工程表を作成して日々確認・更新していくことは、プロジェクトが予定どおり、予算どおりに進んでいるかを確認する効果的な方法の一つです。Houzz Pro の工程表ツールは、案件の重要な工程やタスクを見逃さないよう、あなたのアシスタントとして案件管理を手伝ってくれます。
工程表は建築プロセスのどの時点でも作成することができますが、通常プロジェクトのスケジュールは見積もりと連動しています。見積書と一緒にプロジェクトのスケジュール案を提示すると、顧客から高く評価されるでしょう。そして、見積もりが確定したら工程表を微調整して、関係者全員が合意し同じ理解でいることを確認しましょう。
ギャップを認識して遅延を防ぐ
プロジェクトのあらゆる側面を確認できるソフトウェアを使用することで、初日からメリットが得られます。たとえば、複数の案件に携わっている場合、スケジュールのかち合いやチームの過大な負担を容易に認識することで、遅延やコスト超過を避けるよう素早く手を打って調整することができます。
明確なコミュニケーションはプロジェクトを成功に導くための根幹ですが、Houzz Pro の工程表を使えば、誰もが作業状況を把握し、混乱による影響を最小限に抑えることができます。雨による遅延を工程表で防ぐことはできませんが、不測の事態が発生してもその影響を可視化できるので、チームや関係者にすばやく連絡することができます。
テンプレートを作成し、色々なモードで表示する
Houzz Pro の工程表には３種類の表示形式が用意されています。
- ガントチャート表示
- カレンダー表示
- リスト表示
画面上のボタンをクリックするだけで簡単に切り替えられるので、稼働中の案件を俯瞰的に捉えたり、特定の案件の詳細を掘り下げて見たりと、目的に応じて使いやすい表示形式を選択できます。
専門家の皆さまから多くいただいたリクエストの一つに、「自分のテンプレートを作って、毎回それを使いたい」というものがあります。そのご要望にお応えして、Houzz Pro の工程表にテンプレート機能が追加されました。毎回ゼロから工程表を作成しなくても、既存の案件の工程表をテンプレートとして保存しコピーできるので、工程表の作成にかかる時間を大幅に削減することができます。
Houzz Pro の工程表では好きなだけテンプレートを作成することができます。たとえば「住宅の新築」や「キッチンリフォーム」など、自分が請け負う可能性のある仕事のテンプレートを準備しておけば、新しい案件でも開始日を指定するだけで一瞬で工程表が出来上がります。あとは、その案件に合わせて期間を調整したり、情報を更新したりするだけです。
重要な事項を工程表に盛り込む
Houzz Pro の工程表は「工程」「項目」「タスク」の３つの階層から構成されています。
- 工程 ー プロジェクト全体を大まかな工程に区切ることで、プロジェクト全体やそれぞれの工程にかかる時間を一目で確認することができます。それぞれの工程は１つまたは複数の項目でできています。たとえば、リノベーションの最初の工程は「解体」で、「養生」、「解体工事」、「廃材搬出」といった項目がその中に含まれます。
- 項目 ー 各工程での作業を項目として作成します。それぞれの項目について、どのくらい時間がかかるかわかれば、各工程の長さ、ひいてはプロジェクト全体の長さを決定することができます。
- タスク ー 各項目でやるべきことや準備することをタスクとして追加します。タスクに対して担当者を割り当てることで、関係者全員がいつ何をすべきか把握できます。たとえば、ある建材が特定の日時に現場へ搬入されるとしましょう。その場合は、現場監督者に対して建材を受け取るようにタスクを作成しておけば、現場監督者のカレンダーにそのタスクが表示されます。
また、Houzz Pro の工程表では、ある作業がその前後の作業と依存関係にある場合（たとえば、ある作業が完了してからでないと、次の作業を始められない場合）、項目同士に前後関係を設定することができます。これにより、工程の中のある作業に遅れが出た場合でも、その後に続く作業のスケジュールを簡単に更新することができます。コンクリート打設予定日に暴風雨が予想される例を考えてみましょう。工程表の「コンクリート打設」の項目を別の日に変更すると、「コンクリート打設」の完了に依存しているすべての項目のスケジュールが、ドミノ現象のように変更されて新しい日程になります。これにより、スケジュール変更が簡単にわかり、顧客や協力会社に対してもすぐに通知することができます。
ぜひお試しください
便利になった Houzz Pro の工程表によって、案件の流動的な部分をトラッキングするのがより簡単になります。工程表の使い方については、こちらのヘルプ記事も併せてご参照ください。
