インテリアデザイナー・コーディネーター

インテリアデザイナーとはどんな仕事ですか？

インテリアデザイナーとは、建物の内側を設計する専門家です。全体のテイスト、色調、照明、家具などを提案します。また、建築家や施工会社と協働し、間取りや建材の種類などを考えたりすることもあります。関連資格として「インテリアデザイナー認定試験」がありますが、必須ではありません。

インテリアコーディネーターはどんな仕事ですか？

インテリアコーディネーターとは、住まい手にとって最適な住空間を作るために、壁紙や家具、照明などのインテリアについて提案する専門家です。商品の発注や設置工事など、プランを実現する手配も行います。関連資格として「インテリアコーディネーター資格試験」がありますが、必須ではありません。

インテリアデザイナーとインテリアコーディネーターの違いは？

インテリアデザイナーとインテリアコーディネーターはどちらも室内のインテリアに関わる専門職ですが、役割にはいくつかの重要な違いがあります。 インテリアデザイナーは、新築やリフォーム後など新しい空間の設計を行います。また、間取りなど住宅全体のデザインも手掛けることがあります。一方、インテリアコーディネーターは、既存の空間に対して既製品を選んで快適な住空間を作るアドバイスを行う仕事です。 インテリアデザイナーは、新築やリフォーム後など新しい室内空間の設計を行います。また、間取りなど住宅全体のデザインも手掛けることがあります。機能性、照明、カラースキームなど、室内の総合的なデザインを考え、建材や家具を選定し、視覚的なコンセプトを具現化します。インテリアデザイナーは通常、設計図の作成と建築家との連携を行い、プロジェクトの立ち上げから完了までをサポートします。 一方、インテリアコーディネーターは、既存の室内空間に特定のスタイルやテーマを持ち込んで、機能的かつ美しく装飾して調整するのが仕事です。カーテン、カーペット、家具、照明といった要素を組み合わせてインテリアの雰囲気を調整します。通常は大規模な構造変更を行うことはありません。

インテリアコーディネート費用の相場は？

インテリアコーディネートの料金は、1部屋あたり5000円～5万円とさまざまです。部屋の面積が広い高級邸宅の場合は10万円以上になることもあります。料金の設定は、提案内容の合計金額から割合で算定する場合、部屋数や面積に応じて算定する場合があります。または、打ち合わせ、インテリア用品の選定とその配置プランの作成（コーディネート料）、ショールームへの同行、選定された商品の代金および施工費用などを積み上げて算出する場合もあります。 なお、家具店の中には、その家具屋でインテリア用品を調達することを前提として、無料でコーディネートを行っているところもあります。

インテリアデザイナーと建築士の違いは？

インテリアデザイナーと建築士との違いは、建築基準法などの建築に関わる法令で定められた基準を守りながら建築の意匠設計を行うことができるのが建築士であるのに対し、各種法令に反しない範囲で建築の意匠設計の一部である“インテリアデザインのみ”を担当するのがインテリアデザイナーです。そのため、建築士の職能の一部を補助する役割としてインテリアデザイナーが位置づけられることもあります。大学や専門学校でデザインについて学んだ後、家具メーカーや建築会社などで実務経験を積むのが一般的で、インテリアデザイナーを名乗るのに特別な資格は特に必要ありませんが、実際の施工まで手がけられるよう、インテリア設計士資格や建築士免許を取得する人も多いです。