電子レンジのない暮らし
電子レンジはとても便利。でも持っていなくても快適な食生活を楽しむことはできる。便利なアイデアを交えた実践レポートをご紹介します。
Motoko Sasaki
2019年1月13日
Houzzコントリビューター。フリーランスの編集&ライター。10才頃からインテリア雑誌の定期購読をはじめる。1999〜2007年、出版社にて雑貨&インテリア誌編集部に在籍。旅好きが嵩じ、2008年に旅するライターユニット「auk」を立ち上げ、毎年オランダとベルギーに滞在。2015年現在までに3冊のガイドブックを出版。菓子研究家いがらしろみ主宰、romi-uni booksの編集も担当。
Houzz contributor, Editor and Writer of Books and Magazine in JAPAN.Specialty is Interior,Lifestyle,Cooking,Handmade,Travel,Fasion.....and more.and,I'm staying in Netherlands and Belgium every year.I published the Netherlands and Belgium guide book.
【Book】2015/『Holland Short Trip オランダ・ショート・トリップ』(スペースシャワーブックス) 2011 /『Belgium Bruxelles Promnade Classique ベルギー・ブリュッセル クラシックな街歩き』(産業編集センター) 2009 /『Holland Travel Book オランダ・トラベル・ブック』(現マイナビ、元東京地図出版)
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引っ越しを機に、電子レンジを使うことをやめました。理由は、ずっと使ってきた電子レンジの寿命が近かったこと、週に1回ほどしか使用しないこと、キッチンの収納量が減ったため電子レンジを置く場所を確保するのが難しかったことです。また、好きな料理家さんのエッセイに電子レンジを使っていないと書いてあったのも、決断するきっかけでした。電子レンジで食品の栄養が破壊されてしまうこともあり、決して万能ではないと聞いたのも理由のひとつです。
電子レンジを処分してからそろそろ1年が経ちますが、今のところ全く不便を感じません。電子レンジがなくても快適でおいしい食生活ができるコツを見つけましたので、ご紹介したいと思います。もしも、電子レンジを処分することを考えていたら、参考にしてみてくださいね。
電子レンジを処分してからそろそろ1年が経ちますが、今のところ全く不便を感じません。電子レンジがなくても快適でおいしい食生活ができるコツを見つけましたので、ご紹介したいと思います。もしも、電子レンジを処分することを考えていたら、参考にしてみてくださいね。
電子レンジを使うのはどんなとき?
電子レンジの処分を検討していたとき「どのぐらいの頻度で使うのか、何のために使うのか」を考えてみました。私の場合、ごはんやおかずの温めと野菜の下ごしらえ、冷凍した肉などの解凍のために週に1〜2回使う程度。なくても困らないと思える使用頻度でした。電子レンジは、狭いキッチンでは大きな場所をとります。電子レンジがないだけで、キッチンがすっきりしました。
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冷凍したものをすばやく解凍する方法
冷凍した肉や魚は、前の晩から冷蔵庫に入れて、ゆっくりと自然解凍させることが多いのですが、もっと早く解凍したいときは、ステンレスのバットの上に置いておくと◎。ステンレスに冷たさがすばやく移り、解凍スピードが上がります。水を張ったボウルの中に密閉袋ごと入れておいても早く解凍されます。
冷凍した肉や魚は、前の晩から冷蔵庫に入れて、ゆっくりと自然解凍させることが多いのですが、もっと早く解凍したいときは、ステンレスのバットの上に置いておくと◎。ステンレスに冷たさがすばやく移り、解凍スピードが上がります。水を張ったボウルの中に密閉袋ごと入れておいても早く解凍されます。
残ったごはんの保存方法
