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年末の大掃除が劇的に楽になる! 今からできる6つの工夫とアイデア
大掃除を楽にするコツをマスターすれば、いつもより丁寧に掃除するだけで終わります。
Rie Horiguchi
2018年11月22日
年末の大掃除を考えると「寒いし、面倒だし、おっくう」という方は少なくありません。「時間がかかるし、とにかく大変!」というイメージを持つ方も多いようです。でも、「お正月はお客様が来るので仕方ない」「せめて年末くらいは、家中をきれいにしたい!」という思いでスケジュールを調整して大掃除をする方もいらっしゃるかもしれません。今回は、今からできる大掃除を楽にする工夫や家づくりのアイデアについてお伝えいたします。
1. 「掃除」と「片付け」言葉の違いを知り、頭の中を整理する
掃除や片付けが苦手という方の多くは、掃除と片付けの違いを知らず、同時進行で進める方が多いです。
掃除とは、汚れを取り除くこと。
片付けとは、使う前の状態に戻すこと(現状復帰)。
掃除や片付けが苦手という方の多くは、掃除と片付けの違いを知らず、同時進行で進める方が多いです。
掃除とは、汚れを取り除くこと。
片付けとは、使う前の状態に戻すこと(現状復帰)。
掃除と片付けは、実は全く別の作業です。同時に進めるには高いスキルが必要です。
掃除や片付けに苦手意識がある人こそ、自分がしたいのは掃除なのか、片付けなのか、住まいの中を見渡しながら頭の中を整理しておくとよいでしょう。
掃除や片付けに苦手意識がある人こそ、自分がしたいのは掃除なのか、片付けなのか、住まいの中を見渡しながら頭の中を整理しておくとよいでしょう。
2. 大掃除は年末にまとめず、年間スケジュールを組む
年末は何かと忙しい時期だけでなく、気温も低くなるため汚れが落ちにくかったり、体を動かしにくかったりします。
そのため、年末の大掃除は、「いつもより丁寧に掃除をする」位の掃除に変え、換気扇の掃除やガラス拭きといった、手間のかかる掃除は年間スケジュールを組んで分散させておくと良いでしょう。
年末は何かと忙しい時期だけでなく、気温も低くなるため汚れが落ちにくかったり、体を動かしにくかったりします。
そのため、年末の大掃除は、「いつもより丁寧に掃除をする」位の掃除に変え、換気扇の掃除やガラス拭きといった、手間のかかる掃除は年間スケジュールを組んで分散させておくと良いでしょう。
例えば、
モノの入れ替えのタイミングや、温かい季節に行うだけで、作業がはかどり、年末の大掃除の手間も省けます。
- 窓ガラスやサッシの溝の掃除は、春や秋に行う
- 換気扇の掃除は油汚れが落ちやすい7~8月に行う
- 春と秋の寝具の入れ替え時期に、布団を洗う
- 衣替えのタイミングでクローゼットの中身を見直す など
モノの入れ替えのタイミングや、温かい季節に行うだけで、作業がはかどり、年末の大掃除の手間も省けます。
3. 毎日簡単にできることを増やす
日々の忙しさに追われ、掃除や片付けに時間や手間をかけたくないから、まとめて済ませよう! と思う方は多いでしょう。
でも、ついたばかりの汚れは簡単に落とせても、汚れは時間の経過とともに汚れがこびりついたり、酸化などの影響で、どんどん落ちにくくなっていきます。
日々の忙しさに追われ、掃除や片付けに時間や手間をかけたくないから、まとめて済ませよう! と思う方は多いでしょう。
でも、ついたばかりの汚れは簡単に落とせても、汚れは時間の経過とともに汚れがこびりついたり、酸化などの影響で、どんどん落ちにくくなっていきます。
たとえば、お鍋の底まできれいに洗ったり、調理後にIHのトッププレートを拭いておくだけで、こびりつきや焦げ付きを予防できます。
入浴後に、浴室の湿気をバスタオルで取り除いておくと、鏡のウロコ汚れや、水栓金具のカルキ汚れに悩まされなくなります。また、入浴直後に浴槽をスポンジで拭っておけば、毎日のお風呂洗いから開放されます。洗面のボウルや鏡も、歯を磨きながらさっとボウルを拭いておくだけで、改めて掃除の時間を作る必要がなくなります。
掃除は時間をかけてじっくりするより、「◯◯したら3分掃除」と決めておくとよいでしょう。
入浴後に、浴室の湿気をバスタオルで取り除いておくと、鏡のウロコ汚れや、水栓金具のカルキ汚れに悩まされなくなります。また、入浴直後に浴槽をスポンジで拭っておけば、毎日のお風呂洗いから開放されます。洗面のボウルや鏡も、歯を磨きながらさっとボウルを拭いておくだけで、改めて掃除の時間を作る必要がなくなります。
