全体の計画としては、南側隣家が３ｍ近く下がる丘陵地に面した敷地環境を生かし、２階に居間を設けることで南側に見晴らしの良い視界の広がりを得ることができました。大開口に面したバルコニーで開放的なLDKとなっています。
東京23区にあるお手頃価格の中くらいなカントリー風のおしゃれなLDK (濃色無垢フローリング、暖炉なし、茶色い床、板張り天井、白い壁) の写真

Petts Wood

Revelloyd Interiors

We refurbished this dining room, replacing the old 1930's tiled fireplace surround with this rather beautiful sandstone bolection fire surround. The challenge in the room was working with the existing pieces that the client wished to keep such as the rustic oak china cabinet in the fireplace alcove and the matching nest of tables and making it work with the newer pieces specified for the sapce.

平屋の家

株式会社　アトリエ　バウ　１級建築士事務所

定年退職したご夫婦（２人）のための住宅。杉板の味わい深い外壁、内部の厚みのある杉板、柱、梁といった部分の多くを地元の杉材等を採用している。平屋で限られた予算とうこともあったが、ドア、収納なども造作で仕上げている。片流れの形状を活かし、ＬＤＫは天井が勾配なりに傾斜していて、吹抜けを経由してロフトと一体的な空間となっている。ご主人の趣味のレコードを吹抜けのあるＬＤＫで楽しめるようにそのような天井高さ＋天井板による音の反響を意識して設計している。ロフトの窓からは付近の山並みが見え眺望が良いこともあり、普段は時折、習字の講師をしている奥様の創作（クリエイティブ）な場となっている。外部の庭は家庭菜園をご夫婦で楽しんでいるということもあり、南側にゆったりとした菜園スペースを確保している。天気の良い日は外部縁側で過ごしたり、近所の方との交流の場となっている。深い庇が豪雨や猛暑から室内を守り、適度に過ごしやすい温熱環境に調整してくれる役割を担っている。地域の気候や風土を考え、意匠的にはファサードの外壁に杉板を使う等、伝統的な佇まいに現代的なデザインを取り入れ、暮らしやすい住まいとしている。

お手頃価格のブラウンのダイニング (板張り天井、濃色無垢フローリング) の写真

ダイニングは家族がそろって向き合うスペース。食卓を囲んで会話がはずめば、食事もいっそうおいしく感じられることでしょう。日本の家庭では、リビングダイニングとしてまとめられている間取りも多いですが、食事をいただく場所ですので、いつも片付いていて清潔に保たれているようにしたいですね。特に、朝食・ランチ・ディナーすべてをダイニングでとるという方は、いっそうインテリアに力を入れたい場所です。ダイニングの多くがキッチンの隣に設置されている場合、デザインに統一感を持たせると空間がすっきりとした印象になります。

ダイニングのインテリアは“シンプル”が正解

ダイニングの主役は、ダイニングテーブルに乗る食事です。食事をおいしく食べる場所という役割が明確なダイニングのインテリアは実に悩ましいところです。例えば、レストランではフレンチ、イタリアン、和食、中華とジャンルごとにインテリアも食事に合わせてコーディネートしますが、一般の家庭では今日はイタリアン、今日は和食、とそのときどきによってメニューが変わるのでそうはいきません。なので、どんなものにも合わせやすい、シンプルめなダイニングインテリアで統一するのが正解。その代わり、ランチョンマットを食事によって変えたり、テーブルに季節の花などを飾ったりして、その料理を引き立たせ、かつ、ダイニングルームにアクセントを与えましょう。

ダイニングの照明の選び方

ダイニングでは照明も重要なポイント。食材をおいしそうに見せ、家族の“おいしい”顔をはっきり映す照明の選び方を知りましょう。ダイニングの照明は、発色をきれいに見せてくれる白熱球がおすすすめです。ダイニングは照明の使用時間も長いので、導入費用はかかれど寿命が長いLEDのタイプが人気です。特に、食欲をかき立てる“赤色”が鮮やかに見えます。また、陰影がはっきりするので立体感が出て、お料理をいっそう美しく、おいしそうに見せます。さらに、ダイニングにペンダントライトを設置する際には、その高さもポイント。高すぎるとまぶしさを感じ、低すぎるとテーブルの端まで光が当たらず、影ができてしまい、せっかくの料理も引き立ちません。シェード（傘）とテーブルまでの距離は、60〜80cm程度はなれているのが理想です。また、バランスのよいシェードの大きさ（直径）はテーブルのサイズの1/3程度とされています。ダイニングの照明は、実際に設置やシミュレーションをしてみないと、明るさや光の届く範囲がなかなか想定できません。ダイニングの広さや間取り、自然光の入る窓の位置などを把握したうえで、照明の専門家に相談するのがおすすめです。