相羽建設株式会社
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光と風が届く、ひと続きの空間に|マンションリノベーション

 お住いになって半年のI様邸。家づくりを考えはじめた当初は”平屋に憧れがあって”(ご主人)と、戸建を検討していましたが、納得のいく土地がなかなか見つからず、マンションリノベーションという可能性も視野にいれるようになったそうです。
「マンションはどこも同じような間取りで閉鎖的に感じてしまうところがあって、はじめはあまり前向きではありませんでした」とI様ご夫婦。しかし、様々なリノベーションの事例を見る中で間取りや素材が思ったより自由に変えられることを知り、特にこだわりたいと思っていたキッチンを使いやすくできるのであればと”マンションを購入してからリノベーションする”という決断に至ったそうです。
設計の太田礼美さんとは、SNSで見つけた好みの空間の画像を送ってイメージを共有したり、ビデオ通話をつかって細かく打合せを重ね、納得のいく空間を共に創っていったそう。その空間へのこだわりや、現在の暮らしぶりを伺いました。

■ベッドルームもキッチンも隔てない 光と風が通る開放的な空間■
マンション購入の決め手となったリビングの大きな窓。この窓からの光を空間全体に取り込みたいというご夫婦の要望が、空間づくりのコンセプトとなりました。驚きは、ベッドルーム。リビングとの間の壁はソファーの高さに揃えられ、仕切りはロールスクリーンのみです。ロールスクリーンを上げておけばベッドルームもリビングの一部となり、空間全体の開放感を際立たせています。
キッチンで特徴的なのが中心の作業台&シンク。コンロと離れて独立していることで回遊性が生まれています。「料理中も孤立せず外の綺麗な景色を眺められるように、お二人でお料理しても動線がスムーズに、と細かく配置を計画しました」と太田さん。マンション特有の梁を避けるレンジフードを探すのが大変で…、というリノベーションならではの苦労話も笑いながら教えてくださいました。

■回遊性のあるW.I.C. はセレクトショップのような”魅せる収納”■
「広い玄関を」というご要望から、もともとあった靴箱や壁が取り払われ、玄関土間を正面だけではなく横方向にも伸ばしてW.I.Cとつなげられています。これによって玄関にも回遊性と開放感が生まれました。さらに土間は既存のタイルからモルタル仕上げとし、ドアも白く塗装し直したことで、新しい空間に違和感なく溶け込んでいます。
扉がなく広々としたW.I.Cの様子はまるでセレクトショップのようで、靴や洋服が綺麗に収納されているだけでなく、アート作品が散りばめられています。好きなものだけを集めたご夫婦のセンスが光る”魅せる空間”となっています。
「職人さんの技術で木の温もりある家にして頂いたので、次は私達が少しずつ育てていきたいと思います」とI様ご夫婦。家具や小物のセレクトから、細かい収納の一つ一つまで、ご夫婦の感性が行き届いた空間が、素材の経年美化と共にこれからどのように味わいを増していくのか私たちも楽しみです。
プロジェクトの竣工年/制作年: 2021
国: 日本