掃除は時間をかけてじっくりするより、「◯◯したら3分掃除」と決めておくとよいでしょう。
4. 汚れが落ちる原理を学ぶ
住まいの汚れを効果的に落としたいなら、専用の洗剤を使うのが一般的です。でも、換気扇の掃除は冬より夏場が汚れが落ちやすい、といった汚れが落ちる原理を知るだけで、頑張っても取れなかった汚れがするりと取れることも。また、自分では手に負えない汚れは、思い切ってハウスクリーニングの専門家に任せる方法もあります。コストがかかったとしても、仕上がりは断然きれいで、「苦手なことをやらねばならない」というストレスもありません。
住まいの汚れを効果的に落としたいなら、専用の洗剤を使うのが一般的です。でも、換気扇の掃除は冬より夏場が汚れが落ちやすい、といった汚れが落ちる原理を知るだけで、頑張っても取れなかった汚れがするりと取れることも。また、自分では手に負えない汚れは、思い切ってハウスクリーニングの専門家に任せる方法もあります。コストがかかったとしても、仕上がりは断然きれいで、「苦手なことをやらねばならない」というストレスもありません。
私がいつも参考にしているのは、
石鹸百科監修『重曹を超えた、ナチュラル・クリーニング はじめよう!セスキ炭酸生活』(KADOKAWAメディアファクトリー)
木村由依監修『リンネル特別編集 掃除の基本おさらい帖』(宝島社)
の2つの書籍。ナチュラルクリーニングを上手に活用するコツやポイント、合成洗剤の上手な活用方法、道具の活用方法など、大掃除はもちろん、今日から実践できる内容が満載です。私もこれらの書籍を実践し、さらにお掃除セミナーを受講してから掃除のスキルが格段に上がりました。何より掃除が楽しくなって、手間をかけずにきれいを保てるようになりました。
石鹸百科監修『重曹を超えた、ナチュラル・クリーニング はじめよう!セスキ炭酸生活』(KADOKAWAメディアファクトリー)
木村由依監修『リンネル特別編集 掃除の基本おさらい帖』(宝島社)
の2つの書籍。ナチュラルクリーニングを上手に活用するコツやポイント、合成洗剤の上手な活用方法、道具の活用方法など、大掃除はもちろん、今日から実践できる内容が満載です。私もこれらの書籍を実践し、さらにお掃除セミナーを受講してから掃除のスキルが格段に上がりました。何より掃除が楽しくなって、手間をかけずにきれいを保てるようになりました。
5. 不用品をためこまない
大掃除のときに1年間溜め込んだ不要なものを一気に出すこともあるでしょう。掃除に限らず毎日忙しい日々を送っていると、「あとでやろう」「まとめてやろう」と思う機会も多いですから、無理もありません。
でも、この「あとで」「まとめて」の習慣こそが、ものが増え、手に負えなくなる原因。
大掃除のときに1年間溜め込んだ不要なものを一気に出すこともあるでしょう。掃除に限らず毎日忙しい日々を送っていると、「あとでやろう」「まとめてやろう」と思う機会も多いですから、無理もありません。
でも、この「あとで」「まとめて」の習慣こそが、ものが増え、手に負えなくなる原因。
- 不要なDMはすぐ仕分ける
- 不要な空箱は紙ゴミコーナーへ
- 日用品はパッケージを外して収納棚にしまう
6. 機能性の高い住宅設備を採用する
キッチンや浴室、トイレなどの住宅設備は、汚れが付きやすく日々のお掃除が欠かせない場所です。これから家づくりやリノベーションを考えている人は汚れが落ちやすい素材を選びはもちろん、掃除機能のついた設備を選ぶのもよいアイデアです。
たとえば、
キッチンや浴室、トイレなどの住宅設備は、汚れが付きやすく日々のお掃除が欠かせない場所です。これから家づくりやリノベーションを考えている人は汚れが落ちやすい素材を選びはもちろん、掃除機能のついた設備を選ぶのもよいアイデアです。
たとえば、
- 使用後に除菌ミストで汚れの付着を軽減するトイレ
- 風呂床に洗浄ミストが噴射されるユニットバス
- 自動洗浄機能のついたユニットバス
大掃除の由来は、一年のすすをはらい、お正月の神様をお迎えするための準備のための行事。「いつもより丁寧に掃除をするだけ」で、新年を気持ちよく迎えられるよう、毎日できることを少しづつ増やしていきましょう。
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