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パリの20平米以下のお部屋に学ぶ!狭い空間をおしゃれに住みこなす工夫まとめ
「小さな家だから、インテリアを思うように楽しめない……」と悩んでいませんか? 狭小でもインテリアを楽しむ、パリのアパルトマンににみられるアイデアをご紹介します。
「広い家に引っ越したら、思い切りインテリアを楽しみたい!」と考えている人はきっと多いはず。確かにスペースのある住まいの比べ、狭小住宅ではできることは限られてしまいますが、その限られた空間を有効的に活用すれば、自分らしいインテリアを楽しむことはできるんです。
Houzzツアーではこれまで、世界中のさまざまな住まいをご紹介してきました。今回は、パリに建つ20平米以下の住まいにフィーチャーした記事の中から、日本の住まいでも真似できるアイデアをまとめてお届けします。
Houzzツアーではこれまで、世界中のさまざまな住まいをご紹介してきました。今回は、パリに建つ20平米以下の住まいにフィーチャーした記事の中から、日本の住まいでも真似できるアイデアをまとめてお届けします。
①LDK一体のスペースは、家具で緩やかに間仕切る
こちらは、18歳のアート学生が住む20平米の住まい。1930年代に建てられた古い住まいで、オーナーの父であるインテリアデザイナーによってリノベーションされました。
小さな空間ではあるものの天井の高さは2.85メートルほどあったため、中二階をつくりそこにベッドを配置。その下にはソファベッドを置くことができ、頻繁に訪ねてくる兄とそのガールフレンド用のベッドにもなります。
こちらは、18歳のアート学生が住む20平米の住まい。1930年代に建てられた古い住まいで、オーナーの父であるインテリアデザイナーによってリノベーションされました。
小さな空間ではあるものの天井の高さは2.85メートルほどあったため、中二階をつくりそこにベッドを配置。その下にはソファベッドを置くことができ、頻繁に訪ねてくる兄とそのガールフレンド用のベッドにもなります。
寝室兼リビングだけでなく、ダイニングやキッチンスペースも含むワンルームのため、それぞれの空間の境界線としてバーカウンターを配置。脚の細い家具は、圧迫感を与えず空間を緩やかにゾーニングしてくれます。
詳しい記事はこちらから:明るさも収納力も実現。ふたつの「部屋」があるパリの20㎡
詳しい記事はこちらから:明るさも収納力も実現。ふたつの「部屋」があるパリの20㎡
②視覚的な効果を利用する
こちらも約20平米のコンパクトなアパート。限られた空間をできるだけ広々と見せるために、さまざまな工夫が施されています。
担当したデザイナーは、全体の色合いをホワイトで統一することで、空間を広く見せる視覚効果を狙ったのだそう。床、天井、中二階など、空間の中心となる要素はホワイトで統一し、木材の床にも淡い色合いを採用しています。
こちらも約20平米のコンパクトなアパート。限られた空間をできるだけ広々と見せるために、さまざまな工夫が施されています。
担当したデザイナーは、全体の色合いをホワイトで統一することで、空間を広く見せる視覚効果を狙ったのだそう。床、天井、中二階など、空間の中心となる要素はホワイトで統一し、木材の床にも淡い色合いを採用しています。
ワンルームの空間をできるだけ区別するために、リビングの壁には淡めのブルー、寝室にはより深い色合いのブルーなど、色の違いを持たせることでそれぞれの空間に独立性を与えています。
また、鏡を活用するのも、狭い空間を広く見せるのに効果的な方法です。写真左手のワードローブは扉が鏡になっていて、反射による視覚効果を生んでいます。
詳しい記事はこちらから:パリの20㎡。機能的でおしゃれな賃貸リノベーション
また、鏡を活用するのも、狭い空間を広く見せるのに効果的な方法です。写真左手のワードローブは扉が鏡になっていて、反射による視覚効果を生んでいます。
詳しい記事はこちらから:パリの20㎡。機能的でおしゃれな賃貸リノベーション
③あらゆる場所を収納スペースに変身させる
こちらも20平米ですが、リビングの一部が特殊な角度になっている変わった住まい。難しい形状ですが、若いオーナーはリビングルームと本格的なダブルベッド、そして収納スペースを求めたといいます。
課題を解決しながらオーナーの要望を叶えるため、デザイナーはまず高さ60センチの木製プラットフォームを作成。その下に、スライド式のダブルベッドを収納しました。
こちらも20平米ですが、リビングの一部が特殊な角度になっている変わった住まい。難しい形状ですが、若いオーナーはリビングルームと本格的なダブルベッド、そして収納スペースを求めたといいます。
課題を解決しながらオーナーの要望を叶えるため、デザイナーはまず高さ60センチの木製プラットフォームを作成。その下に、スライド式のダブルベッドを収納しました。
プラットフォームへ上がる高さ20センチの3つのステップには、収納スペースが隠されています。
小さな住まいでは収納スペースの少なさに悩まされることが多いもの。このように、異なる用途で使用する家具に収納力を持たせれば、余計な場所を取らずに小物を片付けることができます。
詳しい記事はこちらから:20㎡でも快適。引き出し式ベッドのある、パリ近郊のリノベーション
小さな住まいでは収納スペースの少なさに悩まされることが多いもの。このように、異なる用途で使用する家具に収納力を持たせれば、余計な場所を取らずに小物を片付けることができます。
詳しい記事はこちらから:20㎡でも快適。引き出し式ベッドのある、パリ近郊のリノベーション
④採光には室内窓が効果的!
