studio83一級建築士事務所
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建築家の父が建てた家

築30年の鉄筋コンクリート造2階建の中古住宅リノベーションです。
建築家である施主の父親が設計した自邸を、息子家族が引き継ぐための改修工事でした。
築30年とはいえ、鉄筋コンクリート造の建物のため、建物の主要構造部は古さを感じさせない良い状態で残っていました。
既に他界されていた父親が、自分と家族のための家として、何を考え何を大切に設計したのか、それを伺い知ることはできませんが、代りに、残された建物を詳細に分析し、自分なりに理解、咀嚼することから、設計行為は始まりました。
その上で、建物の骨格=父親の意志を、一新するのではなく、正しく残し、新しい世代の為に正しく重ねること。
それが『家』を引き継ぐという新しい門出に、私が添えることのできる設計だと考えました。
丁寧にメンテナンスされていたとはいえ、古びてきていた設備一式、内装仕上げ一式の改修工事を中心とし、間取りの変更は最低限にとどめ、新しい家族の暮らしに寄り添うため、開口部の断熱性能や、暗かった1階リビングの採光を建具を更新することで補填しました。
プロジェクトの竣工年/制作年: 2019
プロジェクトの費用: 500万円以上1,000万円未満