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建物以外の費用も結構かかる?家づくりの資金計画とは
家づくりは人生で一番高い買い物とも言われています。しっかりとした資金計画を立てて、最高の家を手に入れましょう!
荒木康史
2022年5月29日
暮らしの総合アドバイザー。ユーザーや建設会社向けにコンサルティングや講演、セミナーを行なっております。
家づくりを考え始めたら、スケジュールを立てることから始めましょう。家づくりの7つのステップは『家を建てるための流れを知り、上手にスケジュールを立てよう』でお伝えした通り。全体のスケジュールがまとまったら、いよいよ資金計画です。
上手な資金計画を考えることで、理想の住まいが実現できますよ!
上手な資金計画を考えることで、理想の住まいが実現できますよ!
住宅価格の注意点
資金計画を始める前に、家づくりにはどれくらいの費用がかかるのか確認しておく必要があります。
よく、『坪単価はいくらですか?』と聞く方がいらっしゃいますが、坪単価の坪って何を指しているかで大きく違ってきます。
例えば、延べ床面積が30坪だから坪単価が50万円だと1500万円と考えてしまいますが。ここには3つの落とし穴があります。
これを知らずに資金計画を始めてしまうと思わぬ落とし穴に入りかねませんので、しっかりと理解しておきましょう。
資金計画を始める前に、家づくりにはどれくらいの費用がかかるのか確認しておく必要があります。
よく、『坪単価はいくらですか?』と聞く方がいらっしゃいますが、坪単価の坪って何を指しているかで大きく違ってきます。
例えば、延べ床面積が30坪だから坪単価が50万円だと1500万円と考えてしまいますが。ここには3つの落とし穴があります。
これを知らずに資金計画を始めてしまうと思わぬ落とし穴に入りかねませんので、しっかりと理解しておきましょう。
坪単価は無意味です
坪単価には、実はなんの定義もなければルールもないのです。ある会社は総額を延べ床面積で割った単価にしていたり、ある会社は本体価格を施工床面積で割った単価にしていたりと、会社ごとに全く違った尺度で表現されています。
そもそも、割られる金額も割る方の面積も違うのに、同じ『坪単価』と表記されるから間違えやすいんですよね。
次の項で、床面積・延べ床面積と施工床面積について説明します。
坪単価には、実はなんの定義もなければルールもないのです。ある会社は総額を延べ床面積で割った単価にしていたり、ある会社は本体価格を施工床面積で割った単価にしていたりと、会社ごとに全く違った尺度で表現されています。
そもそも、割られる金額も割る方の面積も違うのに、同じ『坪単価』と表記されるから間違えやすいんですよね。
次の項で、床面積・延べ床面積と施工床面積について説明します。
どうしても坪単価を知りたい場合
坪単価をどうしても知りたい場合には、次のことに注意してください。
【床面積・延べ床面積】
床面積とは、建物の各階にある壁や柱の中心線で囲まれた部分の面積のことをいいます。その床面積を各階まとめたものを延べ床面積といいます。確認申請に使う床面積には車庫や地下室、ピロティ、ポーチなどに対する緩和処置があるため、延べ床面積は実際の大きさより小さいことがあります。
【施工床面積】
施工床面積とは、実際に施工する面積を言います。例えば吹き抜けやバルコニーは延べ床面積に含まれませんが、実際の工事では作業が伴いますので施工床面積には参入されます。したがって、延べ床面積よりも施工床面積の方が大きくなります。
つまり、坪単価を見る際には延べ床面積あたりの単価なのか、施工床面積あたりの単価なのかをよく見る必要があるんですよ。
坪単価をどうしても知りたい場合には、次のことに注意してください。
【床面積・延べ床面積】
床面積とは、建物の各階にある壁や柱の中心線で囲まれた部分の面積のことをいいます。その床面積を各階まとめたものを延べ床面積といいます。確認申請に使う床面積には車庫や地下室、ピロティ、ポーチなどに対する緩和処置があるため、延べ床面積は実際の大きさより小さいことがあります。
【施工床面積】
施工床面積とは、実際に施工する面積を言います。例えば吹き抜けやバルコニーは延べ床面積に含まれませんが、実際の工事では作業が伴いますので施工床面積には参入されます。したがって、延べ床面積よりも施工床面積の方が大きくなります。
