志田茂建築設計事務所さんへのレビュー

Nobuyuki Hoshi
専門家との関係: お客様
プロジェクトの時期: 2017年3月
住宅を新たに購入しようと検討されている方は、一度建築家の考え方を聞いてほしいと私は思います。土地が小さかったり予算の都合などで、建売りやマンションを検討されている方は特に。
私達が志田茂建築設計事務所に設計を依頼し住み始めるまでのレビューを書かせていただきます。

私達が志田氏と出会ったのはちょうど2年前、検討中の地域には小さな土地しか売りが出ず、小さな土地でも効果的に活用できる工務店を探していたところ、同様の建築実績のある志田建築設計事務所が見学会を開催しており、参加してみたのがきっかけです。
見学会は「小さな土地」ではなく、実際に志田氏がリフォームしたお宅にお邪魔し、2組の施主夫妻を交えたお茶会のような雰囲気で開催されており、頭でっかちに自分の欲しい情報を頼りに訪ねた私がはずかしくなりました。
そのお宅では、置き場や収納用途を意識した造作家具が設置されており機能的にも感じましたが、何といっても、杉板で張られた無垢の床と、木枠と硝子で作られた引戸、そしてそれらを照明が照らしたやや赤みがかったダイニングの雰囲気は、とても温かく落ち着ける雰囲気で、私達はすぐにその心地よさに魅了されました。
この見学会では「小さな土地に建てられる家」を探しにきたイシューがずれていたというか、本当は「居心地の良い家」に住みたかったということを思い出させてくれました。

それから私達は中古住宅をリフォームして住むことも視野に入れて物件探しを始めましたが、中古住宅は手頃な値段でポツポツと売りが出てきます。当初、中古住宅は気が向かなかったのですが、見学会による施主の話で視点が変わりました。
そして「居心地の良い家」の設計を志田氏に依頼すべく、築10年程度の中古住宅を購入しリフォームを依頼したのです。

まだ築浅だったこともあり何も手をかけなくても十分住める家ですが、最初にハウスメーカーで設定された間取りや色合いは、私達には落ち着かず志田氏にいろいろと相談させて頂きました。
もちろん、私達は建築の事はわかりませんので、何度も打ち合わせに時間をいただき、構造を無視した無理な話もしましたし、逆に活かせるものを活用した提案もいただきながら、ひとつひとつの想いを話し、それをまとめて丁寧に答えてもらいました。ある程度の形がまとまるとパースという完成形のイメージ図をその場で描いてくれ、一気に想像が現実味を帯びると共にモデルハウスのパンフレットとは違う温かみに安心と期待で胸が一杯になったことが忘れられません。

現在、引越して1年が経ちましたが、杉の床は家の雰囲気や生活を大きく変えてくれました。
時間が経つごとに飴色がかりインテリアに合う色になってきましたし、朝日に照らされた白っぽい表情から間接照明で赤みがかった表情まで、1日の中でも時間に応じて見え方が変わりとてもリラックスできます。また、梅雨時期はさらっとしていてとても気持ちよく、冬場は乾燥を抑えて湿度が安定していることを実感しています。
また、他に私達が要望したひとつに収納があります。購入した中古住宅ではLDKが以前より狭くて収納スペースが少ないことで、生活用品やちょっとした外出で使うバッグなどを置くスペースが無いことを機能面として気にしていましたが、志田氏はLDKの中央にあった対面式キッチンを廃止して壁側に持っていき、LDKのほぼ中央に冷蔵庫配置。それを囲うように造作の棚を作る提案をしてくれました。
これは収納だけではなく、冷蔵庫の周りが通路になることで動線が広がることやリビング側から見るとキッチンの一角が目隠しになることもメリットで、住んでみると絶妙な使い勝手で気に入っています。

私達は杉板のフローリング設置とLDKのリフォームのみの工事でしたが、「お金をかければ何でもできる」という話を何回か聞きました(嫌らしい意味ではありません)。
以前新築で購入し住んでいたマンションのデベロッパーは、自分達の都合でできる事できない事を決めつけていたので素人では「何でもできる」という発想は到底出てこなくなります。
購入して暫くは嬉しさにぼかされていましたが、妥協した家に住んでも自分達の生活に合った家ではなく、「居心地の良い家」とは遠い空間でした。
志田氏が勧める、無垢の木を使った床や生活に合った間取りや配置を一度体感いただくと、今までとは違った見え方ができるのではないでしょうか。
人生で一番高い買いものなのですから、一度お話しを聞くと新しい未来が想像できるかもしれません。
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マンションにお住まいでしたが、お子さんの成長とともに、「マンションの暮し方」に「何か違和感」を感じるようになり、戸建ての家を考えられるようになり、ご相談をいただきました。出会いからご依頼に至った経緯、そして感想・・・と、これだけのレビューを書いてくださった施主ご主人の人柄を推測してもらえると思います。
ご夫婦は、設計事務所に頼む事も、どう話しを勧めていいか?何を伝えたらいいのか?、「よくわからないんです」と正直にお話ししてくれました。私の質問に対して、時間を掛けて真剣に考え答えてくださいました。ひとつひとつそうやって積み上げ、いっしょに家作りを行いました。
ですから、本当に「オーダーメエイドで仕立てた」家になったと思います。工事はLDKのみでしたが、LDKを「仕立てた」ことによる、(自分に合った)「ちょうどいい」感覚は、家全体にも及んでいるのではないかと思います。
Hoshiさんは、特別 建築やインテリアに強い興味があったり”こだわり”を強く持っていたわけではありません。こう言っては失礼かもしれませんが、「新築マンションで暮らす普通のご夫婦」でした。ただ、、感じ始めた「違和感」をうやむやにせず向き合い、漠然としていた「心地よい暮し」の想いを諦めなかっただけです。
新しい家に住み始めて、ご夫婦の意識や考え方が変わったそうです。
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住み始めてから1年後、ご夫婦にお話しをお聞きしました。↓
http://s-coco.net/interview/i_10_fujimino-r.html

※ 実例写真はこちらからご覧いただけます。
https://www.houzz.jp/projects/3085503
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