森吉直剛アトリエ/MORIYOSHI NAOTAKE ATELIER ARCHITECTS
7件のレビュー

Villa Boomerang / ヴィラ ブーメラン・ 八ヶ岳の別荘

敷地は八ヶ岳の南麓付近、標高約1000Mに位置する。都心に住むクライアントの要望は、家族や友人らと広い土地を使って自然を存分に楽しめる週末住宅であった。
まず敷地全体を緩やかに囲うことを考えた。囲い込むのではなくて「緩やかに囲う」ことによって目指したのは、敷地を視覚的に自分の領域として認識できるようにしながらも、閉鎖的でなく廻りの自然と馴染ませることであった。
具体的には、リビングを中心に両手を伸ばすような変形コの字型(ブーメラン状)の平面形状としている。
斜めの壁と片流れの大屋根は、室内から自然への視野角を広げて、建物と自然をバランス良く見せている。リビング、ダイニングの前には大屋根に覆われたリビングと同じくらい広いテラスが設けられている。
木製建具を引き込むと室内外が一体となった空間となり、テラスではオリジナルで製作されたバーベキューコーナーを、室内では暖炉を囲んで楽しむことができる。
プール状に製作された浴槽では、木々を見ながら数人ゆったりと入浴できる。

都内では得られない自然との一体感と数々の遊び心に満ちた週末住宅となっている。

2019年 BUILD Architecture Awards 2019 (イギリス)
   「Best Residential Architecture Project (Honshu)」受賞

プロジェクトの竣工年/制作年: 2008
プロジェクトの費用: 3,000万円以上5,000万円未満
国: 日本