【動画】築80年の納屋が快適な住まいに。驚きのリノベーション
築80年の納屋を改修し、元々のユニークな屋根の構造を生かした、スタイリッシュで心地良い住まいが実現しました。
Mitchell Parker
2019年11月6日
アメリカ、オハイオ州出身のアンドリュー・タウンは子供の頃、両親の所有する埃だらけの納屋で遊んでいました。築80年のこの納屋が、モダンな住まいへと生まれ変わるとは、夢にも思わなかったといいます。タウンはパートナーのクリステル・マドリレホスと共に今、リノベーションされた納屋での生活を楽しんでいます。
この家のビフォーアフターの動画をみる
この家のビフォーアフターの動画をみる
写真撮影:Brian Corrigan Photography
どんなHouzz?
住まい手:アンドリュー・タウン、クリステル・マドリレホス夫婦と、6歳と9歳の子供
所在地:オハイオ州メダイナ郡
面積:297㎡、ベッドルーム3室、バスルーム2½室
設計・施工:ティム・フランクリン(Franklin & Associates )、クリス・ウェイゼル・ヤンカ(プロジェクトマネジメント)
ビフォー:1937年に建てられたこの納屋は、タウンの両親が所有する50エーカー(20万㎡)の敷地内に位置します。
アンドリューとクリステルは小学校時代に出会い、高校時代に付き合い始めました。2008年にふたりはアンドリューの実家に戻り、農家での暮らしをはじめます。しばらく経って2人の子供ができ、それまで暮らしてきた農家が手狭になってきました。
それまで暮らしていた農家の改修自体は難しく、敷地内で建物を新築するのは、コストなどの点で現実的ではないことが分かりました。そこでふたりは、2015年に納屋の改修を検討し始めます。
ふたりはHouzzを通して、納屋改修に長年の経験があるティム・フランクリンに巡り会いました。「Houzzのプロフィールで、ティムの過去の納屋改修プロジェクトを見ることができたので、安心しました」とアンドリュー。
どんなHouzz?
住まい手:アンドリュー・タウン、クリステル・マドリレホス夫婦と、6歳と9歳の子供
所在地:オハイオ州メダイナ郡
面積:297㎡、ベッドルーム3室、バスルーム2½室
設計・施工:ティム・フランクリン(Franklin & Associates )、クリス・ウェイゼル・ヤンカ(プロジェクトマネジメント)
ビフォー:1937年に建てられたこの納屋は、タウンの両親が所有する50エーカー(20万㎡)の敷地内に位置します。
アンドリューとクリステルは小学校時代に出会い、高校時代に付き合い始めました。2008年にふたりはアンドリューの実家に戻り、農家での暮らしをはじめます。しばらく経って2人の子供ができ、それまで暮らしてきた農家が手狭になってきました。
それまで暮らしていた農家の改修自体は難しく、敷地内で建物を新築するのは、コストなどの点で現実的ではないことが分かりました。そこでふたりは、2015年に納屋の改修を検討し始めます。
ふたりはHouzzを通して、納屋改修に長年の経験があるティム・フランクリンに巡り会いました。「Houzzのプロフィールで、ティムの過去の納屋改修プロジェクトを見ることができたので、安心しました」とアンドリュー。
アフター:フランクリンはまず、納屋の既存構造の確認をはじめました。腐った木材は取り除き、建物の構造的な問題がないか確認してから、デザインに取り掛かったといいます。
デザインの方向性を決定するために、彼は夫妻に、Houzzでアイデアブックを作成するよう促しました。夫妻は、清潔感のある北欧スタイルに、温かみとラスティックな雰囲気がプラスされたスタイルを希望していました。フランクリンは、彼らが作成したアイデアブックを確認し、フロアプランとデザインの方向性を決定します。
窓を追加してより多くの自然光を取り入れ、インテリアの骨子となるむき出しの屋根構造を守るために、既存の屋根の上に新しい屋根をかけることが決定しました。外装には杉材とコンクリートが使用されています。
デザインの方向性を決定するために、彼は夫妻に、Houzzでアイデアブックを作成するよう促しました。夫妻は、清潔感のある北欧スタイルに、温かみとラスティックな雰囲気がプラスされたスタイルを希望していました。フランクリンは、彼らが作成したアイデアブックを確認し、フロアプランとデザインの方向性を決定します。
窓を追加してより多くの自然光を取り入れ、インテリアの骨子となるむき出しの屋根構造を守るために、既存の屋根の上に新しい屋根をかけることが決定しました。外装には杉材とコンクリートが使用されています。
