柔らかな雰囲気が魅力。丸テーブルのあるダイニングつくろう
食卓に集まる人が、顔を合わせて食事しやすい丸テーブル。小さなコーナーに置くと、リラックスした優しい雰囲気が作り出せるアイテムです。
ブラッキン・ヘザー
2019年4月18日
Houzz contributor.
Home Life Style インテリア、収納空間デザイン。
「贅沢な時間を過ごせる、あなたらしい心地よい住まいづくり」をモットーに、一人ひとりの個性や「好き」を引き出しながらのインテリアのコーディネーション、
より快適な暮らしのためのライフスタイルに合わせた収納計画のご提案をいたします。
著書「ふつうの住まいでかなえる外国スタイルの部屋づくり(文藝春秋)
Interior decoration and storage space planning in Tokyo, Japan. English/Japanese bilingual, with interior design and decoration experience in Europe and Japan.
Houzz contributor.
Home Life Style インテリア、収納空間デザイン。
「贅沢な時間を過ごせる、あなたらしい心地よい住まいづくり」をモットーに、一人ひとりの個性や「好き」を引き出しながらのインテリアのコーディネーション、
より快適な暮らしのためのライフスタイルに合わせた収納計画のご提案をいたします。
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海外ではカジュアルなキッチンテーブルからフォーマルな高級レストランまで、様々なシーンで見かける丸テーブル。日本でも憧れている人が多いようですが、「使いこなせないのでは?」となかなか取り入れられないでいる方も多いのではないでしょうか。そんな丸テーブルのある様々な場面を紹介しながら、素敵に取り入れるためのヒントをご紹介します。
曲線ならではの優しさ
部屋の形や建具、キッチン、収納家具などは、一般的に直線的なことが多いですね。丸テーブルを置くと、空間全体に柔らかな優しい印象が作れます。そんな印象がまた、リラックスした雰囲気につながっていくのでしょう。
また、テーブルの上に丸いペンダントライトを合わせることで、丸い形の優しさがより生きてきます。ブリックの壁、温もりのある木のテーブルと、素材感を活かした明るくてナチュラルなこちらのダイニング。こんなスペースで週末の朝ごはんを楽しみたいと思いませんか?
部屋の形や建具、キッチン、収納家具などは、一般的に直線的なことが多いですね。丸テーブルを置くと、空間全体に柔らかな優しい印象が作れます。そんな印象がまた、リラックスした雰囲気につながっていくのでしょう。
また、テーブルの上に丸いペンダントライトを合わせることで、丸い形の優しさがより生きてきます。ブリックの壁、温もりのある木のテーブルと、素材感を活かした明るくてナチュラルなこちらのダイニング。こんなスペースで週末の朝ごはんを楽しみたいと思いませんか?
角がないので安全で安心
小さな子供がいる家庭ではダイニングテーブルの角がどうしても気になります。幼い頃、テーブルの角に頭をぶつけた経験は多くの人にあるはずです。狭い空間ですと大人でも腰をぶつけたり、服を引っ掛けたりすることも。角がない分、人にも優しいのが丸テーブルの特徴です。
小さな子供がいる家庭ではダイニングテーブルの角がどうしても気になります。幼い頃、テーブルの角に頭をぶつけた経験は多くの人にあるはずです。狭い空間ですと大人でも腰をぶつけたり、服を引っ掛けたりすることも。角がない分、人にも優しいのが丸テーブルの特徴です。
会話が盛り上がるセッティング
正方形のテーブルの場合、同じ側に座っている人たちと顔をあわせることはあまりないでしょう。例えば、6人掛けの場合、真ん中に一人挟んで座るため、遠くに座る人との会話は簡単ではありませんね。
丸テーブルなら全員が同じ中心を向いて座るため、お互いの顔が見えやすく、会話もしやすいのが大きなメリットです。
