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色合わせで楽しむ夏のおすすめ庭づくり
花の色はお庭の雰囲気をガラリと変えます。夏らしい色の組み合わせで、庭から元気をもらいましょう!
舩村佳織
2020年8月14日
造園会社にて個人邸外構・庭の設計施工を行うプランナーとして勤務後、ニュージーランドにて現地の植物ナーセリー勤務及び園芸関係のボランティアを1年間経験。現在は静岡県富士市を中心に自然素材を使った庭づくりを行っています。
二児の子育て中でもあり、家族みんなが楽しめる庭造りが得意です。設計者として、主婦としての目線から、暮らしやすさに寄り添います。
造園会社にて個人邸外構・庭の設計施工を行うプランナーとして勤務後、ニュージーランドにて現地の植物ナーセリー勤務及び園芸関係のボランティアを1年間経験。現在は静岡県富士市を中心に自然素材を使った庭づくりを行っています... もっと見る
段々と汗ばむ日が増えてきました。太陽が輝く夏ももうすぐそこです!夏はエネルギーに満ち溢れ、活動的な気持ちになりますね。そんな気分をより盛り上げてくれる夏のお庭は色のイメージから作ってみませんか?季節の植物から元気をもらって、暑い夏を乗り切りましょう!夏におすすめの花色の組み合わせと植物をご紹介します。
庭を夏仕様に!と思って広い花壇の植え替えする、というのは現実的ではありません。費用面でも労力面でも大変です。広い花壇の場合は、植え替えをしなくてよいゾーン(低木や宿根草)と植え替えをするゾーンを最初から分けておくと、少ない労力で季節を演出できます。植え替えをするゾーンは玄関に近いところなど、目に入りやすい場所にすると良いでしょう。
庭が無い、狭いなどの理由で植える場所が無くても、玄関前に一鉢寄せ植えがあるだけで、印象がガラリと変わります。スペースが無い方も、寄せ植えなどでぜひチャレンジしてみてください。
庭が無い、狭いなどの理由で植える場所が無くても、玄関前に一鉢寄せ植えがあるだけで、印象がガラリと変わります。スペースが無い方も、寄せ植えなどでぜひチャレンジしてみてください。
【ビタミンカラー】
鮮やかなイエローとオレンジのカンナが主役の寄せ植えです。熱帯原産のカンナは暑さに非常に強く、炎天下でも大輪の花を次々と咲かせます。インパクトのある大きな葉も、リゾートっぽさがあり魅力的。夏を満喫したい方にぴったりです。
色合わせで大事なのは、色のトーンを合わせることです。鮮やかなビビッドイエローには、同じくビビッドオレンジを合わせましょう。ビビッドカラーにくすんだ色やミルキーな色を合わせるとうまくまとまらないので注意してください。
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- 鮮やかなイエロー×オレンジ
鮮やかなイエローとオレンジのカンナが主役の寄せ植えです。熱帯原産のカンナは暑さに非常に強く、炎天下でも大輪の花を次々と咲かせます。インパクトのある大きな葉も、リゾートっぽさがあり魅力的。夏を満喫したい方にぴったりです。
色合わせで大事なのは、色のトーンを合わせることです。鮮やかなビビッドイエローには、同じくビビッドオレンジを合わせましょう。ビビッドカラーにくすんだ色やミルキーな色を合わせるとうまくまとまらないので注意してください。
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- やさしげなイエロー×オレンジ
こちらは風に揺れるヘレニウムが作る優しいイエロー×オレンジの組み合わせ。ナチュラルテイストな庭にぴったりの植栽です。
カンナの寄せ植えと同じ色の組み合わせでも、葉や花びらの質感の違いで全体の印象が大きく変わります。大きくて硬い質感の葉はリゾートテイストに、小さく柔らかな質感の葉はナチュラルテイストになります。質感の違いも気にしながら植物選びをしましょう。
【寒色系カラー】
心が安らぐような涼しげなブルー×ホワイトも夏に人気の組み合わせです。こちらはアジサイが主役の庭です。シェードガーデンにもぴったりのしっとりとした雰囲気です。アジサイは咲き始め~咲き終わりの間で花びらの色味に微妙なニュアンスの変化が現れるので、見れば見るほど味わい深い植栽となります。
- 涼しげなブルー×ホワイト
