ディテールにこだわる家づくり:階段編
素材や機能、デザインにユニークな工夫を凝らした階段は、家全体のフォーカルポイントになります。
Motoko Sasaki
2015年12月6日
Houzzコントリビューター。フリーランスの編集&ライター。10才頃からインテリア雑誌の定期購読をはじめる。1999〜2007年、出版社にて雑貨&インテリア誌編集部に在籍。旅好きが嵩じ、2008年に旅するライターユニット「auk」を立ち上げ、毎年オランダとベルギーに滞在。2015年現在までに3冊のガイドブックを出版。菓子研究家いがらしろみ主宰、romi-uni booksの編集も担当。
Houzz contributor, Editor and Writer of Books and Magazine in JAPAN.Specialty is Interior,Lifestyle,Cooking,Handmade,Travel,Fasion.....and more.and,I'm staying in Netherlands and Belgium every year.I published the Netherlands and Belgium guide book.
【Book】2015/『Holland Short Trip オランダ・ショート・トリップ』(スペースシャワーブックス) 2011 /『Belgium Bruxelles Promnade Classique ベルギー・ブリュッセル クラシックな街歩き』(産業編集センター) 2009 /『Holland Travel Book オランダ・トラベル・ブック』(現マイナビ、元東京地図出版)
Houzzコントリビューター。フリーランスの編集&ライター。10才頃からインテリア雑誌の定期購読をはじめる。1999〜2007年、出版社にて雑貨&インテリア誌編集部に在籍。旅好きが嵩じ、2008年に旅するライターユニット「auk」を立ち上げ、毎年オランダとベルギーに滞在。2015年現在までに3冊のガイドブックを出版。菓子研究家いがらしろみ主宰、romi-uni... もっと見る
2階建て以上の一戸建てに必要不可欠な「階段」にスポットを当ててみましょう。あまり階段自体にデザインやこだわりを持ったお家は少ないかもしれませんが、実は階段はこんなに彩り豊かなんです。手すりだけリフォームしたり、ペイントやリメイクを施してもいいですね。なにげなく昇ったり降りたりしている階段にもっとこだわってみると、インテリアがより楽しくなりそうです。
手すりに遊び心をプラス
白い壁と明るい色の木の階段というナチュラルな空間に、目の覚めるような赤の細い手すりをつけているのが、インパクトがあってかっこいい。シンプルな空間だからこそ、手すりの美しいラインが際立ちますね。
白い壁と明るい色の木の階段というナチュラルな空間に、目の覚めるような赤の細い手すりをつけているのが、インパクトがあってかっこいい。シンプルな空間だからこそ、手すりの美しいラインが際立ちますね。
丈夫なパイプは手すりに最適
ロフトや狭いスペースなどによく使われる急勾配の階段には、安全のためにも手すりをつけましょう。丈夫なパイプの手すりはパーツ選びにもこだわりたいところです。どちらの足で踏むかが決まっている階段と黒パイプの組み合わせは、空間の主役級の存在感がありますね。
ロフトや狭いスペースなどによく使われる急勾配の階段には、安全のためにも手すりをつけましょう。丈夫なパイプの手すりはパーツ選びにもこだわりたいところです。どちらの足で踏むかが決まっている階段と黒パイプの組み合わせは、空間の主役級の存在感がありますね。
スタイリッシュなギザギザ階段
手すりを中心に階段が螺旋状にまわるようにつくられています。そのせいで、ギザギザが交差しているように見えるのが素敵。踊り場がいくつもあるので昇りやすく、植物を置いたりすることができるのも素敵です。
手すりを中心に階段が螺旋状にまわるようにつくられています。そのせいで、ギザギザが交差しているように見えるのが素敵。踊り場がいくつもあるので昇りやすく、植物を置いたりすることができるのも素敵です。
異素材を使ったツートーン階段
途中まではグレーのハードなコンクリート、その先はあたたかみのあるウッドという、2つの素材と色を使った階段。どちらかだけより、2つ使っているほうがずっとモダンでユニーク。このリビングは階段が主役といっても過言ではありません。
途中まではグレーのハードなコンクリート、その先はあたたかみのあるウッドという、2つの素材と色を使った階段。どちらかだけより、2つ使っているほうがずっとモダンでユニーク。このリビングは階段が主役といっても過言ではありません。
インダストリアルなはしご風階段
左右に段差がついた、はしごのような階段。昇り降りのコツをつかんだら、きっととっても昇りやすそうです。
アイアン×ウッドの、無骨な雰囲気が空間を引き締めています。
左右に段差がついた、はしごのような階段。昇り降りのコツをつかんだら、きっととっても昇りやすそうです。
アイアン×ウッドの、無骨な雰囲気が空間を引き締めています。
浮遊感のある階段
壁から板が生えているような、浮遊感のある階段。昇るときにちょっとドキドキしてしまいそう。圧迫感がないので、オープンスタイルの家によく似合います。
壁から板が生えているような、浮遊感のある階段。昇るときにちょっとドキドキしてしまいそう。圧迫感がないので、オープンスタイルの家によく似合います。
オブジェのようなアート階段
三角柱や多面体の木を使った階段は、空間のアクセントになります。不揃いな形でありながら、流れるようなラインによって、ひとつの作品のようになっています。
三角柱や多面体の木を使った階段は、空間のアクセントになります。不揃いな形でありながら、流れるようなラインによって、ひとつの作品のようになっています。
こちらは、横から見える段の三角形が、空間のポイントになり、モダンな味わいが強調されています。四角形や板状ではなく三角形にして、切り口を見せたことで、空間にリズムができ、手すりの黒とラグの模様も呼応し合って、さらに個性的な仕上がりに。
椅子としても使える階段
1段ごとに、広いスペースがあるユニークな階段。置物を置いたり、ちょっと座って本を読んだり、くつろぎスペースとして使うことができます。天板だけ木目の板を使っているので、幾何学模様のように見えるのも美しい。
1段ごとに、広いスペースがあるユニークな階段。置物を置いたり、ちょっと座って本を読んだり、くつろぎスペースとして使うことができます。天板だけ木目の板を使っているので、幾何学模様のように見えるのも美しい。
角材をそのまま階段にする
無垢の角材を使用したワイルドな階段。年輪や木の模様、質感が迫力たっぷり。自然素材のワックスやオイルでお手入れしながら、いい味わいに育てていく楽しみがあります。
無垢の角材を使用したワイルドな階段。年輪や木の模様、質感が迫力たっぷり。自然素材のワックスやオイルでお手入れしながら、いい味わいに育てていく楽しみがあります。
タイルで存在感アップ
タイルを貼れば、こんなにも存在感のある階段になります。ひとつずつ違うタイルを貼ってもいいですし、こんな風に1段ごとに変えてもいいですね。
階段の写真をもっと見る
手すりの写真をもっと見る
玄関・廊下・階段に関する記事を読む
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