正方形のテーブルの場合、同じ側に座っている人たちと顔をあわせることはあまりないでしょう。例えば、6人掛けの場合、真ん中に一人挟んで座るため、遠くに座る人との会話は簡単ではありませんね。
丸テーブルなら全員が同じ中心を向いて座るため、お互いの顔が見えやすく、会話もしやすいのが大きなメリットです。
料理が届きやすい
大皿料理やお鍋など、みんなでシェアしながら取り分ける料理を楽しむなら、丸テーブルが使いやすいでしょう。長方形のテーブルの場合、目の前の料理には手が届きますが、少し遠くのある料理は隣の人に頼んだりと、周りに気を使うこともありますよね。丸テーブルの真ん中にある料理は誰にでも届きやすいので、気楽に食事が楽しめます。
大皿料理やお鍋など、みんなでシェアしながら取り分ける料理を楽しむなら、丸テーブルが使いやすいでしょう。長方形のテーブルの場合、目の前の料理には手が届きますが、少し遠くのある料理は隣の人に頼んだりと、周りに気を使うこともありますよね。丸テーブルの真ん中にある料理は誰にでも届きやすいので、気楽に食事が楽しめます。
一方 、一人ひとりに盛り付けて出すような料理は食器やグラス、カトラリーの数によっては若干狭く感じることもあります。
このような食事スタイルには少し大きめのテーブルがおすすめです。一人につきどれぐらいのスペースが必要かを確認し、実際のテーブルを見て選ぶのが良いでしょう。
大きさの目安として4人掛けの場合は直径100cm。6人で座る場合は120cmが一般的です。また、正方形のランチョンマットは角が重ることもあるかもしれません。気になるようでしたら、円型やオーバルのマットを使うとよりすっきりし見えます。
このような食事スタイルには少し大きめのテーブルがおすすめです。一人につきどれぐらいのスペースが必要かを確認し、実際のテーブルを見て選ぶのが良いでしょう。
大きさの目安として4人掛けの場合は直径100cm。6人で座る場合は120cmが一般的です。また、正方形のランチョンマットは角が重ることもあるかもしれません。気になるようでしたら、円型やオーバルのマットを使うとよりすっきりし見えます。
座る人数にも柔軟に対応
4人掛け、または6人掛けの正方形のテーブルは片側に座れる人数が決まってきます。丸テーブルの場合、一人ひとりのスペースが若干狭くはなりますが、間を詰めればあと1人か2人ぐらいフィットできる柔軟性はあります。大勢集まった時、突然の来客にこのように融通がきくのも嬉しいポイントですね。
4人掛け、または6人掛けの正方形のテーブルは片側に座れる人数が決まってきます。丸テーブルの場合、一人ひとりのスペースが若干狭くはなりますが、間を詰めればあと1人か2人ぐらいフィットできる柔軟性はあります。大勢集まった時、突然の来客にこのように融通がきくのも嬉しいポイントですね。
椅子の数もテーブルの広さに合わせて4脚、または6脚と偶数の数が一般的に綺麗に見えますが、丸テーブルでしたら3つでも5つでも、偶数、奇数問わず、バランス良く置くことが可能です。
椅子の数を増やしたり減らしたりするには中心に脚が1本ある「ペデスタル」タイプのテーブルがおすすめです。脚が邪魔にならず、好きな場所に自由に椅子を配置できるのがそのメリット。
こちらのテーブルはアメリカで活躍したフィンランド人デザイナー、エーロ・サーリネンの「チューリップテーブル」。テーブルの下の乱雑をなくし、シンプルで美しいフォルムで世界的に人気のあるアイコニックなテーブルとなっています。
エリエル&エーロ・サーリネン父子が残した、建築とデザインをめぐる言葉
椅子の数を増やしたり減らしたりするには中心に脚が1本ある「ペデスタル」タイプのテーブルがおすすめです。脚が邪魔にならず、好きな場所に自由に椅子を配置できるのがそのメリット。
こちらのテーブルはアメリカで活躍したフィンランド人デザイナー、エーロ・サーリネンの「チューリップテーブル」。テーブルの下の乱雑をなくし、シンプルで美しいフォルムで世界的に人気のあるアイコニックなテーブルとなっています。
エリエル&エーロ・サーリネン父子が残した、建築とデザインをめぐる言葉
部屋のコーナーを有効活用
