鴫野の家
敷地は大阪の下町、昔ながらの長屋の残る地域にある。植木鉢が並べ置かれている幅一間ほどの細い路地に面した、隣に息子夫婦が暮らしているその場所で、昔から生活していたお母さんのためのひとり住まいを計画した。周辺は建物の密接した環境で、そこに住まう住人同士の距離も近く、道端で会話をする姿をよく見かける。そんな中で生活してきたお母さんが、これから先も変わらず、友人や息子夫婦との適度な距離を保ちつつ、それでいて、より豊かな生活ができる空間をつくることを意識した。
たとえば、道路に面したインナーテラスは、前面道路とのバッファーゾーンをつくりつつ、お母さんがかつてのように、友人との会話を楽しむ場所になる。中庭を囲むテラスの延長には、息子夫婦の住まいがあり、中庭を介して二世帯が繋がっていく。
全体のボリュームを抑え、道路からセットバックしたスペースにコクチナシを植栽し、路地の植木鉢や花壇など、その場所の風景を継承しながら、より美しい町並みを形成するきっかけをつくっている。環境との接点や、街の歴史を意識したこの住まいは、次世代へと住み継いでゆけるひとつのカタチになったのではないかと思う。
たとえば、道路に面したインナーテラスは、前面道路とのバッファーゾーンをつくりつつ、お母さんがかつてのように、友人との会話を楽しむ場所になる。中庭を囲むテラスの延長には、息子夫婦の住まいがあり、中庭を介して二世帯が繋がっていく。
全体のボリュームを抑え、道路からセットバックしたスペースにコクチナシを植栽し、路地の植木鉢や花壇など、その場所の風景を継承しながら、より美しい町並みを形成するきっかけをつくっている。環境との接点や、街の歴史を意識したこの住まいは、次世代へと住み継いでゆけるひとつのカタチになったのではないかと思う。
プロジェクトの竣工年/制作年: 2013