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廊下のインテリアは「正面」がポイント!素敵空間に変身させるコツ
毎日何回も通る廊下。少し手を加えて、ただの「通路」から、通るときに気分がよくなるスペースに変えていきましょう。
ブラッキン・ヘザー
2021年1月18日
Houzz contributor.
Home Life Style インテリア、収納空間デザイン。
「贅沢な時間を過ごせる、あなたらしい心地よい住まいづくり」をモットーに、一人ひとりの個性や「好き」を引き出しながらのインテリアのコーディネーション、
より快適な暮らしのためのライフスタイルに合わせた収納計画のご提案をいたします。
著書「ふつうの住まいでかなえる外国スタイルの部屋づくり(文藝春秋)
Interior decoration and storage space planning in Tokyo, Japan. English/Japanese bilingual, with interior design and decoration experience in Europe and Japan.
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「贅沢な時間を過ごせる、あなたらしい心地よい住まいづくり」をモットーに、一人ひとりの個性や「好き」を引き出しながらのインテリアのコーディネーション、
より快適な暮らしのためのライフスタイルに合わせた収納計画のご提案をいたします。
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「廊下が味気ない」と思うのは、真っ正面を見たときの景色が寂しい、というのが、一つの原因であることがあります。特に細長い廊下は、向かって正面をおしゃれにすることで、廊下全体の印象が大きく変わります。
リビングやダイニングのような居室と比べると、なんとなく殺風景になりがちな廊下は、ただの「通路」ではなく、玄関と部屋、そして部屋と部屋をつなぐ、1日のうちに何回も通る大切なスペースです。そして住まいを訪れるお客さんにとっては玄関の次に見る場所でもあり、住まいの第一印象にも大きく繋がります。廊下の向かって正面をぜひ意識して、素敵な空間をつくってみてはいかがでしょう。
リビングやダイニングのような居室と比べると、なんとなく殺風景になりがちな廊下は、ただの「通路」ではなく、玄関と部屋、そして部屋と部屋をつなぐ、1日のうちに何回も通る大切なスペースです。そして住まいを訪れるお客さんにとっては玄関の次に見る場所でもあり、住まいの第一印象にも大きく繋がります。廊下の向かって正面をぜひ意識して、素敵な空間をつくってみてはいかがでしょう。
正面にドアがある場合
こちらのような黄色のような鮮やかな色を使えば廊下は明るく、生き生きとした雰囲気に。特にマンションでは、玄関から続く細長い廊下の先にリビングダイニングのドアがあることが多いですが、ちょっとした色の工夫で遠近感も大きく変えることができます。
赤や黄色のような暖色は進出色であり、距離が実際より近く見えてきます。細長く、殺風景な廊下によく向いている色です。
- ドアの色を変えてみる
こちらのような黄色のような鮮やかな色を使えば廊下は明るく、生き生きとした雰囲気に。特にマンションでは、玄関から続く細長い廊下の先にリビングダイニングのドアがあることが多いですが、ちょっとした色の工夫で遠近感も大きく変えることができます。
赤や黄色のような暖色は進出色であり、距離が実際より近く見えてきます。細長く、殺風景な廊下によく向いている色です。
- ガラスの入ったドアで光を取り入れる
窓のない廊下ではガラスの入ったドアもぜひおすすめです。視線は自然と明るい方へ向けられるため、逆に狭さや殺風景な部分が気にならなくなるかもしれません。
自然光が少しでも入ることで空間が明るく、立体感や抜け感も生み出せます。部屋の中が見えてしまうのが困るようであればテクスチャーガラスのあるドア、またはフィルムを貼れば光だけを取り込みながらプライバシーは保てます。
- 開放感をつくり出す
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筆者の自宅の玄関から続く廊下の先には仕事部屋があります。ドアを閉めればただの行き止まりとなり、廊下も暗く、さみしく見えるため、通常はドアは開けたままでいます。
光が廊下に入り、さらに奥に広がりが感じられることで、明るい雰囲気だけではなく開放感が生まれます。それによって、気分的にものびやかな気持ちになれます。見えることを意識した色合い、アートやグリーンを置いて、好きな景色をつくりあげました。
光が廊下に入り、さらに奥に広がりが感じられることで、明るい雰囲気だけではなく開放感が生まれます。それによって、気分的にものびやかな気持ちになれます。見えることを意識した色合い、アートやグリーンを置いて、好きな景色をつくりあげました。
突き当たりが壁の場合
正面が壁であれば、そこだけ別の色に塗ってみるのも殺風景な廊下を生き生きと見せる方法です。好きな色や、ドアの話と同様に、遠近感の感じ方を意識して色を選んでみてはいかがでしょう。
- アクセントウォールをつくる
正面が壁であれば、そこだけ別の色に塗ってみるのも殺風景な廊下を生き生きと見せる方法です。好きな色や、ドアの話と同様に、遠近感の感じ方を意識して色を選んでみてはいかがでしょう。
- アートを飾る
壁掛けが難しければ、床に置いて立てかけるのでも同じような効果が得られます。
そのままでも風合いのある素敵な廊下ですが、正面に垂れ下がる布がさりげない、優しいアクセントになってくれています。
- 好奇心を沸かせる演出を
- 正面をディスプレイとして使う
- ライトアップして立体感を出す
- ニッチをつくる
リフォームや新居の計画の際に、または今の住まいでもちょっとした工夫で、毎日通る廊下が素敵な空間にできるはずです。インテリアの専門家に相談するなどして、ぜひ試みてみてはいかがでしょう。
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