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東京23区にある和モダンなおしゃれなホームオフィス・書斎の写真

相模湾が見える家

お子さんも独立されて、夫婦二人で都心から海と山の調和の取れた伊豆高原に 移住 して建てられた住宅です。移住した理由の1つに海のレジャーを楽しみたいこともあり、外には洗濯機置場も設けています。 優先順位の高い要望に、大きめのSUV車が格納出来るインナーガレージがあり、ガレージ内で洗車も出来るようにしたいという希望がありました。そのため、車が入れば良いという大きさではなく、かなり広い面積が必要になり、その他には書斎、客間、サンルームといったそれぞれ独立した部屋も希望され、1階の半分近くの面積をガレージで占める中、その他必要機能を満たすプランとなりました ガレージ室内は、洗車の時に水がかかっても大丈夫なように、ガレージの内壁はコンクリート打ち放し風のサイディング張り仕上げにしました。シャッターは電動ガレージドアです。 浴室は、敷地は温泉が引き込める場所であることから、温泉気分を満喫するべく、少々広めの1.25坪タイプを希望され、2階で隣地の借景が期待出来るような位置に配置しました。浴槽はハーフバスで、壁・天井の仕上げはヒノキ張りです。 メインのリビング・ダイニングは2階の南側に配置し、遠くに駿河湾を望むことができます。南側一面は前面ガラスで、周囲の緑が心地よい空間を演出してくれています。その外には隣接してゆったり食事出来る程のバルコニーを設け、視覚的に空間の広がりを見せています。 客間はリビングとパーティションで分けて独立出来るようにしました。普段は開けたままにして広々と使え、たまに来る泊まり客用に、閉めると独立した部屋となります。扉の仕上げは壁と同じクロス貼りで、普段開けたままにして収納してある時も違和感がありません。 キッチン裏側には、サンルームを配置しました。東面と南面に面していて、大きなトップライトから日差しが入ります。直接バルコニーにも出られ、外のバルコニーでも干すことが出来ます。壁には折り畳みカウンターを取り付け、ここで乾いた洗濯物を畳んだりアイロンがけも出来るスペースになっています。バルコニーで干す位置はリビング・ダイニングからは見えにくく目立たない場所にしていて、バルコニーとサービスバルコニーが繋がっているような感覚です。 収納たっぷりの書斎は、ご主人様専用。窓はピクチャーウィンドウのみ。外の緑が休憩時にホッとさせてくれます。 玄関前のポーチは段差に間接照明を仕込んでいて、夜の照明が付くと、浮いているように見えます。玄関三和土にはベンチ兼下足入れを設け、隣接する階段の壁は開放し広がりのある玄関ホールにしています。 暖房計画は、1階面積の半分近くを占めるインナーガレージは外部空間に近いので、ガレージとの境になる壁・天井内に断熱材を入れ、1階・2階の床下に温水パネルを設置した通常の床暖房で計画していましたが、インナーガレージも内部空間と考え、家全体を暖めるように基礎蓄冷熱式設備に変更しました。そのため、工事費を大きく削減することができ、蓄熱効果も発揮し、快適に過ごせると喜ばれています。床が直接基礎の土間コンクリートであるガレージが一番暖かくなるので、その暖気を2階の床へ伝えるために、天井の回りを欠き込みました。 リモートワークが多くなっている時代になったからこそ、自分好みの住環境を求めて移住する方が増えています。