改修後の2階は、オープンなフロアプランとなっており、窓辺にリビングスペース、右手奥に仕事場、ロフトの下にキッチンとダイニングスペースが配置されています。1階には、一家のベッドルームとバスルームがあります。
フランクリンによると、この納屋の構造はとても特殊なものでした。80年前に作られた納屋の多くは、安く素早く建てられたもばかりでしたが、今回の納屋は時間と労力がかけられた、しっかりとした作りのものだったといいます。「このような納屋は見たことがありません。他にはない、特別なデザインと構造が魅力です」とフランクリンは説明します。
フランクリンは、既存のむき出しの屋根を残し、石積み壁で機械類やパイプなどを上手く隠しました。断熱材を元々の屋根の上にかけ、その上に新しい屋根を作っています。
日本の建築家を探す
フランクリンによると、この納屋の構造はとても特殊なものでした。80年前に作られた納屋の多くは、安く素早く建てられたもばかりでしたが、今回の納屋は時間と労力がかけられた、しっかりとした作りのものだったといいます。「このような納屋は見たことがありません。他にはない、特別なデザインと構造が魅力です」とフランクリンは説明します。
フランクリンは、既存のむき出しの屋根を残し、石積み壁で機械類やパイプなどを上手く隠しました。断熱材を元々の屋根の上にかけ、その上に新しい屋根を作っています。
日本の建築家を探す
一家はHouzz Shopを活用し、自分達で照明や家具、装飾を購入しました。「木材をベースに、白、黒、緑を中心としたカラースキームとしました。植物を中心に緑を取り入れつつ、アイランドキャビネットにも深緑を採用しています」とアンドリュー。
リビングルームは、独立性がありつつも他の空間との繋がりを保つオープンなプランとしました。ソファは窓側を向くように設置し、外の景色を楽しめるようにしています。「リビングは、家族団欒や読書を楽しむラウンジエリアです。会話を楽しめるよう、TVはここには置いていません」とアンドリュー。
ソファの背後にあるスパイラル階段は、ロフトに続いています。
リビングルームは、独立性がありつつも他の空間との繋がりを保つオープンなプランとしました。ソファは窓側を向くように設置し、外の景色を楽しめるようにしています。「リビングは、家族団欒や読書を楽しむラウンジエリアです。会話を楽しめるよう、TVはここには置いていません」とアンドリュー。
ソファの背後にあるスパイラル階段は、ロフトに続いています。
室内は、ペンダントライトとレール照明で統一しました。ダクトレールは高すぎる場所には設置せず、必要であればいつでも手が届く場所に取り付けられています。調光可能なLEDライトで、取り替えの必要もしばらくありません。
緑豊かな窓の外の景色が、特徴的な屋根の構造と見事にマッチしています。斜めに貼られた木製のフロアも、空間に温かみをプラスしています。
キッチンの上にはロフトがあります。キッチン全体のスケールが下がり、その分低くなった天井に、照明が取り付けられています。
カバノキのキッチンキャビネットは、マットな仕上がりとなっています。アイランドキッチンもカバノキ製で、深緑色のペイントが施されています。アイランドのカウンタートップは厚い木の平板が使用され、4インチの油はね防止板には、ソープストーンが使用されています。
キッチンから部屋全体を眺めると、素晴らしいインテリアと、農地の美しい周辺環境を見渡すことができます。
幼少時代、アンドリューはこの納屋で、弟と一緒にバスケットを楽しんでいたといいます。そこで、妻のクリステルは改修後、アンドリューにバスケリングをプレゼントします。
バスケリングはダイニングテーブルの近くに設置され、通常のバスケットボールよりも柔らかいスポンジのボールを使い、室内でも問題なく楽しめるようにしました。
バスケリングはダイニングテーブルの近くに設置され、通常のバスケットボールよりも柔らかいスポンジのボールを使い、室内でも問題なく楽しめるようにしました。
2階の高い天井の構造もあり、音は非常に反響しやすくなっています。「エコーほどではありませんが、うるさい家ではあります」とアンドリューは笑います。
干し草の俵を納屋に運び入れるために使われていた線路は、改修後も残されました。ファンを天井に吊るし、家全体の空気が循環できるようになっています。
エアコンは1階にひとつ、2階にふたつ取り付けられています。「この納屋は換気がよく、暑い日もすぐに涼しくなるので、3台まとめてつけることはほとんどありません。また、元々の構造的に、1階は涼しさを常に保てるようになっています」とアンドリュー。
