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顧客に読んでもらえるメールマガジンの作成方法

顧客との信頼関係を築くために、素晴らしいメールマガジンを作成・配信するベストプラクティスをご紹介します。

今の時代、SNS やチャットのアプリが数多に存在するにも関わらず、これまでにお付き合いのある人と連絡をとったり、顧客との信頼関係を構築して売り上げを伸ばしたい場合、メール マーケティングは依然として強力な手段です。その成功のためには、読み手の受信トレイに現れた瞬間にクリックして(ざっと目を通すだけでも)読みたくなるようなメールを送る必要があります。下記のヒントやコツを参考に、読み手を惹きつけるコンテンツを作成して、メールマーケティングを最大限に活用しましょう。

メールのデザインに関するベストプラクティス

1. ブランドらしさ

メールは自社のブランドを表現するのに最適な手段です。ブランドらしさをほんの少し加えることで、会社や提供しているサービスに親しみを持ってもらうことができます。

ロゴを表示する: ロゴはブランドのアイコンです。メールにロゴを加えることで、読み手は瞬時に貴社を認識できます。ロゴは常にメールの中で最も見えやすい位置に表示すべきです。場所としてメールの左上や一番下の署名欄が考えられますが、いずれにせよ、できるだけロゴが目に留まりやすいようにしましょう。

最適な配色を選ぶ:最適な色の組み合わせは、大切なメッセージや CTA(行動喚起)へと読み手を誘導する役割を果たします。しかし、多用しすぎると色に目を奪われ、メッセージそのものが埋没しかねません。配色を選ぶ際は、カラーパレットが自社のブランドを正しく表現するように、また強くなりすぎないよう気をつけてください。まずはメインとなる色を1つか2つ選び、その補色や対比色を選んでみるのがいいでしょう。内容が読みやすく、且つ鮮やかな色合いで読者の目を引くことができるような配色が望ましいです。

ブランドとフォントのイメージを統一する:ロゴや色と同じように、フォント(文字デザイン)もメールの内容とブランドのつながりを読み手にわかりやすくします。まずは適切なフォントを選択しましょう。適切なフォントはメッセージを補ってくれる一方で、相応しくないフォントを選択すると内容の誤解を招いてしまうかもしれません。基本ルールとしては、文字をニュートラルかつ読みやすくします。2種類以上のフォントを使用することは避け、それぞれのフォントが互いを補うことで読み手の行動を喚起するよう心掛けましょう。同時に文字のサイズにも注意が必要です。メールの見出しは大きくし、本文は小さくても 14pt 以上とします。実際に、モバイル端末用には 16pt 以上が一般的に推奨されています。

2. 画像

適切な画像は感情に訴え、読み手の興味を引きつけ、伝えたいことを後押しします。ここではメールで画像を有効に使うコツをご紹介します。

関連性を保つ:メールの内容と関連した画像を使いましょう。それにより、読み手は視覚的なイメージをもとに、メッセージをよりよく理解することができます。

共感できる画像にする:リアルな画像で読者の興味を引きつけましょう。自社が手掛けた作品、顧客の笑顔、仕事中のスタッフの写真など、どんなものでも構いません。読み手はよくあるイメージ素材を眺めるよりも、舞台裏が伺えるようなものを望んでいます。

品質を維持する:画像の品質は、良くも悪くもメールの雰囲気を左右します。顧客にメールを送信する前に、まずは自分自身にテストメールを送りましょう。そうすることで、メールに添付される写真が大きすぎたり小さすぎたりしていないか、またパソコンだけでなくスマートフォンなどの端末で画像がきれいに表示されるかを確認することができます。高品質の写真がもたらす力については、優れたプロジェクト写真に投資すべき理由についてまとめた記事をご参照ください。

3. レイアウト

メールを開いてもらうことすら難しいのに、雑然としてまとまりのないメールを読んでもらうなんて論外です。以下にレイアウトを美しくする方法をご紹介します。

大事なことから書く:読み手はメールを読むことに一日を費やしたくはありません。読み手の興味を引く画像や見出しなど大切なことを最初に示して読者を誘導しましょう。そうすれば、読み手にとって、まず何を見れば良いか、その後にどこを読めば良いかが分かりやすくなります。

余白で区切る:メールをスクロールする読み手を、だらだらと続く文章で圧倒することは避けるべきです。セクションごとに余白を挿入して区切り、メールのデザインにも読み手にも、一息つけるゆとりを持たせましょう。

スマホも考慮する:パソコンでメールが美しく表示されたとしても、今は多くの人がスマートフォンでメールを開きます。メールのレイアウトが崩れたりしないよう、モバイル端末との互換性を確認しましょう。

メールの内容に関するベストプラクティス

1. 長さ

短く簡潔に書く:複数の段落に及ぶ長文を読む忍耐力や時間がある人はいません。長すぎる文章を避け、語彙を減らし、CTAボタンなどを使うことで明瞭簡潔なメールにしましょう。

2. 文体

文体はご自身のメールの人格だと思ってください。どのように読み手にアプローチしたいか、またそれを実現するにあたりメッセージのトーンはどうすればよいでしょうか。

一貫性を持たせる:メッセージはフォーマルで端的な文章でしょうか、またはいくつかジョークを含んだ軽快な話し口調のメッセージでしょうか。いずれにせよ、その文体で通しましょう。メッセージの文体やトーンに一貫性を持たせることで、ブランドの認知度を高めることができます。

ユニークな件名をつける:件名はメッセージの中の小さな一部分にしか見えないかもしれませんが、受信者の誰もがまず最初に目にするものです。受け取った人の関心を促し、受信トレイの中で埋もれずに目立つような件名をつけましょう。プロモーションやお得情報を含めることで重要度を上げる、トレンドの話題を含めてタイムリーなメールとする、といったことも考えられます。

送信先に合わせた内容にする:一斉送信されたメールの受信者の一人であることをよしとする人はあまりいません。人は特別扱いされたいと思うものです。メールの受信者がそれぞれに関連したメールを確実に受け取れるように、興味やカテゴリー別に個別のメールリストを作成してみてはいかがでしょうか。例えば、キャンペーンやお得情報を宣伝するニュースレターを作成する場合、そのような内容に興味がありそうな見込み客やリピート客のリストを作成しましょう。そうすることで、それぞれのカテゴリーで読み手を惹きつけるような、効果が高く宛先にぴったりのコンテンツを含んだメールを作成することができます。

3. 見た目

ひと目でわかる内容にする:前述したとおり、文章は短く簡潔にし、読む際にそれぞれのトピックが読み取りやすいようにしましょう。隙間なく、読み手を圧倒するような文章量は NG です。むしろ、一語一句読まなくても読み手が理解できるようなメッセージである必要があります。

キーワードを目立たせる:メッセージのポイントを伝える効果的な方法は、キーワードを太字または色を変えて強調し、読者の関心を引きつけることです。

プリヘッダーを利用する:メールのプリヘッダーとは、受信トレイでメールの一覧を見た時に、件名の後に表示されるテキストのことです。一般的には、メッセージ本文の最初の一行目が表示されます。このことを念頭に、この場所に強力でキャッチーなテキストを使用し、受信トレイのプレビューで魅力的な件名とプリヘッダーが表示されるようにしましょう。

以上、メールマガジンを作成する際のヒントやコツをご紹介しました。Houzz Pro の新しいメールマーケティング ツールは、プロのデザインによるメールテンプレートを利用して、キャンペーンの立ち上げや心躍るニュースレターの配信をサポートします。

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