チャギントンさんのアイデアブック
多様化する生活シーンに柔軟に対応する和室和室に日本古来からあるもの、それは仏壇。もうすぐお盆の季節がやってきます。お線香をあげて仏前で手を合わせる行為は、なぜか心安らぐもの。和室は、家族が集まる居間としても、客間としても、寝室としても使えるため、生活の様々なシーンによって使い分けができる多様性を持っています。帰省で帰ってくる家族や親戚、友人をもてなす部屋として、やはり和室は欠かせませんね。
今ふうのミニマムなLDKにおいて、和室部分だけでなく、全ての戸が障子という興味深い空間。〈アルツ デザイン オフィス〉の離れのプロジェクト《Ritto House》です。障子には、ナチュラルな天井やフローリングと調和する意外性もあります。間仕切りだけで和をとりいれるというのも、ミックス感のあるセンスをアピールできそうです。
1. コンテンポラリーなデザイン障子障子といえば荒く組まれたスクエアデザインを思い浮かべますが、〈イシウエヨシヒロ建築設計事務所〉の《Lolo》に使われているのは常識をくつがえすデザイン。長さの違う水平方向の組子が印象的で、モダンな現代住宅の和室だと一目で分かります。柔らかな光が差し込む障子から、パネルのような障子までの陰影にも美しさを感じます。
柱
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