間工作舎/一級建築士事務所

　夫婦で幾度となくハウスメーカをめぐる中で、暮らしよりハード面を優先する（工業製品にあわせる）提案に違和感を感じだし、雑誌、Web等を読みあさり自分達に合う建築士さんを探しました。 　その中でも、暮らしを最優先に考えて下さり施主の思いを丁寧に引き出されると感じ小笠原さんにお願いすることとしました。 　実際、設計をお願いすることになると、私達に「将来どんな暮らしをしたいですか？」との質問が、その他にも抽象的な質問を多くいただきました。これは、後に気付くのですが、自らの力で暮らしを考え、整理する作業を支援をして下さっていたのです。 　次に、家族の向きあい方が異なる３つの案が図面、模型とともに提案されました。私達はその中で家族が中庭を介してつながる"ロの字型"の案を選択し、次の進捗に期待に胸をふくらませました。 　ところが、次の打合せでは全く異なる案の提案が！しかも不安すら感じる個性的な"多角形"の模型がサイズアップされて登場しました。説明をお聞きすると理解はできるのですが、このお家に私達が住む想像ができません。そこで、光の入る向き、部屋の中からの景色、家事動線、家族一人一人の動きをシュミレーションしました。なるほど。そうか。イイね。一気にのめり込んでいきました。この辺から家づくりのプロセスがとても楽しかったことを記憶しております。 　現在、完成竣工してから９年、子どもも成長し余裕もうまれたこと庭木が成長したことも相まって、四季の移ろいを感じながら幸せな暮らしをしています。お家に関しては家族それぞれの存在、距離、方向に対して窓開口の切取り方が大きく居心地を左右するのだと思います。また、部屋から見る中庭の青空は格別で大切な空間で、自粛生活に癒しを与えてくれます。 　最後に、長期間に渡る家づくりプロジェクトには施主と建築士は信頼関係がとても大切だと思います。私達にとって、安心して本音を言える豊かな人間性をもった小笠原さんと出会えて本当によかったと思っています。

ネットで間工作舎さんの実例に出会い一目惚れしました。でも、うちみたいな資金に限りのある者を相手にしてくれるのだろうか？しかも大阪から遠く離れた愛媛県の山奥で‥.いざ会ってみると、前からの知り合いのような馴染みのあるふしぎな感覚をもちました。 打ち合わせは、毎回、私達を丸ごと知ってもらうカウンセリングのような時間でした。とにかくいろんな思いを聞いてもらいました。 時に現地の事情で予定通り進まない事も多々ありました。でも小笠原さんやスタッフとは十分な信頼関係ができていたので、必ず上手く行くと言う確信はありました。 完成した今、住み心地は最高です。私達は都会とは違う解放された感覚を味わいたかったんです。雨の音、風が当たる感覚、山の匂い、雲の流れ、沈む夕日、家の中にいながら自然を感じる、この家が叶えてくれました。

当時放送されていた『ビフォーアフター』というT V番組がきっかけで、家を『買う』という考えが、自分たちのオリジナルを『作る』へと変わっていきました。住宅雑誌を眺めたり、本を読んだりしながら想像を巡らせていたのを思い出します。関西の建築士が掲載された雑誌を見て、間工作舎事務所へ連絡しお会いすることになりました。まだ漠然とした考えしかないまま伺いましたが、小笠原さんの家づくりに対する考え方やそのお人柄にも惹かれ、依頼することになりました。打ち合わせ当初は、地震対策に地盤改良や四角い間取り、共働きのライフスタイルから家事ラクな導線や家族の気配を感じる工夫、また出来るだけ自然素材を使用するなど、大まかな希望を伝えるところからスタートしました。途中は細かな点まで何度もやり取りし、予算面でも安心して進めることができました。最終的には天窓から空を感じたり、狭い敷地をスキップフロアにすることで伸びやかな空間になり、自然と人が集まる気持ちの良い住み心地に大変満足しています。また、住んでから小笠原さんの設計の意図に気付くこともあり、それもまた嬉しい瞬間です。 今年で14年目を迎えますが、昨年末にはガレージを改修工事し、長年の夢であったお菓子の製造販売のお店をオープンしました。既存の家との調和も良く、小さな空間ではありますが居心地が良く、素敵なお店に仕上がり、お客様にも喜んで頂いています。子供が成長し生活も変化していく過程で、またこうして相談できる関係が築けたことは、私たち家族にとりましても大きな財産になっています。

