“8年前から堀井さんの設計した住宅を施工しています。 一見すると他とは違う設計にいつも驚かされますが、 内容を確認すると、お客様の住まい方をよく考えられたオンリーワンの作品だと毎回実感できます。 現場への確認やサポートにいつも助けられています。”

“リニューアルした地元の酒屋さんの古材を生かした雰囲気がとても素敵だったので、このお店を手がけた伊藤アトリエに新築（夫婦、子ども2人）の相談をしました。 最初に伊藤さんは、過去に手がけた家を数軒めぐって私たちの好みをつかむところから始めてくれました。訪問したのは築10年ほどのお宅から新築まで様々。どのお宅もライフスタイルや憧れを盛り込んだオリジナルの住空間が築かれていたこと、伊藤さんと家の皆さんが気軽に近況を語り合っていたことなどから、このアトリエにとても信頼感を持ちました。 当初、どんな家を建てたいのか具体的には考えていなかった私たちでしたが、テーマを持ったひな型を提示され、そこから「もっとこうしたい」「こんなことはできないか」と様々なアイデアが湧き出てきました。さらに、店舗設計も得意なアトリエだったので、SPF材を使った床の仕上げや、ケイカル板の塗装壁など、（予算内に抑えるために安価で丈夫な材料を使って！）一般住宅では珍しい仕様をどんどん提案してくれました。 着工後は毎日現場を訪れ、私たちのギリギリの変更にも何度となく対応してもらい、家の枠組みができたころには、猛暑の現場ですべての窓の位置や大きさ、コンセントや照明位置を最終決定するという一大イベントもありました。家の形ができてから修正できたので、とても大変でしたが、本当にありがたい確認作業でした！（つまり、当初の図面より随分修正しました、笑） そうやって練り上げた図面をもとに、大工さんたちがダラダラ汗を流して仕上げた窓枠や階段、天井、床板などは、決して高価な材料ではありませんが、唯一無二のディテールです。一方で、節約も兼ねて床や外壁の塗装のDIYを勧められたのでやってみたところ、今後も簡単な補修は自分たちでできる自信がつきました。DIYしたことで、入居する前から家への愛着がすごく湧いたことも発見でした。完成後、伊藤さんに 「100年経っても残される家になりますよ」といわれ、そんな覚悟で作ってくれたのかあ、としみじみ。 家づくりは決めることがとても多く、息切れしてしまいそうでしたが、自分たちがどう暮らしたいかを問い続けるとても贅沢な時間でした。その時間を一緒に走り抜けてくださり、本当にありがとうございました。”

“とても美しい家を建てていただきました。決して広くはない家ですが、考えられた間取りや空間の取り方、色使いなど、この家が一番！とそう思えます。息子が選んだ玄関ドアの紫色になかなかのセンスを感じ（笑）、LDKの漆喰の色決めでは、まさかの主人がグリーンを選び（これが大正解！）、コンサバトリは武江様が、モリスのカーテンにこれ以上合う色はないだろうと思う素敵な色を用意してくださり、住み始めてもうすぐ３年目ですが、未だにうっとりするほどです。リビングから見えない位置にパントリーを作っていただいて、そこに何でもごちゃごちゃと置けるので１４畳しかないLDKでも広々使えたりなど、家族４人の大好きな家です。ちなみに離れて住んでいる我が母も、たまに遊びに来ては「住みやすいし色も素敵だし」と喜んでくれています。”