SCaD株式会社 一級建築士事務所
3件のレビュー

狭小地の最大値 【螺旋の家】

今回のプロジェクトでは、狭小地という敬遠な環境の中で
設計力を駆使し優雅に暮らすことのできる住宅を打ち立てた。
一般的に建築の中で階段とはフロアをつなぐだけの部屋を圧迫する用途にすぎないのだが、
この住宅では螺旋階段として最小限のスペースに抑えることで建物のボリュームを最大限に発揮している。
また、採光などを考慮し螺旋階段はあえて窓からのぞかせることで中と外を繋ぐ装置となり、
そこから差し込む光と影が美しい情景を演出している。

建築家の作品性と、分譲住宅という商品性は本来なかなか折り合いがつかず、白か黒かと
分けて考えてしましがちであるが、その中間にある価値について模索した。
我々は、この分譲住宅を通して狭小という嫌われ者を人気物に変身させることで、
コストバランスに優れ世に広く受け入れられる商品住宅と、建築家の建築作品としての
表現も両立することを目指した。
プロジェクトの竣工年/制作年: 2020
プロジェクトの費用: 1,000万円以上3,000万円未満
国: 日本
郵便番号: 190-0011