リビングに小さなテレビが一台あるだけです。 現在空き家の実家へ行けば割と新しい大きな画面のテレビがあるのですが、それも取りに行く事もなく、今の儘で不自由なく過ごしています。と言うのもテレビのスイッチを入れるのは日曜日のお昼１時間位だけなので…。 その代わりと言うのも何ですが、我が家は割と早くから家族全員が其々パソコンを持っていました。 少し前に夫にKindleも買って貰いました。（指が腱鞘炎になったので寝る前のひと時、スマホでHuluを見れなくなった為です。） 今は家庭での寛ぎに「観る」だけでもテレビ、パソコン、携帯端末等色々あり選ぶ番組、コンテンツにより様々です。 …さて私は、夜キッチンの片付けやリビングダイニングをザッと片付けて入浴後にひとりの時間をリビングで楽しみます。 ダウンライトの明るさもかなり落としてゆっくりします。そんな時はテレビより音楽、特に静かなジャズピアノを聴く事が癒しです。飲み物はお白湯かハーブティーで。 昔はテレビは独立した存在でしたが今は皆さん趣味に音楽を奏でたり創作活動をなさったり、勿論読書と言う選択肢もありますが、ご家庭での過ごし方の幅が広がっていてテレビは完全にその中のひとつになってしまったような気がします。 私は昭和30年代半ば過ぎ生まれで、テレビの変遷をずっと見て体感して来ましたので心からその様に思います。 哲郎様のテレビが何台かお知りになりたいだけのご質問に対して何だか余分な事をつらつら書き過ぎたかなぁとも思いますが各ご家庭に依り、テレビの多い少ないがある理由なども考えてみた次第です。

書かれていることを単語にすると、「デザイン性高く」「鏡面ホワイト」「ボードの両側に収納」「間接照明」ということで、機能面、見た目、構造、バラバラにご要望を並べていらっしゃるような気がします。 大変失礼ですが、メーカーさんのカタログを並べて見ているうちに、「売り文句」にとらわれてしまい、本来の目的を見失ってしまわれたのではないでしょうか。 「どう」さんは、テレビをしっかりご覧になりたいのですか？それとも、テレビなどない、というようなインテリアにされたいのですか？ 多くの「デザイン性の高い」インテリアは、最初のkawakamiさんのリンクされたような、「テレビを目立たなくする」方向で提案されていますが、私は、現実には多くのご家庭で、テレビは普段の生活の「中心」だと思っています。 トータルすると、テレビを見ている時間の方が、テレビを隠して他のことをしている時間より長いというのが多くの「リビング」の現実だと思います。 以下、「寝室やホームシアター（AVルーム）に、大画面テレビとセンスの良いインテリアを共存させよう」というようなことを「例外」として、リビングのテレビとテレビボードを「もう少しかっこよく見せたい」というご要望として考えてまいります。 １．テレビがインテリアの「邪魔」のように思えるのは、オンとオフでその明るさが全く違うからです。オフの時、穴のように見える「黒い壁」状態（！）を防ぐなら、デザインされたタペストリーや絵画で画面を覆ってしまうのが、もっともローコストで効果的な「テレビの壁面化」です。 ２．そこを、周囲も含めて扉・建具で隠そうというのが、いわゆる「テレビボード兼用の壁面収納」というものです。Makinoさんが提案されたように、多くはテレビまわりは木目や濃いめの色で、テレビがオンの場合「背景」となるようデザインされています。扉面がすべて「鏡面ホワイト」では、テレビ画面が、オンの場合でも暗く見えてしまうと思いますが、大丈夫でしょうか。 ３．間接照明は、天井近く、足元、壁隅などに「光だまり」をつくって、部屋全体の大きさや区切りを錯覚させる効果があります。具体的にどの部分でそういう効果を考えていらっしゃるのでしょうか。テレビ画面にあまり近いところでは、照明効果とテレビの明るさが、互いに「邪魔しあう」ということが起こります。 ４．収納は常に、「何を収納するのか」によって、使いやすい高さ・奥行が決まってきます。せっかくの薄型テレビの左右に、奥行きのある収納を作ってしまうと、テレビ周囲の「穴」感　(^^;;　が、ますます強くなるのでご注意ください。 ５．以上の配慮をした上で、私ならば、という提案ですが、テレビと同サイズの薄型の壁面収納をテレビの左右につけて、テレビ部分も含めて扉（引き違い戸）のレールを通したものはいかがでしょうか。 鏡面ホワイトの扉はテレビを覆う部分のみ、他は木目か濃色のオープン収納として、左右に間接照明を仕込む、という感じです。

テレビ朝日「渡辺篤史の建もの探訪　家好き芸人集合SP！」（1月2日 6時～7時）にて、acaaにて設計監理いたしました「Nesting in the Circle」が放映されます。山間部に建つ丸くくり抜かれた居場所のある家です。早朝ですので録画するなどしてご覧頂けますと幸いです。

テレビの後ろからパソコン、スピーカー、スマホの充電器を見えないように出しているので、スッキリしているのに1箇所にまとめているいるから、充電もしやすいです。