも固めで甘味が増すのが特徴です。この時期だからこその味わいが楽しめますよ。
- タマネギ
栽培期間が長く、収穫まで半年ほどかかりますが、手間はあまりかかりません。ポイントは植え付け時期で、冬越しの際に苗が大きすぎると、とう立ち(収穫前に蕾がついてしまうこと)してしまい、タマネギが固くなってしまいます。逆に苗がきちんと根付く前に寒さが厳しくなると、冬越し出来ずに枯れてしまいます。栽培する地域の気温を確認して植え付け作業を行いましょう。
- エンドウ
苗植え付け時期:11月
春にはスイートピーのようなかわいらしい花を次々と咲かせ、たくさんの実をつけます。
苗を大きくしすぎると冬越しが難しくなるので、早すぎる時期に種まきをしないように注意しましょう。草丈10~20cmぐらいが目安です。大きくなりすぎないように、元肥は控えめにし、暖かくなって生育が旺盛になってきたら追肥を与えて養分を補うのがポイントです。
- ホウレンソウ
冷涼な気候を好み、寒さに当たることで甘味が増し、栄養価もアップします。春まきでの栽培もできますが、暑さには弱く、夏には病害虫も多発するので、秋からの栽培がおすすめです。種まきから40日前後で収穫できる栽培期間の短さも魅力です。
寒さが本格化する12~2月は寒冷紗を使って防寒対策をすると安心です。
- ソラマメ
苗植え付け時期:11月
ソラマメの味は鮮度に大きく左右されます。収穫したてのソラマメの味が楽しめるのは家庭菜園の醍醐味。ぜひ栽培してもらいたい野菜です。秋に植え付けをして、収穫は翌年の6月頃となります。栽培期間は長いですが、あまり手間はかからずに育てられます。
育てやすいソラマメですが、アブラムシには注意しましょう。3月頃から活動が活発になるので、よく観察してこまめに駆除しましょう。
おすすめの果樹
冬は落葉する果樹の植え付けに適した時期となります。葉が落ちている休眠状態がベストタイミング。春からぐんぐん根を伸ばし、新しい葉を開き成長していきますよ。
大きくなりすぎず、庭で育てるのにぴったりな果樹です。実だけでなく、春の白い花と秋の紅葉も鑑賞価値があります。実をつけるには、2品種植える必要があります。品種によって開花時期が違うので、同じ頃に開花する品種を選びましょう。
冬は落葉する果樹の植え付けに適した時期となります。葉が落ちている休眠状態がベストタイミング。春からぐんぐん根を伸ばし、新しい葉を開き成長していきますよ。
- ブルーベリー
大きくなりすぎず、庭で育てるのにぴったりな果樹です。実だけでなく、春の白い花と秋の紅葉も鑑賞価値があります。実をつけるには、2品種植える必要があります。品種によって開花時期が違うので、同じ頃に開花する品種を選びましょう。
- ブラックベリー
とても丈夫で、無農薬で育てられる果樹です。半直立性とほふく性があり、どちらもフェンス等に誘引して仕立てます。
ブラックベリーは今年伸びた枝に来年実がつき、実がついた枝は自然と枯れていきます。毎年剪定と誘引をする必要がありますが、それだけきちんと行えば、たくさんかわいらしい実をつけてくれます。
生の状態であまり流通していないブラックベリーを新鮮な状態で味わえるのは、家庭菜園ならではの楽しみです。
秋冬に行う作業
夏野菜を育てたあとの土は、もう一度土づくりを行いましょう。残っている根を取り除き、苦土石灰を撒き耕し、その後1週間ほどあけてから元肥の肥料を施します。それから新しい野菜を植え付けます。
もし秋冬に栽培をしない場合は、天地返しを行い土を休ませましょう。天地返しとは、土を深くまで掘り、表層の土と深層の土を入れ替えることです。天地返しの目的は以下の通りです。
夏野菜を育てたあとの土は、もう一度土づくりを行いましょう。残っている根を取り除き、苦土石灰を撒き耕し、その後1週間ほどあけてから元肥の肥料を施します。それから新しい野菜を植え付けます。
もし秋冬に栽培をしない場合は、天地返しを行い土を休ませましょう。天地返しとは、土を深くまで掘り、表層の土と深層の土を入れ替えることです。天地返しの目的は以下の通りです。
- 表層と深層の栄養分の偏りを均一に戻す。
- 土中の害虫の卵や病原菌、雑草の根を寒さに当てて駆除する。
寒い季節の菜園は夏に比べると生育はゆっくりですが、雑草や害虫が少ないので、安心して育てられます。野菜によっては防寒対策が必要なので、難しそうに感じるかもしれませんが、ぜひ一度チャレンジしてみてください!
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