私たちにはウィークデーを過ごす住まいがあります。通勤や通学に便利な立地で特に不満はありませんでした。ただ唯一もの足りないのが自然…そこで、自然の中に身をおいた暮らしをしたいと希望し場所探しをスタートしました。しかし、暮らしの利便性と自然を身近に感じながら暮らすという希望を両立できる場所はなかなか見つけることができませんでした。そして、最終的にそれぞれの暮らしの利点にあわせて、住まいを２つにわけることにしました。 一緒に「もうひとつの居場所」を作ってくださる方を考えたとき、とっても魅力的で手触りのよさそうな家がHPや建築雑誌に掲載されていた小笠原さんに是非お願いしたいと相談させていただきました。　実は、その時はまだ場所も決まっていない段階でしたが、小笠原さんは快く引き受けてくださいました。土地探しの段階から小笠原さんに相談させていただけたことは大変心強かったです。 私たちは、本当に大好きなものだけに囲まれた小さいけれど豊かな暮らしができる家を希望しました。小笠原さんは、家族全員の好み、大切にしていること、希望、暮らしについて、丁寧に観察し、聞き取ってくださいました。そして、言葉にならないような価値観や嗜好なども汲み取ってくださいました。小笠原さんのお人柄のおかげで、私たちはどんな些細な不安や不明な点もすべてお伝えすることができ、そして、専門家として的確な情報とアドバイスをいただくことができました。小笠原さんとの関係は、大変心地よく、風通しの良いものでした。そして、この良い関係が家づくりにはとても大切であったと心から思います。 最初にこの家のプランを見たとき、どんな住まいになるのか、良い意味で全く想像がつきませんでした。しかし、小笠原さんのお人柄や感性、技術をとても信頼していましたので、きっと私たちの想像を超えた素敵なものになると確信していました。そして、完成した我が家は想像をはるかに超えた素敵な家になりました。　 今、自然を感じながら、ゆったりとした時間を過ごしています。雨音はもちろん、木々を揺らす風の音、鳥のさえずりなどの自然の音が耳に入ってとても心地よいです。ガラス越しに見える四季折々の風景や、室内の壁や床に映し出される光と影が織りなす陰影など、１日中眺めていても飽きないので、時間が過ぎるのを忘れてしまいます。希望どおり、小さいけれど心豊かな暮らしができる家になりました。 今でも小笠原さんには、家のことをご相談させていただいたり、一緒に楽しい時を過ごさせていただいたりしています。このような心地よい関係を設計者と作れたことは、施主として大変ありがたく、貴重な経験だったと感謝しています。

家族全員、料理をすること、食べることが大好きで、最大限料理や食事を楽しめることを中心に要望しました。 また、建てた時点がピークではなく、経年することによる美しさや変化を楽しめる家であることを希望しました。 最初に小笠原さんと話す際、事前に家族内でやりたいことや好きなことをそれぞれ出して、プレゼン資料のようにまとめて一通りお話ししました。 自分たちが求めるライフスタイルや、家での活動、今後の生活の在り方をあらかじめ家族で話し合って出してみることは、家づくりのスタート地点でとても重要なことだと思います。 建ってみて、当初のコンセプトだった食事を楽しむのはもちろんのこと、素敵な庭を通して四季の移ろいを楽しんでいます。 気候の良い時期には、庭に出てバーベキューや外での食事を満喫しています。 屋内空間も素敵で、気に入ったものだけを見える場所に置きたいと思えるようになりました。 友人や親類が来た時なども、食事や外を含めた空間を楽しんでいってもらっています。 我が家は全体が外と繋がり、縁側のような居心地を感じるところが非常に気に入っています。 また、キッチンやクローゼットは回遊性のある作りになっていて、とても快適です。 少し離れた和室は家にいながら特別感を感じられてとても気に入っています。 家づくりを始めるにあたり、ネットや雑誌などで近辺の建築家さん、工務店さんをピックアップしました。 桂坂の家など、とても憧れる雰囲気の家を作られていたことや、お会いした時の柔らかい雰囲気でいながらもメッセージを持った主張に、「この人ならいい家を建ててもらえそう」と感じました。 家づくりは初めてなので分からないことだらけ、迷うことには複数の選択肢、迷う必要のないことには一つの解、という形で導いていただけました。 それでも選択肢外の選択をしたくなる家族。毎回その都度相談して決めていきました。 私たちの知らないことが圧倒的ですが、建築家さんが知らないことを私たちが知っているときもあり、対話の重要性を感じました。 良い選択も悪い選択も、良し悪しを言っていただくことができ(建物や生活に合うかどうかという観点で)、建設的に進めることができました。 工事が開始されても、竣工までの半年くらいは不安が続きます。その都度施工いただいた工務店さんを交えて解決や不安の解消に取り組んでいただけました。