コンクリートでできた1階には、輻射熱も設置されています。「冬もここで過ごしましたが、電気代も今までと変わることなく、快適に過ごすことができました」とアンドリューは説明します。
エアコンは1階にひとつ、2階にふたつ取り付けられています。「この納屋は換気がよく、暑い日もすぐに涼しくなるので、3台まとめてつけることはほとんどありません。また、元々の構造的に、1階は涼しさを常に保てるようになっています」とアンドリュー。
コンクリートでできた1階には、輻射熱も設置されています。「冬もここで過ごしましたが、電気代も今までと変わることなく、快適に過ごすことができました」とアンドリューは説明します。
1階のメインエントランスから室内に入ると、まず目に入るのが大きなフローティング階段です。この階段が、家の中心となる2階にゲストを誘導します。左手の廊下を進むと寝室、右手がバスルームとなります。「寝室では寝るだけなので、寝室とバスルームは、必要最小限にしました」とアンドリューは説明します。
ベンチとコートフックが置かれた玄関前は、簡易的なシューズクロークとなっています。
ビフォー:元々の納屋では、1階から2階へのアクセスはできませんでした。
アフター:改修をへて、石灰石と土、草を使い、2階から外に出られる土手が作られました。このおかげで、現在では2階から直接外部に出入りができます。
一家の最近の楽しみは、近くの峡谷でザリガニを捕まえることです。「草が伸びてきたら、この土手から草原前の道の草刈りをします。子供はいつも木登りを楽しんでいます」とアンドリュー。
「20代まで過ごしたこの土地に再び戻ってきて、生涯を過ごしたい家を建てることになるとは、夢にも思いませんでした」と当時を振り返ります。クリステルも、「この家を、とても誇りに思っています」と語っています。
この家のビフォーアフターの動画をみる
Houzzツアーをもっと読む
「20代まで過ごしたこの土地に再び戻ってきて、生涯を過ごしたい家を建てることになるとは、夢にも思いませんでした」と当時を振り返ります。クリステルも、「この家を、とても誇りに思っています」と語っています。
この家のビフォーアフターの動画をみる
Houzzツアーをもっと読む
おすすめの記事
My Houzz TV
My Houzz:人気モデルのケイト・アプトン、姉の自宅をサプライズ・リノベーション!
ケイト・アプトンが、忙しい姉の家族が暮らす家をリノベーションの専門家の力を借りて、素敵に変身させました。
続きを読む
My Houzz
My Houzz:世界的セレブシェフ、ゴードン・ラムゼイが部下にリノベーションをプレゼント!
世界的セレブシェフ、ゴードン・ラムゼイが自身のレストランを任せる凄腕シェフ(アメリカFOXチャンネルの人気番組「Hell's Kitchen」優勝者)に自宅1階のリノベをプレゼント! その一部始終を動画とテキストでご紹介します。
続きを読む
My Houzz
My Houzz:NBAスター選手 カイリー・アービングの 「父の家」大改造
NBAのスター選手、カイリー・アービングが、父のために実家をリノベーション! バスケ選手としての成功を支えてくれた父への恩返しとして、ハウズを活用したリノベーション企画の一部始終を動画とテキストでご紹介します!
続きを読む
My Houzz
My Houzz:有名ラッパー兼俳優のリュダクリスが、母のために家を大改造!【動画&テキスト】
ミュージシャンとして、また俳優として、大成功をおさめている有名ラッパーのリュダクリス。「自分の成功は母のおかげ」と話す彼が、Houzzを使って完成させた、母の暮らす家のリノベーションしました! その一部始終を動画とテキストでお届けします。
続きを読む
Houzzツアー (お宅紹介)
My Houzz:ハリウッド女優ミラ・クニスが両親の家をサプライズリノベーション!【動画&テキスト】
Tedの彼女役で有名な女優のミラ・クニス。現在はアシュトン・カッチャーの妻でもある彼女が子供時代を過ごし、両親が今も暮らすマンションをサプライズリノベーション! 週末に母の手料理を囲んで大家族が集まれる、心地いい家が完成しました!
続きを読む
Houzzツアー (お宅紹介)
タイニーハウスで送る、サステナブルで豊かな家族の暮らし
赤ちゃんのいる夫婦が、夢見ていたタイニーハウス暮らしを実践! 30平米のトレーラーハウスで送る、小さくても豊かな住まい方の工夫とは?
続きを読む
Wow! Wow!wow!