電子レンジをいちばん使用するのは、ごはんやおかずの温めだと思いますが、それは「蒸す」ことで代用すればきっちり解決します。蒸したごはんは、炊きたてのようにふっくらとしておいしいので、電子レンジを持っている人でもぜひ一度試してみてください。また、冷めたままでもおいしいおにぎりにしたり、炒飯や雑炊を作ったりするのも我が家の定番です。
電子レンジをいちばん使用するのは、ごはんやおかずの温めだと思いますが、それは「蒸す」ことで代用すればきっちり解決します。蒸したごはんは、炊きたてのようにふっくらとしておいしいので、電子レンジを持っている人でもぜひ一度試してみてください。また、冷めたままでもおいしいおにぎりにしたり、炒飯や雑炊を作ったりするのも我が家の定番です。
ごはんもおかずも蒸篭で蒸す
「蒸す」方法もいくつかありますが、蒸篭(せいろう)を使うのがいちばんスタンダードでしょう。大きなものや2段のものを選べば、ほかのおかずや野菜も一緒に蒸すことができるのもメリットです。
それまで蒸篭は、焼売や肉まんを作るために年に数回使う程度だったので、棚の中にしまっていました。でも今は取り出しやすいオープン棚に収納して、毎日のように使っています。
「蒸す」方法もいくつかありますが、蒸篭(せいろう)を使うのがいちばんスタンダードでしょう。大きなものや2段のものを選べば、ほかのおかずや野菜も一緒に蒸すことができるのもメリットです。
それまで蒸篭は、焼売や肉まんを作るために年に数回使う程度だったので、棚の中にしまっていました。でも今は取り出しやすいオープン棚に収納して、毎日のように使っています。
蒸篭でごはんを温めるときは、蒸し布を使うのが一般的ですが、ごはん粒のくっついた蒸し布を洗うのはかなり面倒なので、オーブンシートなどを使っています。蒸すのは器ごとでもできるので、茶碗に盛りつけてから蒸篭にのせてもOKです。
鍋とざるでできる「簡単蒸し器」
蒸篭を持っていないなら、竹やステンレスのざると鍋で代用可能でます。これなら、手持ちのもので簡単にできますね。
私はごはんを蒸すときに、ついでにおかずも盛りつけて一緒に蒸してしまいます。また、パンを蒸すのもおすすめです。1分ほど蒸すだけで、ふわふわもちもちのしっとりとしたパンになりますよ。
蒸篭を持っていないなら、竹やステンレスのざると鍋で代用可能でます。これなら、手持ちのもので簡単にできますね。
私はごはんを蒸すときに、ついでにおかずも盛りつけて一緒に蒸してしまいます。また、パンを蒸すのもおすすめです。1分ほど蒸すだけで、ふわふわもちもちのしっとりとしたパンになりますよ。
ざるの底につかない程度の水を入れて沸かし、ざるをのせてふたをします。脇から多少湯気が出てきても大丈夫です。
蒸し上がったら、このままお皿にのせてワンプレートディッシュに。ごはんはもちろんですが、卵焼きやおかずもしっとりジューシーになるので、電子レンジで温めるよりずっとおいしく感じます。
おにぎりは焼いて温める
残りごはんをおにぎりにしておくと、冷めてもおいしく食べられますが、焼きおにぎりにするのもおすすめです。冷えて一度固まったおにぎりは、フライパンで焼いても崩れにくく、表面がカリッと焼けた頃には、中までしっかり温まります。
残りごはんをおにぎりにしておくと、冷めてもおいしく食べられますが、焼きおにぎりにするのもおすすめです。冷えて一度固まったおにぎりは、フライパンで焼いても崩れにくく、表面がカリッと焼けた頃には、中までしっかり温まります。
焼きおにぎりには、なんだか特別感があります。焼いただけで手をかけた料理のように見えるので、盛りつけても見栄えがします。混ぜご飯や炊き込みごはんを焼きおにぎりにするのも私のお気に入りです。
炊飯器を小さくして、少量のごはんをおいしく炊く
残りごはんの温め方法を紹介しましたが、本当は、その都度炊きたてのごはんを食べるのが理想です。そのため、少量のごはんがおいしく炊ける小さな炊飯鍋と炊飯器を購入しました。それぞれ食パン1袋ほどのサイズなので、キッチンでも場所を取らず、炊飯時間が短いのもポイント。3〜5合の炊飯器を使っている人が多いと思いますが、容量を見直してみるのもいいでしょう。残りごはんがなくなれば、電子レンジも必要なくなります。
電子レンジはとても便利な家電です。でも、私はなくても全く不便を感じていません。少し手間はかかりますが、よりおいしく身体にもやさしいものが食べられるのでおすすめです。
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