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小物づかいで楽しむカラフルなモロッカンインテリア
今年のトレンドの一つ、モロッコスタイルのインテリア。アクセサリーを使えば、気軽に取り入れることが可能です。
アフリカ北西部に位置するモロッコ王国。北部は温暖な地中海気候、アトラス山脈周辺は雪に覆われ、南部にはサハラ砂漠と自然の豊かな国です。またキリスト教会やユダヤ教会、イスラム教などさまざまな宗教や人種が日本より少し大きい面積の国土に共存し、各々の伝統を融合させながら独特の文化を育んできました。その過程で、建築や工芸製品、飲食物などは、エスニック、トライバル、オリエンタル、ヨーロッパなどの影響を受け、結果的には世界のどこにもないオリジナルの存在となったのです。
モロッカンインテリアの魅力は、雑貨や家具の特徴が強く、ひとつ加えるだけで気軽に雰囲気づくりができる点です。そんな雑貨、モロッコらしいモチーフや装飾のアイテムをいくつかご紹介しましょう。
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色と柄で魅せるモロッコスタイルのインテリア
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1. 丸いクッション・プーフ
まず人気のプーフ(布製のフットスツール兼チェア)。オットマンのように高さがある円柱や角柱で、さまざまな色や素材があります。銀色ならモダンテイスト、ナチュラルレザーなら西海岸テイストに、写真のようなショッキングピンクならころんとした形も相まって子どもの部屋にぴったりです。お気に入りの布で手づくりしてみるのも楽しそうです。
まず人気のプーフ(布製のフットスツール兼チェア)。オットマンのように高さがある円柱や角柱で、さまざまな色や素材があります。銀色ならモダンテイスト、ナチュラルレザーなら西海岸テイストに、写真のようなショッキングピンクならころんとした形も相まって子どもの部屋にぴったりです。お気に入りの布で手づくりしてみるのも楽しそうです。
2. 小ぶりのお茶道具
モロッコではミントティーを頻繁に飲む習慣があるため、お茶用の雑貨も充実しています。そこで華やかな柄のミントティーグラスとメタルトレーはいかがでしょう。金や銀で柄を入れた小ぶりのカラフルなグラスを数個トレーにまとめて置けば、簡単にモロッカンテイストを加えることができます。また、下に植物文様や幾何学文様などのファブリックを敷いておくと、メタルトレーへの映り込みも楽しめます。
モロッコではミントティーを頻繁に飲む習慣があるため、お茶用の雑貨も充実しています。そこで華やかな柄のミントティーグラスとメタルトレーはいかがでしょう。金や銀で柄を入れた小ぶりのカラフルなグラスを数個トレーにまとめて置けば、簡単にモロッカンテイストを加えることができます。また、下に植物文様や幾何学文様などのファブリックを敷いておくと、メタルトレーへの映り込みも楽しめます。
3. 細工の美しいメタル雑貨
鍛金技法による細かな細工が美しい銀や銅の金属細工品や家具もモロッコらしいアイテムです。メタルの花瓶を数個、モロッコでもおなじみの幾何学文様ファブリックをあしらったパネルと組み合わせています。
鍛金技法による細かな細工が美しい銀や銅の金属細工品や家具もモロッコらしいアイテムです。メタルの花瓶を数個、モロッコでもおなじみの幾何学文様ファブリックをあしらったパネルと組み合わせています。
4. 夜が待ち遠しいランタン
職人の手によるが施された金属製のランタンやランプもモロッカンインテリアには欠かせません。ペンダント型や据置型はもちろん、柄からこぼれる光が楽しめる細工ものや色ガラスを組みこんだもの、ガラスとアイアンでできたスターモチーフなど種類もたくさん。ダーク系では重厚感が出ますが、シルバー系を選ぶと明るさや軽やかさが出ます。
職人の手によるが施された金属製のランタンやランプもモロッカンインテリアには欠かせません。ペンダント型や据置型はもちろん、柄からこぼれる光が楽しめる細工ものや色ガラスを組みこんだもの、ガラスとアイアンでできたスターモチーフなど種類もたくさん。ダーク系では重厚感が出ますが、シルバー系を選ぶと明るさや軽やかさが出ます。
こちらはランタンを複数置いたバスルームです。ろうそくのあたたかな光がゆったりと心を落ち着けてくれそうなしつらえです。ちなみにモロッコは女性に人気の高いダマスクローズの名産地。写真のように湯船にばらの花を浮かべたり、ローズオイルを垂らせばリラックスできるバスタイムになります。
カラフルなペンダント型ランタンを複数使ったアウトドアリビング。大人数が座れるソファにたくさんの植物文様の刺繍クッション、幾何学文様タイルの装飾でモロッコの空気感を出しつつ、リゾートテイストも感じられる楽しいインテリアです。
5. 光の柄を描くメタル照明
イスラムモスクのドームのような形をしたランプは、他のアイテムに比べても重厚感やボリューム感が出るため、部屋の印象をかなり変えることができるものです。とはいえ銀や銅など素材自体はシンプルなため、家具や壁と色のトーンを揃えるだけでうまくなじませることができます。可能であれば、ラグや鏡、クッション、床のタイルなどでモロッカンテイストのアイテムをもう一点加えられると、よりまとまりを出すことができます。
イスラムモスクのドームのような形をしたランプは、他のアイテムに比べても重厚感やボリューム感が出るため、部屋の印象をかなり変えることができるものです。とはいえ銀や銅など素材自体はシンプルなため、家具や壁と色のトーンを揃えるだけでうまくなじませることができます。可能であれば、ラグや鏡、クッション、床のタイルなどでモロッカンテイストのアイテムをもう一点加えられると、よりまとまりを出すことができます。
ナチュラル素材のインテリアに濃い色のランプを併せたダイニングです。形自体にかなりのインパクトはありますが、ペンダント型の浮遊感が軽やかさや楽しさを加えています。またその質感が木材や壁面の装飾タイルの焦げ茶と相まって、暖かみや落ち着きを感じさせる空間にとなっています。
6. ベッドを覆うアイデア
「モロッカンキャノピー(モロッコ風の天蓋)を取り付けたベッドルーム。濃いエンジ色(モロッコらしい色!)と白を基調にした豪華なのにシックさもあるベッドルーム。クッションやベッドファブリックの紋章柄、ヘッドボードの植物柄がアクセントになっています。
「モロッカンキャノピー(モロッコ風の天蓋)を取り付けたベッドルーム。濃いエンジ色(モロッコらしい色!)と白を基調にした豪華なのにシックさもあるベッドルーム。クッションやベッドファブリックの紋章柄、ヘッドボードの植物柄がアクセントになっています。
オーガンジーのような生地もあればカジュアルなものもあります。モロッコでは、昼間はリビングの長ソファにたくさんのクッションを置いてもてなし、夜はベッドにして寝る文化。こちらは、昼の楽しげなリビングの印象を残したカジュアルな天蓋。昼は親密度も増すソファに、夜はくつろげるベッドに、といった形でしょう。シンプルな布を選べば、夜にはペンダントランプの色ガラスが映り込むという楽しいオマケもあります。
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