
松福荘
Houzz ユーザーのコメント:

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簾(すだれ)と葦簀(よしず)高温多湿の日本の夏を、少しでも快適に過ごせるようにと先人たちが編み出した知恵が、吊るす「簾」と、立てかける「葦簀」。どちらも、見た目に涼やかなだけでなく、遮光をしながら、隙間から涼風を取り込んでくれます。簾は、細く割った竹やアシという植物(ヨシとも呼ばれます)でつくられているものが多く、部屋の中でも外でも吊るせます。ほんのりと暗くなった室内からは、外からの視線を気にすることなく、簾から透けて見える、光あふれる風景と涼風を感じることができます。また、御簾(みす)と呼ばれる、布で縁取りした簾には、日本人特有の繊細な美意識も見られ、吊るすだけでも風雅さが引き立ちます。いっぽう葦簀は、アシを原料としてつくられているものが多く、軒先などに立て掛けて使います。水辺の植物であるアシは水を吸うため、霧吹きなどで水をかければ、打ち水と同じような効果が得られ、より涼しく感じられるでしょう。山口誓子が俳句で詠んだような気持ちも味わえるかもしれません。よしず過ぎ 几帳も過ぎて 風通る

簾(すだれ)で、日射を防ぐカーテンは窓・部屋の内側につけますが、簾や葦簀(よしず)は窓の外に設置します。窓の外に日陰をつくることで、建物内への輻射熱を抑えつつ、暑さを和らげることができます。また、エアコンを使ったときのエネルギー消費量の軽減にも一役買っています。夏の風物詩、朝夕の「打ち水」玄関先や庭などに水を撒いて涼をとる「打ち水」。撒いた水が蒸発することで、空気中の熱を奪い、わずかながら対流(風)をつくることで気温を下げる効果があります。昼間の打ち水は、撒いた水が日射で熱されて蒸し暑くなる可能性があるので、涼しくなる朝か夕方が効果的です。雨水やお風呂の残り湯を使うと経済的です。
Houzz 寄稿者のコメント:

Backyard patio that goes from side wall to side wall the length of the house

simplicity of the bench, very cool !

簾(すだれ)と葦簀(よしず) 高温多湿の日本の夏を、少しでも快適に過ごせるようにと先人たちが編み出した知恵が、吊るす「簾」と、立てかける「葦簀」。どちらも、見た目に涼やかなだけでなく、遮光をしながら、隙間から涼風を取り込んでくれます。簾は、細く割った竹やアシという植物(ヨシとも呼ばれます)でつくられているものが多く、部屋の中でも外でも吊るせます。 ほんのりと暗くなった室内からは、外からの視線を気にすることなく、簾から透けて見える、光あふれる風景と涼風を感じることができます。また、御簾(みす)と呼ばれる、布で縁取りした簾には、日本人特有の繊細な美意識も見られ、吊るすだけでも風雅さが引き立ちます。いっぽう葦簀は、アシを原料としてつくられているものが多く、軒先などに立て掛けて使います。水辺の植物であるアシは水を吸うため、霧吹きなどで水をかければ、打ち水と同じような効果が得られ、より涼しく感じられるでしょう。山口誓子が俳句で詠んだような気持ちも味わえるかもしれません。 よしず過ぎ 几帳も過ぎて 風通る