適正価格・・・ 正直に私の考えを言いますが、建築工事で”適正価格”はないと思います。
建築工事の価格は
(材料x工法x時間x人)+会社経費
です。この組み合わせで出る数値は無数です。
材料:何を使うか。例えば・・しっくい?ビニールクロス?
工法:どんな方法で作るのか。例えば・・木でやる?鉄でやる?造作する?既製品にする?
時間:「材料x工法」により、どうゆう手間(時間)が掛るか
人 :工事する人の技術や経験。例えば、1軒まとめられる大工?部分的な工事しかした事ない大工?建材しか使った事ない大工?
会社経費:会社の規模により必要な利益
さらに、それぞれの会社が材料や製品を発注するルートがあり、そことの関係で仕入れ額が変わります。ですから、建材を使うほうが単価も安く(値引きが数値として見える)できるだけ簡単に工事できるよう考えられていますので、『工法や時間や人』に掛る金額も下ります。
いろんな条件の組合せと積み重ねによって出されるのが見積金額なので、「適正価格」は難しいのです。
では、建て主はどうしたらいいのか・・。
複数の会社に見積を依頼してもいいですが、出て来る見積が全て同じ条件の金額を出しているわけではないので、参考として見てください。
「やりたい事を全部実現しようとしたらだいたい幾らなのか」という事を知る事ができます。
金額よりむしろ、その会社の実績や対応、人、家作りに対する熱意、を知る事が重要です。
それらの上で、親身になってくれ、ご自身の感覚とも合いそうな会社を選ぶ事をお勧めします。
やりたい事をできるだけ全部実現したいとなれば、価格の安いハウスメーカーがいいかもしれません。ただし、ご自身の想いが伝わない部分や、「会社の仕様」によって「できない」事があるため、考えを変える部分も出てくるでしょう。
想いを理解してもらい納得する家づくりをしたい場合には、設計事務所をとおして工務店に頼むか、感覚や対応が合う会社を探すか・・・です。
一生懸命「間取り」を考えられた事・・・それはとても貴重な事です。
ただし、それが絶対に変える事ができないのなら、金額の調整も難しくなります。
なぜなら、面積を減らす事が一番値段が下がる事だからです。
「間取り」を、「こうゆう事をしたい」を図にしたもの・・として考え、相手に渡し、プロの視点で整理しなおしてもらえば、合わせて金額の調整にもなっていきます。また、もしそれができないと、相手は「あなたの考えたとおりに作りました」と言います。その言葉の意味は、「何かあってもこちらには責任がない」という事です。そうゆう感覚で家作りが進むのは悲しいですね。
そして、大切なのは、家が完成してからもお付き合していけるかどうか。
何かあってもすぐに対応してくれる・・・工事費以上に価値のある事だと思います。
Q
引き戸
Q