建築設計事務所 senses⁺

e・リュエル新築工事    テナント+オフィスビル

奈良市「ならまち」に位置するスケルトンのテナントスペースを擁する建築です。
間口に対して奥行きのある敷地形状で、前面道路を挟んだ向かいは、遠い昔 元興寺の境内でした。現在は築140年の町屋があり、飲食店として活用されています。2階のテナントスペースからは、その町屋の迫力ある瓦屋根、またその先には若草山の借景を楽しむことができます。敷地の中心あたりには光庭を設け、階段を斜めに振ることで光をより多く取り込み、訪れた人を自然と上階へ導きます。コンパクトな階段スペースでありながら2階から屋上へ浮遊する鉄骨階段は空へ向かうイメージをもたらします。
エントランスは奥深い庇が人々を迎え、路地庭をイメージした通路には地窓を設け、外部からの導線上に統一感のある植栽を配し、空間のつながり、敷地の広がりを感じさせます。外壁や塀には奈良県産の杉を使用。
広大な土地が永遠と広がるおおらかな「はじまりの国 奈良」を平面的断面的に抽象化しました。
プロジェクトの竣工年/制作年: 2019