studio83一級建築士事務所
6件のレビュー

豊かなダイニングテーブル

— 家族の時間が自然と集まる場所 —

70代のご夫婦のための、マンションリノベーションです。
お子さんたちが巣立ってから時間が経ち、これからの夫婦の暮らし方や、心身の変化に無理なく寄り添う住まいへと整えるため、
水回りを除く室内全体の改修を行いました(水回りは約10年前に改修済み)。

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///この家にとって、いちばん大切な場所
お話を伺う中で見えてきたのは、この家で大切にされてきた時間はリビングではなく、ダイニングにあるということでした。
かつて自宅で料理教室を開くほどの腕前を持つ奥様を中心に、家族が自然と集まり、会話が生まれてきたのはいつも食卓だったそうです。

///ダイニングを、住まいの中心に据える
そこでまず、コンクリートの壁や梁によって決められていた既存の田の字型プランの中心領域を、この住まいの象徴となるダイニングスペースとして再定義しました。

キッチン横に窮屈に配置され、玄関や水回りへの動線上にもなっていた既存のダイニングにゆとりを持たせるため、各居室のボリュームを、不便が生じないよう注意深く調整しています。

///個室とダイニングの、ほどよい距離感
ダイニングに面して配置したご夫婦それぞれの個室は、最低限の広さとしつつ、
大きな引戸によって個と公のつながりの濃度を場面に応じて選べるようにしました。
引戸を開けることで、個室同士が直線的につながるだけでなく、他の居室へも対角方向に視線が抜け、実際の面積以上の広がりを感じられる構成としています。

///これからの時間を、穏やかに受け止める
家族それぞれの時間も大切にしながら、ふとしたときに自然とダイニングテーブルに戻ってくる豊かな時間。
そんな、これからの暮らしのリズムを静かに支える住まいとなれば嬉しく思います。
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※これからの暮らし方や、年齢による変化を見据えた住まいのご相談も承っています。
プロジェクトの竣工年/制作年: 2022
プロジェクトの費用: 500万円以上1,000万円未満