つまり、坪単価を見る際には延べ床面積あたりの単価なのか、施工床面積あたりの単価なのかをよく見る必要があるんですよ。
建物の費用だけが住宅取得費ではない
それでは、住宅取得にかかる費用を確認してみましょう(今回は土地取得費用はないものとして考えます)。
住宅取得費とは、建物+付帯工事費+諸費用になります。
多くの人がよく間違いがちなのが、建物本体の費用だけで家が取得できると思っていることです。建物本体の費用は住宅取得費のおおよそ7割程度なので、資金計画が狂ってしまいますね。ここが気をつけて欲しい部分になります。
建物以外にかかる費用の内訳ですが、まずは付帯工事。ガス・給排水工事や外構工事、場合によっては地盤改良費などが含まれます。建物の大きさにもよりますが、30坪程度の住宅なら250〜300万円程度は必要と思っていた方がいいでしょう。地盤調査の結果、地盤改良が必要となった場合にはさらに必要になります。
つぎに諸費用ですが、建物を登記するための登記費用や税金、それに保険料などになります。例えば、本体価格が2000万円の住宅であれば、住宅取得費用は2500万円〜2800万円程度を目安に考えておいた方が安心ですよ。
それでは、住宅取得にかかる費用を確認してみましょう(今回は土地取得費用はないものとして考えます)。
住宅取得費とは、建物+付帯工事費+諸費用になります。
多くの人がよく間違いがちなのが、建物本体の費用だけで家が取得できると思っていることです。建物本体の費用は住宅取得費のおおよそ7割程度なので、資金計画が狂ってしまいますね。ここが気をつけて欲しい部分になります。
建物以外にかかる費用の内訳ですが、まずは付帯工事。ガス・給排水工事や外構工事、場合によっては地盤改良費などが含まれます。建物の大きさにもよりますが、30坪程度の住宅なら250〜300万円程度は必要と思っていた方がいいでしょう。地盤調査の結果、地盤改良が必要となった場合にはさらに必要になります。
つぎに諸費用ですが、建物を登記するための登記費用や税金、それに保険料などになります。例えば、本体価格が2000万円の住宅であれば、住宅取得費用は2500万円〜2800万円程度を目安に考えておいた方が安心ですよ。
返せる額をよく考えた資金計画を
取得費用について理解した後は、いよいよ資金計画です。資金計画とは、住宅取得にあてる費用(住宅ローン)と自己資金を計画することです。100%ローン可能と謳っている住宅会社もありますが、基本的には諸費用(登記費用や税金など)は現金であることが多いので、自己資金も必要になります。自己資金は多い方がいいのですが、ローンを減らすためにあまり無理をしても、ライフプランが窮屈になる事もありますので、手元の残す資金についてもよく考える必要があります。
ローンの返済計画については、銀行などの窓口へ相談するのもいいですし、銀行などのインターネット上でシュミレーションすることができるので積極的に活用してください。
家づくりのスケジュールの中で、資金計画を先に、プラン検討・住宅会社選びを後にしているのは、『借りられる額』より『返せる額』の方が重要だからです。
家づくりは家族が幸せになるための手段です。無理なく楽しく暮らせるように、しっかりとした資金計画を立てましょう。
消費税増税の住宅購入への影響は?
家づくりのヒントをもっと読む
取得費用について理解した後は、いよいよ資金計画です。資金計画とは、住宅取得にあてる費用(住宅ローン)と自己資金を計画することです。100%ローン可能と謳っている住宅会社もありますが、基本的には諸費用(登記費用や税金など)は現金であることが多いので、自己資金も必要になります。自己資金は多い方がいいのですが、ローンを減らすためにあまり無理をしても、ライフプランが窮屈になる事もありますので、手元の残す資金についてもよく考える必要があります。
ローンの返済計画については、銀行などの窓口へ相談するのもいいですし、銀行などのインターネット上でシュミレーションすることができるので積極的に活用してください。
家づくりのスケジュールの中で、資金計画を先に、プラン検討・住宅会社選びを後にしているのは、『借りられる額』より『返せる額』の方が重要だからです。
家づくりは家族が幸せになるための手段です。無理なく楽しく暮らせるように、しっかりとした資金計画を立てましょう。
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