リビングルームの一隅に小上がりの畳コーナーが有ります。此処は仏間で有り、寝室でもあり、またお施主様のご趣味であるミニチュアダンジリを展示する空間も兼ねています。一本引きの大型デザイン障子で区切られているだけの部屋でリビングルームのインテリアの中では大きな存在感を示しています。
大阪にあるお手頃価格の小さな和モダンなおしゃれなリビング (白い壁、塗装フローリング、据え置き型テレビ) の写真

三ッ沢上町の家

株式会社結設計

中庭のある家です。土地は中庭にする必要がないほど広い敷地です。最も通常の機能を果たす中庭とするにはそれなりの広さを必要とします。今回中庭としたのは、敷地が接している南道路より建てる場所が1.5mほど低くなっていて、普通に南側に庭を設けるとプライバシーの確保が難しくなるため、中庭としました。住宅を創っていくなかで、いい建築になっていくのは、やはり建て主さんのこだわりというか執着心だと、今回も改めて感じさせられました。予算が足りなければ自分らでという熱意です。家づくりはどんな場合も予算が限られているのが普通です。その中で設計者としては機能、性能、デザイン等々を調整し、バランスよい仕上がりにしようとします。そのことによる建物のグレード感は私どもなりに工夫したしても、限界を超えられないところがあります。和紙貼りの、見返り床のある和室は、設計者なりの工夫です。間仕切りを開け放すと中庭が見えてきます。洗面所も浴室と一体化して広く見せています。北側の浴室には竹林を見せる大きな窓を設けています。しかし、今回のような敷地の特異な条件や、建て主さんのこだわりや執着心が強ければ、バランスを多少崩すことになりますが、それがその建物のグレード感をワンランク上げる効果を生み出すことが多いです。建て主さんの実家の方で所有している無垢の板があり、それを活用したいということで、玄関のベンチに使用させていただきました。またリビングダイニングの床を、多少予算オーバーになるがチーク材にしたい、ということで変更されました。それよりなにより大谷石を壁の一部に使いたいという建て主さんのこだわりで、大谷石をネットで探されてダイニングの北側の壁に使用しました。そのことにより竹林が借景となるピクチャーウインドウがいっそう映えるようになりました。キッチンにもこだわりがあったようで、コスパの良い私共の提案からグレードをあげたメーカーと品番にされました。こんなケースはよくあり、殆どの方はショウルームで説明係にたぶらかされるようです。今回の場合、設計者としては癪ですが、目立つ位置にあるので、全体空間のグレード感をあげる効果は大いにありました。それと食堂のピクチャーウインドウ脇とレンジフードに吊るした植物等の、住んでいる方のセンスを表現するのには必要な装置だったのかもしれません。当事務所では、中庭を設けるケースはよくありますが、向かい合わせの部屋同士が独立した空間としての距離、及び庭としての機能とボリューム確保するには、敷地が許せる限り写真のように三間角(5.4m角)以上を確保するよう奨めています。建物の外は可能な限り現段階ではいじらないで既存を整えるだけにとどめています。

木が香る、家族がのびのび出来る可変・成長する家

アウフタクト

リビングからダイニング、和室を眺める。ゲストへの対応など、様々に対応可能な空間を狙って、可動間仕切りでゆるやかに仕切る。
大阪にある中くらいな和モダンなおしゃれなLDK (白い壁、塗装フローリング、ベージュの床、表し梁) の写真

Hibarigaoka Forest iake,TOKYO

株式会社ハウスリンクル

作品を引き立て、空間を豊かにする家武蔵野の自然を生かした敷地に低層の集合住宅が悠然と配された、西東京のフォレストレイク。映像作家の夫と工芸家の妻は、ここで室内の模様替えを計画する。 LDK(リビング・ダイニング・キッチン)は、既存の白枠にグレーベージュの壁紙を合わせて、ウォームにまとめた。キッチンの腰壁はアクセントとしてネイビーグレーにし、全体を引き締めている。寝室はブルーグレーが基調の落ち着いた部屋に。玄関の壁はネイビーグレーで、妻の水引アートを引き立てる。繊細さと大胆さの狭間で熟孝されたコーディネートが、自然光と呼応して、美しい陰影を室内に描く。室内の豊かさは、工事の規模に依るのではなく、デザインの密度に依る事を、この住宅は証明している。