こちらは、20世紀初頭に建てられた18平米のワンルーム。オーナーの男性が購入したとき、この部屋は徹底的なリノベーションが必要な状態だったものの、中庭を見下ろせる大きな窓からは光がふんだんに注ぎ、とても明るかったのだといいます。
この部屋を手がけたデザイナーは、「部屋の明るいほうにリビングエリアを、直射日光から離れた場所に寝室エリアを配置しよう」と計画したそう。窓のそばの小さなスペースは、収納付きソファ、テレビ台にもなる本棚を置き、コンパクトではあるもののとても明るいリビングになっています。
こちらは、20世紀初頭に建てられた18平米のワンルーム。オーナーの男性が購入したとき、この部屋は徹底的なリノベーションが必要な状態だったものの、中庭を見下ろせる大きな窓からは光がふんだんに注ぎ、とても明るかったのだといいます。
この部屋を手がけたデザイナーは、「部屋の明るいほうにリビングエリアを、直射日光から離れた場所に寝室エリアを配置しよう」と計画したそう。窓のそばの小さなスペースは、収納付きソファ、テレビ台にもなる本棚を置き、コンパクトではあるもののとても明るいリビングになっています。
ガラスウォールの向こう側は、200センチ×200センチの寝室エリア。ガラスウォールを隔てて窓を眺める位置にベッドを置くことで、外からの光が優しく注ぎ込む上に、横になりながら窓の外の景色を眺めることもできます。
詳しい記事はこちらから:18㎡でも快適。光あふれるパリのワンルーム
詳しい記事はこちらから:18㎡でも快適。光あふれるパリのワンルーム
⑤フレキシブルな造作家具を活用する
こちらは、なんと19世紀に建てられた建物の屋根裏にある一室。延床面積15平米という狭小住宅ながら、キッチン、バスルーム、リビングルーム、ベッドルームのすべてが収まっています。
家具はすべて、バーチ合板を使った造作。折り畳んで収納できる特注デザインの造作家具のおかげで、ミニマルなスタイルを維持しながら、狭いスペースを最大限活用できる空間になっています。
こちらは、なんと19世紀に建てられた建物の屋根裏にある一室。延床面積15平米という狭小住宅ながら、キッチン、バスルーム、リビングルーム、ベッドルームのすべてが収まっています。
家具はすべて、バーチ合板を使った造作。折り畳んで収納できる特注デザインの造作家具のおかげで、ミニマルなスタイルを維持しながら、狭いスペースを最大限活用できる空間になっています。
たとえば、キッチンのワークトップを兼ねたバーカウンターの下には、スライド式のソファーベッドを収納することが可能です。来客時にはここにチェアを置けば、おしゃべりをしながら食事やお酒を楽しむこともできます。
複数の用途に使える家具をフレキシブルに活用するのも、小さな住まいに有効的なアイデア。使わないときには折り畳んだり収納しておける家具は、スペースを圧迫せず機能的に活躍してくれますよ。
詳しい記事はこちらから:造作家具で15㎡でも快適。パリの賃貸リノベーション
Houzzで住まいの専門家を探す
複数の用途に使える家具をフレキシブルに活用するのも、小さな住まいに有効的なアイデア。使わないときには折り畳んだり収納しておける家具は、スペースを圧迫せず機能的に活躍してくれますよ。
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