心が安らぐような涼しげなブルー×ホワイトも夏に人気の組み合わせです。こちらはアジサイが主役の庭です。シェードガーデンにもぴったりのしっとりとした雰囲気です。アジサイは咲き始め~咲き終わりの間で花びらの色味に微妙なニュアンスの変化が現れるので、見れば見るほど味わい深い植栽となります。
ブルー×ホワイトの植栽には白っぽいカラーリーフをポイント使いするととてもおしゃれに仕上がります。
- 小花でつくるかわいらしいブルー×ホワイト
小花を中心に植栽すれば、大人っぽく落ち着いたブルー×ホワイトの組み合わせもとてもかわいらしい印象になります。細かな花や葉ばかりになってしまうと、全体がぼんやりした印象になってしまうので、大きな葉のグリーン等を合わせるとメリハリのある植栽となります。
【さまざまなリーフカラー】
夏は花だけでなく、カラーリーフの種類がとても豊富です。秋に植え替える前提の植栽ならば、耐寒性の無い観葉植物を使った植栽が楽しめます。こちらは観葉植物のカラジウムを中心にした寄せ植えです。
花が一つも無くても、カラーリーフだけで十分華やかで見応えのある植栽が作れます。咲き終わった花がらを摘む必要も無く、管理が楽な点も魅力です。
暑さ対策の定番、グリーンカーテンとつる植物の基礎知識
- グリーンを基調に
夏は花だけでなく、カラーリーフの種類がとても豊富です。秋に植え替える前提の植栽ならば、耐寒性の無い観葉植物を使った植栽が楽しめます。こちらは観葉植物のカラジウムを中心にした寄せ植えです。
花が一つも無くても、カラーリーフだけで十分華やかで見応えのある植栽が作れます。咲き終わった花がらを摘む必要も無く、管理が楽な点も魅力です。
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- カラーリーフのグリーン×イエロー
グリーンととても相性が良いのはイエロー。レモンイエローのベゴニアが主役の元気で爽やかな植栽です。黒い葉のコクリュウが、引き締め役としてよく合います。
- グリーンとホワイトで爽やかに
濃緑色のフィロデンドロンの周りを、ホワイトのインパチェンスとペチュニアで彩った寄せ植えです。インパチェンスとペチュニアは夏の花の定番。夏の間中、次々と新しい花を咲かせてくれます。グリーンとホワイトは初心者でも失敗の少ない、合わせやすい組み合わせです。
ホワイトの花色はよく見ると様々なニュアンスがあります。夏におすすめなのは、くすみの無い真っ白の花。強い日差しのもと、どんな花よりも輝いてくれます。
【ビビッドな赤】
こちらは葉と花の赤をリンクさせた寄せ植えです。エネルギッシュな夏ならではのコーディネートです。たくさんの植物を使っていますが、色は赤・ライトグリーン・銅色の3色だけ。色を制限することで、まとまりのある植栽に仕上げています。
- 色数を絞ってまとまりを
こちらは葉と花の赤をリンクさせた寄せ植えです。エネルギッシュな夏ならではのコーディネートです。たくさんの植物を使っていますが、色は赤・ライトグリーン・銅色の3色だけ。色を制限することで、まとまりのある植栽に仕上げています。
夏の植栽で大活躍するグリーン①
コリウス
夏のカラーリーフでとにかく活躍するのがコリウスです。葉色が豊富なので、使いたい花にぴったり合う色が見つかるはずです。おなじみの色から、びっくりするような鮮やかな色もあり、見ているだけで楽しいですよ。
夏の暑さにも負けず、秋まで元気に育ってくれます。大きくなりすぎたら、全体のバランスを見て大きさを整えましょう。
コリウス
夏のカラーリーフでとにかく活躍するのがコリウスです。葉色が豊富なので、使いたい花にぴったり合う色が見つかるはずです。おなじみの色から、びっくりするような鮮やかな色もあり、見ているだけで楽しいですよ。
夏の暑さにも負けず、秋まで元気に育ってくれます。大きくなりすぎたら、全体のバランスを見て大きさを整えましょう。
夏の植栽で大活躍するグリーン②シダ植物
何かちょっと物足りない、という時にシダ植物をプラスすると、夏らしく瑞々しい植栽に早変わり。強い日差しや乾燥は苦手ですが、日陰や他の植物の足元を彩るのにぴったりです。
何かちょっと物足りない、という時にシダ植物をプラスすると、夏らしく瑞々しい植栽に早変わり。強い日差しや乾燥は苦手ですが、日陰や他の植物の足元を彩るのにぴったりです。
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