和モダンなLDK (塗装フローリング) の写真

LDKは家族みんなが集まる部屋。テレビを観たり、ゲームで遊んだり、本を読んだり、一日のできごとを語ったりと、家族が各々で、また揃って様々なことをするスペースがLDKです。子どもが小さいうちは、LDKに遊び場所をつくることも多いでしょうし、小学生になればLDKで宿題をすることもあるかもしれません。そしてその隣ではお母さんが家事や趣味の作業をしたり、パソコンを使うことも考えられます。また、特別な客間がない限り、LDKにお客さまを招くことも多いはずです。そんな多目的な部屋だからこそ、おしゃれでくつろげる和モダンなLDKをつくるヒントを探しましょう。

おしゃれな和モダンなLDKのインテリアとは？

和モダンなLDKのインテリアほど頭を悩ませるものはないでしょう。日常的に家族が集まる場所であり、客間として来客をもてなす場所でもあるリビングルームは、飽きのこないインテリアと、少しばかりの個性が必要となります。大きなソファーを置くのもいいですが、一人がけの椅子を家族の人数に合わせて置いたりするのも個性的ですね。一方で、ローテーブルやテレビ台などの家具は、LDKの壁や床の色との馴染みを考えながら選ぶと失敗しません。家族で使うLDKは、それだけ多くのものが持ち込まれる場所。雑多なものであふれかえりがちなので、壁面収納や床下収納など、LDK全体のスペースを有効に使って、整理整頓しやすい部屋づくりが必要です。床に導線の妨げとなる物を置かないという単純なことだけでも、広くて快適な和モダンなLDKづくりにつながります。

和モダンなLDKを広く見せるコツ

日本の住宅ではLDKや客間のスペースを広く取れないことも多く、少しの家具でも窮屈に感じてしまうこともあるでしょう。間取りが決まっているからこそ、視覚で広く見せるコツがあります。

天井を高く見せるため、LDKの家具はなるべく低いものに統一する。

家具をLDKの中央に置かず、壁や部屋の隅に沿って配置して視線の中心に置かない。

床に敷くラグはあまり大きなサイズにせず、フローリング面を大きく見せる。

明るい色の家具を配置する。白い家具は光を反射し部屋を明るく見せ、広く感じさせる効果がある。

お客さまの印象に残る、すてきな和モダンなLDKのつくり方

ゲストルームがある家はその限りではありませんが、ほとんどの家庭では、お客さまをLDKにお通しします。お客さまを迎えるときには、生活感あふれるいつものLDKだとちょっぴりナンセンス。そこで、インテリアにアクセントを加えてみてはいかがでしょうか。すぐできる工夫としては、ローテーブルに花を飾ったり、季節の装飾品アイテムを添えたりすることです。コーヒーテーブルブックと呼ばれる装丁の美しい本や、さり気なく飾った旅先の写真なども会話のきっかけになりますね。

スッキリした和モダンなLDKをキープするコツ

家族団らんの場である居間は、ともすればモノで溢れかえりがちです。普段からLDKに持ち込む物の量を家族の間で決めておくことをおすすめします。収納家具も扉付き、引き出し、またお気に入りのコレクションを飾ることができるオープン棚など、様々なスタイルがあります。居間やリビングでは、インテリアとしての見せる収納と、生活感のある日用品を収納できる隠す収納を使い分けてはいかがでしょうか。出し入れの頻度が高い子どものおもちゃや絵本などをLDKに置く場合、急なお客さまでも慌てないように、片付けやすい収納グッズを活用しましょう。世界中の住まいのプロが手がけたおしゃれな和モダンなLDKの写真の中から、あなたのお気に入りのスタイルを見つけてください。フィルターを使うと、モダン、北欧、カントリー調といったインテリアスタイル別のリビングの写真を選んで表示したり、気に入った事例を手がけた専門家の情報や、同じようなスタイルの施工事例を見ることもできます。おしゃれなアイデアを集めて、LDKのインテリア・レイアウト改造計画を始めてみませんか？