e-cube (イーキューブ)一級建築士事務所
5件のレビュー

森のテラスにようこそ ~森の緑と趣味を楽しむ小さな離れ~

以前母屋のリノベーションをさせていただいたN様より、
「母屋には部屋が足りないから、ゲストが泊まれる離れをつくりたい」とのご相談をいただきました。
限られた予算と10坪というコンパクトな建物のなかで、複数のご要望をどのように形にするかがテーマとなりました。

ご要望としては
「奥様のご趣味であるボードゲームを仲間と楽しめる場」
「木の実でつくった作品を展示できるスペース」そして
「ゲストの宿泊場所として4人が泊まれること」。
こうした用途を踏まえた上で、水廻りやベッドの配置、開口部の取り方などを工夫しながらプランニングをしていきました。

外壁にはメンテナンス性を重視して金属サイディングを採用。
母屋と色合いを合わせ、景色に馴染むようにしました。

インテリアは、中心に置くゲーム用のアンティークテーブルから、
全体のイメージやコーディネートを展開していきました。
置かれたアンティーク家具と、奥様が作られた作品たちが
心地いい空間を彩っています。

寝室には、ボードゲーム仲間4人が宿泊できるよう、
「寝台列車」のような造作ベッドを設置。
わくわくするベッドルームが完成しました。

室内は、大開口の窓を設けることで木々に囲まれた軽井沢の自然を存分に感じられる空間に。
窓を開ければ気持ちの良い風が通るよう風通しも考えています。
その大開口の窓と洗面台の大きな鏡が向かい合い 外の景色を室内に映し出し
緑の広がりをより一層感じられるつくりとなりました。

洗面台は、来客用の洗面としても、またキッチンのかわりに、
お茶を出したり洗い物が出来るよう大きめのシンクを選びました。

ミニ冷蔵庫やヒーターも設計段階から設置位置を決め、
スペースにぴったりと納まるよう造作棚を設けました。

限られた空間の中で、使いやすさと居心地の良さ、そしてイメージを考慮して全体をまとめています。
この離れで、ご夫婦とお友達と、皆さんで楽しいひとときを過ごして欲しいです。
プロジェクトの竣工年/制作年: 2025