関本竜太|リオタデザインさんへのレビュー

夷石嘉一郎
専門家との関係: お客様
プロジェクトの時期: 2017年2月
はじめてブログ読んで一目惚れ。
その時にはもう、関本さんと家つくりがしたい!と決めていました。

建築家探しの基準は人それぞれだと思いますが、せっかく家を建てるなら、その全てを楽しみたい!と考えていた私は、
「歳は近い人がいいな(同じ世代なら色んな感覚も近いはず」
「話がしやすい人がいいな(なんでも言える関係は大切だよな)」
「おまかせタイプではなく、一緒に取り組んでくれるタイプがいいな(家つくりを楽しみたい!を尊重してほしい)」
といった具合に、建築家の『人となり』みたいなものを最も意識していました。ですから、当時(今でも、ですが)人柄がひしひしと伝わってくるブログに惹きつけられ、直感的に「この人とは相性がいいはず!」と私の建築家選びは開始間もなく即決するに至ったわけです。誤解を恐れずに言うならば、デザイナーと言われる職業の方で、これほど論理的に、そして時にユーモアたっぷりに、ご自身の言葉で表現できる方を私は他に知らず、そのことは特に強く私の背中を押してくれました。

予算のことや家族のこと、何の準備もないまま先走って建築家だけを決めたため、以降8年間近く、ただただ関本さんのブログを愛読する日々を送っていたことは今となっては笑い話ですが、長すぎるほどの時間ひとりの建築家を追いかけていたことも、建築家の人柄を重視したい私には結果的に良かったのかな、と思っています。

設計を依頼することになる直前の1年間は、リオタデザインさんが主催する全てのオープンハウスに足を運びました。
作品をHPで見ることと、実物を目で見て触れて空間を体験するのとでは、得られる情報の質と量が圧倒的に違うことを痛感しました。
8年分の想いとブログ愛読歴から、リオタデザインについてはかなり知っているつもりになっていましたが、写真だけを見て「色々なタイプの家を作られる方なんだな」と思っていたものが、「そうか、建主さんに寄り添った結果の家のカタチなんだな」とわかるようになり、
外見上はまったく違ったデザインの家でも、実物を間近で見て、中に入って細部を見れば、どの作品の中にもいつもの『リオタの流儀』が、デザインとして機能としていくつも落とし込まれていることがわかりました。
様々なタイプの建築家の方がいると思いますが、
「神は細部に宿る」を地で行く関本さんの設計は、とにかく実物を見るに限る!というのが私の結論です。

はじめて打ち合わせをした時の関本さんはブログそのままの印象で、
はじめて会った気がしなかったというのが正直な感想です。
月に一度ペースの打ち合わせもいつも笑いが絶えない。
私も楽しんでいましたが、関本さんも楽しんでいる。
もちろん毎回真剣に何時間も打ち合わせをしているのですが、打ち合わせと言う名の雑談をしているのではないか?と関本さんと自問自答をしたことも何度か(笑)
ただ、関本さんはこの『雑談』をすごく大切にされているように感じました。
一番最初のヒアリングのときからずっと、必要な質疑応答を重ねながらも、その合間の雑談の中からこそ私の本質を掬いとってくれていたのだと思います。
実際に最終プレゼンでは、「あれ?僕はそんなことまで話しましったけ?」といった部分が、我が家のデザインコンセプトとなり『TOPWATER』という家のタイトルにまで反映されており、
わざわざ最後に家のタイトルを伝える演出からして絶対に確信犯だったはずで、わかっていても思わずニヤッとしてしまうほど、嬉しいプレゼンでした。
自分の中で無意識に抱く家つくりに対する想いを関本さんに解いてもらったような、不思議だけど嬉しいそんな気分になりました。

毎回自由な雰囲気の打ち合わせも、異常なほどに細かい図面も、
アクロバティックな構造も、逃げ場がないほど追い込んだ収まりも、
クライアントごとにイメージが変わる家の印象も、全てはこうやって真摯にクライアントさんに寄り添う姿勢の現れであり結果だったんだと、自分がクライアントになってはじめて実感としてわかりました。
そしてそのことがクライアントとしてどれだけ嬉しいことなのかも。
関本さんは理詰めで家を設計するというイメージをお持ちの方も多いと思いますが、
私はこれこそが建築家としての関本さんの本質なんだなと、今は確信しています。
関本さんの作品と同じく関本さんその人にも、
直接会って雑談してみることを強くオススメします。

私の直感はずばり的中し、全てのプロセスを通して最高の家つくりを、関本さんは一緒に楽しませてくれました。
狭い土地を工夫とテクニックで無駄なく使いきりながら、ちゃんと余白のあるデザイン。
狭小住宅であることが楽しくなってしまう住み心地に、毎日幸せを感じています。
この心地よさはきっと、関本さんが私や私の家族の本質をカタチにしてくれた家だから。
関本さんのつくる家は、設計者と同じで住む人に寄り添ってくれる。
住みはじめて1年、それが今の実感です。
「いいね!」1 件    ·  最終更新:
そうですね、おっしゃるように夷石さんはあまりご要望はおっしゃらなかったような印象がありましたし、提案後もダメ出しがほとんどなかったのも強く印象に残っています。
でも後から聞くと、実は細かいところをすごく気にする性格だったとのことでしたね。そんな夷石さんに鬼のようなダメ出しをさせなくて本当に良かったと思っています笑。家づくりは相性ですね。こちらも楽しい家づくりをありがとうございました!

※ 実例写真はこちらからご覧いただけます。
https://www.houzz.jp/projects/2918688
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