日本の家では壁やキッチンカウンターにテーブルをつけているのがよく見られますが、それができないのが丸テーブルのデメリットの一つといえるかもしれません。
その代わり、部屋の角を上手に活用できればこじんまりとした心地よいダイニングコーナーを生み出すことが可能です。丸テーブルとは広い空間が必要と思われがちですが、意外とコンパクトにまとまり、逆に省スペースにもなることも。
角がなく、壁から離して置くことでスムーズに一周できる動線的なメリットもあります。
日本の家では壁やキッチンカウンターにテーブルをつけているのがよく見られますが、それができないのが丸テーブルのデメリットの一つといえるかもしれません。
その代わり、部屋の角を上手に活用できればこじんまりとした心地よいダイニングコーナーを生み出すことが可能です。丸テーブルとは広い空間が必要と思われがちですが、意外とコンパクトにまとまり、逆に省スペースにもなることも。
角がなく、壁から離して置くことでスムーズに一周できる動線的なメリットもあります。
小さなコーナーにすっきり収まる
コンパクトな部屋でもちょっとした食事スペースが欲しいと思った時には小さな丸テーブルを置いてみましょう。四角いテーブルでは椅子の場所が決まってくるのと違い、丸テーブルはどの角度にも椅子を設置できます。そのため、思った以上にスペースをとらないので小さな空間でも意外と使いやすい形です。
1人や2人暮らしであれば大きくなくてもカフェのような小さめのテーブルで十分でしょう。寝る場所、くつろぐ場所、食事やものを書いたり、パソコン作業をする場所を分けることで、よりメリハリのある充実した生活が楽しめます。
コンパクトな部屋でもちょっとした食事スペースが欲しいと思った時には小さな丸テーブルを置いてみましょう。四角いテーブルでは椅子の場所が決まってくるのと違い、丸テーブルはどの角度にも椅子を設置できます。そのため、思った以上にスペースをとらないので小さな空間でも意外と使いやすい形です。
1人や2人暮らしであれば大きくなくてもカフェのような小さめのテーブルで十分でしょう。寝る場所、くつろぐ場所、食事やものを書いたり、パソコン作業をする場所を分けることで、よりメリハリのある充実した生活が楽しめます。
ベンチタイプの椅子が使えないというのが、丸テーブルのデメリットしてよく挙げられますが、こちらのようなコーナーベンチはいかがでしょうか。丸テーブルがコンパクトに収まり、一つのまとまった空間に仕上がっています。動線的にも、手前も奥もなく、体を角にぶつけずに、どちら側からもすーっと入れるのが丸テーブルならではの特徴です。
高級感あふれる丸テーブル
大きな丸テーブルはゆったりと座りながら食事や会話が楽しめるので高級レストランでもよく見られます。広々としたスペースがあるなら、そんなラグジュアリーなダイニングを自宅でも実現されてみてはいかがでしょうか。椅子もゆったりと座れる大きめのものを選んでみてください。
開放感にあふれたこちらのダイニングのテーブルは実は全自動麻雀卓だそうです。丸い天板で優雅な食事タイムも楽しめる、意外性のある丸テーブルです。個性的なファブリックでカバーされたチェアも印象的で、素晴らしい景色を眺めながら楽しい時間を過ごせそうな、素敵な空間ですね。
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大きな丸テーブルはゆったりと座りながら食事や会話が楽しめるので高級レストランでもよく見られます。広々としたスペースがあるなら、そんなラグジュアリーなダイニングを自宅でも実現されてみてはいかがでしょうか。椅子もゆったりと座れる大きめのものを選んでみてください。
開放感にあふれたこちらのダイニングのテーブルは実は全自動麻雀卓だそうです。丸い天板で優雅な食事タイムも楽しめる、意外性のある丸テーブルです。個性的なファブリックでカバーされたチェアも印象的で、素晴らしい景色を眺めながら楽しい時間を過ごせそうな、素敵な空間ですね。
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