マイアミにある中くらいなトラディショナルスタイルのおしゃれな応接間 (茶色い壁、濃色無垢フローリング、据え置き型テレビ、茶色い床) の写真

小田急・狛江駅近郊に、築３1年におよぶ鉄骨ALCの分譲マンションがあります。その一室を賃貸マンションとして、再生すべく最低限のリノベーションを施すこととなりました。当時の間取りは３DK、DKを除く３室が和室でした。家族構成や生活スタイルが変わり、住空間も変化を要求されます。オーナーの要望は、なるべく若い人に提供したいとのことでした。間取りの基本的な考えは、ワンルームのように広く使え、スペースの場所によってプライバシーのヒエラルキーがつけられればと考えました。しかし、プライバシーの高い順序でただスペースを並べたのでは、個々の空間が自立あるいは孤立しすぎると思いました。もっとルーズに曖昧に柔らかく、そしてさりげなく引き離し、つなぎ止めたい。そこで、与えられた空間全体に新しい生活を受止めるように、２８mm厚のダグラスファーを手のひらで包み込むように貼りあげ、包み込まれたスペースの中央にこの住戸への（社会へのあるいは社会からの）アプローチを延ばし、2分された両側の空間を干渉しあう領域をつくりました。マンションの一室という性格上、扉一枚で社会へとつながりますが、この領域は、住戸内の空間を２分し曖昧に干渉させると同時に扉の向こうの社会との接点でもあります。つまり、社会と住戸（個人）をつなぐ架橋でもあるのです。２分された空間の片側はオープンなLDK、もう片側は、寝室・トイレ・浴室などのプライバシーの高いスペースです。片側の空間からは曖昧なアプローチ領域を通してもう片方の空間の気配を感じ取ることができます。曖昧な領域は、時には閉じたり開いたり、両側の空間と必要に応じて解放性・閉鎖性を変化させます。連続したり、遮断したり、少しだけ開いたりして・・・。こうして組上げられた住戸がどこまで時代の流れについていけるかわかりませんが、借手の生活スタイルや使い勝手に緩やかに変化できれば、少しだけ時代の変化に長く対応できるのでは、と考えます。そして現在起こっている無数のリノベーションの在り方の答の一つになればと思います。

Homespire House, Canterbury

The Style Brush Architecture & Interiors

The brief was to transform the apartment into a functional and comfortable home, suitable for everyday living; a place of warmth and true homeliness. Excitingly, we were encouraged to be brave and bold with colour, and so we took inspiration from the beautiful garden of England; Kent . We opted for a palette of French greys, Farrow and Ball's warm neutrals, rich textures and textiles. We hope you like the result as much as we did!

黄色いリビング (据え置き型テレビ、茶色い壁) の写真

リビングは家族みんなが集まる部屋。テレビを観たり、ゲームで遊んだり、本を読んだり、一日のできごとを語ったりと、家族が各々で、また揃って様々なことをするスペースがリビングです。子どもが小さいうちは、リビングに遊び場所をつくることも多いでしょうし、小学生になればリビングで宿題をすることもあるかもしれません。そしてその隣ではお母さんが家事や趣味の作業をしたり、パソコンを使うことも考えられます。また、特別な客間がない限り、リビングにお客さまを招くことも多いはずです。そんな多目的な部屋だからこそ、おしゃれでくつろげるリビングをつくるヒントを探しましょう。

おしゃれなリビングのインテリアとは？

リビングのインテリアほど頭を悩ませるものはないでしょう。日常的に家族が集まる場所であり、客間として来客をもてなす場所でもあるリビングルームは、飽きのこないインテリアと、少しばかりの個性が必要となります。大きなソファーを置くのもいいですが、一人がけの椅子を家族の人数に合わせて置いたりするのも個性的ですね。一方で、ローテーブルやテレビ台などの家具は、リビングの壁や床の色との馴染みを考えながら選ぶと失敗しません。家族で使うリビングは、それだけ多くのものが持ち込まれる場所。雑多なものであふれかえりがちなので、壁面収納や床下収納など、リビング全体のスペースを有効に使って、整理整頓しやすい部屋づくりが必要です。床に導線の妨げとなる物を置かないという単純なことだけでも、広くて快適なリビングづくりにつながります。

リビングを広く見せるコツ

日本の住宅ではリビングや客間のスペースを広く取れないことも多く、少しの家具でも窮屈に感じてしまうこともあるでしょう。間取りが決まっているからこそ、視覚で広く見せるコツがあります。

天井を高く見せるため、リビングの家具はなるべく低いものに統一する。

家具をリビングの中央に置かず、壁や部屋の隅に沿って配置して視線の中心に置かない。

床に敷くラグはあまり大きなサイズにせず、フローリング面を大きく見せる。

明るい色の家具を配置する。白い家具は光を反射し部屋を明るく見せ、広く感じさせる効果がある。

お客さまの印象に残る、すてきなリビングのつくり方

ゲストルームがある家はその限りではありませんが、ほとんどの家庭では、お客さまをリビングにお通しします。お客さまを迎えるときには、生活感あふれるいつものリビングだとちょっぴりナンセンス。そこで、インテリアにアクセントを加えてみてはいかがでしょうか。すぐできる工夫としては、ローテーブルに花を飾ったり、季節の装飾品アイテムを添えたりすることです。コーヒーテーブルブックと呼ばれる装丁の美しい本や、さり気なく飾った旅先の写真なども会話のきっかけになりますね。

スッキリしたリビングをキープするコツ

家族団らんの場である居間は、ともすればモノで溢れかえりがちです。普段からリビングに持ち込む物の量を家族の間で決めておくことをおすすめします。収納家具も扉付き、引き出し、またお気に入りのコレクションを飾ることができるオープン棚など、様々なスタイルがあります。居間やリビングでは、インテリアとしての見せる収納と、生活感のある日用品を収納できる隠す収納を使い分けてはいかがでしょうか。出し入れの頻度が高い子どものおもちゃや絵本などをリビングに置く場合、急なお客さまでも慌てないように、片付けやすい収納グッズを活用しましょう。世界中の住まいのプロが手がけたおしゃれなリビングの写真の中から、あなたのお気に入りのスタイルを見つけてください。フィルターを使うと、モダン、北欧、カントリー調といったインテリアスタイル別のリビングの写真を選んで表示したり、気に入った事例を手がけた専門家の情報や、同じようなスタイルの施工事例を見ることもできます。おしゃれなアイデアを集めて、リビングのインテリア・レイアウト改造計画を始めてみませんか？