茶屋ノ丁の家
敷地は和歌山城近くの閑静な住宅街に位置している。周辺建物が隣地境界に対して平行に建つ中、道路境界に対して平行に建つこの住まいは、まち並みに小さな変化を与えている。そこで経験された変化は、敷地東側に設えられた奥行のある庭から内部へと繋がっており、高く伸びたコハウチワカエデと空に出迎えらながら玄関を入った後も、先々に〈抜け〉がつくられ、内部空間からどこにいても庭を、ひいてはまちを感じられるように計画されている。素材の経年変化や植栽の成長が、より奥行のある住まいをつくり、そこに住まう家族と共にまちへと繋がっていくことを期待している。
プロジェクトの竣工年/制作年: 2016