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資産価値の高い住まい、下がりにくい住まいとは?
マンションや戸建ての購入を検討するときに、取り入れたいのが資産価値という視点。理想の住まいにはデザインや設備、快適性はもちろんのこと、変化に対応できる住まいであるかも重要なポイントです。
tmkknk0419
2017年4月24日
Houzzコントリビューターの金子とも子です。フリーランスライター / コンサルタント&不動産投資家。現在は投資用に購入した不動産の経営をしながら、WEBマーケティングのコンサルティングや不動産のジャンルでフリーランスライターとして活動しています。
Houzzコントリビューターの金子とも子です。フリーランスライター / コンサルタント&不動産投資家。現在は投資用に購入した不動産の経営をしながら、WEBマーケティングのコンサルティングや不動産のジャンルでフリーランスライターとして活動しています... もっと見る
ひと昔前までは、結婚して子どもが生まれたらマイホームを購入してずっと暮らすという考えが一般的でした。最近ではライフスタイルが多様化し、家を購入するより賃貸で暮らすことを選ぶ人もいれば、自分たちのライフプランに合うタイミングで住まいを選ぶ人が増えてきています。それでも、家を買うと決めた場合、一生で一度あるかないかの大きな買い物という認識の方が今でもとても多いと思います。
しかし、社会はどんどん変化し、私たちの生き方にも柔軟性が必要です。家を購入するのであれば、一生モノという考えを変えるべきではないでしょうか? いざとなったら売ったり、貸したりすることができるような家を購入する。つまり資産価値を意識することがとても重要になっています。
しかし、社会はどんどん変化し、私たちの生き方にも柔軟性が必要です。家を購入するのであれば、一生モノという考えを変えるべきではないでしょうか? いざとなったら売ったり、貸したりすることができるような家を購入する。つまり資産価値を意識することがとても重要になっています。
なぜ資産価値を意識して住まいを選ぶべきなのか?
欧米では古い物件を丁寧にリノベーションして住んでいる人が多く、中古住宅の流通量は8〜9割もあると言われています。家は資産であるという意識が高い海外と比べ、日本では耐久消費財のような扱いとなっていて、住宅は古くなるにつれて価値が下がります。例えば、木造住宅は税法上耐用年数22年と定められているので、実際にはまだまだ住める物件であっても、それ以上経つと建物の不動産としての価値はほぼないとみなされます。
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また、昔は土地は値上がりするという土地神話が信じられていたことや「マイホーム = 一生住む」という概念があったからこそ、あまり資産価値について考えてこなかったのではないでしょうか?
しかし、現在日本では少子高齢化により、人口が減少していく一方です。空室率、空き家率の上昇も社会問題となっています。今後、住宅の需要が大幅に減ればその分住まいの資産価値は下がる可能性が高いです。だからこそ、資産価値が高い、もしくは下がりにくい住まいを選ぶ必要があります。
また、人生どのような変化が訪れるかわからないもの。ずっと住むつもりでマイホームを購入したとしても、直後に長期の転勤が決まることもあります。収入減や災害など想定外のトラブルに見舞われることもあるかもしれませんし、子どもが増えたり、親と同居する可能性もあります。
必要に迫られて家を売却したり、賃貸に出したりしなければいけなくなるかもしれません。そんなライフスタイルの変化に対応できるようにするためにも、資産価値を意識した住まい選びがとても重要になってきます。
資産価値の高い住まいとは?
では、そもそも資産価値の高い住まいというのはどういうものなのか? 簡単に言ってしまえば、売りやすい、もしくは貸しやすい家です。 景気が良くても悪くても多くの人が買いたい、もしくは借りて住みたいと思うような住まいかどうかが、資産価値に大きく影響します。また、買った時の値段より値下がりしづらい住まいであることがとても大切です。
では、そもそも資産価値の高い住まいというのはどういうものなのか? 簡単に言ってしまえば、売りやすい、もしくは貸しやすい家です。 景気が良くても悪くても多くの人が買いたい、もしくは借りて住みたいと思うような住まいかどうかが、資産価値に大きく影響します。また、買った時の値段より値下がりしづらい住まいであることがとても大切です。
例えば、何らかの理由で住宅ローンが残っている状態で家を売却することになった場合を想定してみましょう。住まいの評価額が購入したときの半分になる一方、もしローンの残債がそれを上回る場合、不足分を自分で補う必要がでてきてしまい、大きな負債となります。賃貸に出す場合も、住宅ローンの支払い金額以上の賃料で貸し出せなければ、同じことになってしまいます。
ちなみに、新築住宅を購入した場合、残念ながら購入時の値段以上で売れることはほとんどありません。それゆえ、新築を購入するときはより慎重に値下がりが少ない物件や場所を選ぶ必要があります。
資産価値の高い住まい探しのポイント
1. 立地
立地は住まい選びで一番重要なポイントになり、生活の利便性と直結しています。
都心への近さによって資産価値は変わりますし、最寄り駅の交通の便も重要です。例えば、都市部ではターミナル駅に乗り換えなしで行けるか、快速や急行などが停まる駅か、複数の路線が利用できる駅かなど。また、最寄り駅からの距離によっても価値が変わってきます。一般的には、駅から5分以内の物件は資産価値が下がりづらくなります。
1. 立地
立地は住まい選びで一番重要なポイントになり、生活の利便性と直結しています。
都心への近さによって資産価値は変わりますし、最寄り駅の交通の便も重要です。例えば、都市部ではターミナル駅に乗り換えなしで行けるか、快速や急行などが停まる駅か、複数の路線が利用できる駅かなど。また、最寄り駅からの距離によっても価値が変わってきます。一般的には、駅から5分以内の物件は資産価値が下がりづらくなります。
高台にある住まいは日当たりがよく、眺望が良いことが多いため、低地より資産価値が高い傾向にあります。
街並みにも注意を払いたいところです。古い木造の建物が密集していたり、道が狭い場合は火災時の危険性が高いため、資産価値が低くなりがちです。
街並みにも注意を払いたいところです。古い木造の建物が密集していたり、道が狭い場合は火災時の危険性が高いため、資産価値が低くなりがちです。
2. 災害に強い
日本で一番心配なのは、地震、水害、土砂崩れなどではないでしょうか? ハザードマップを利用し、災害の影響の可能性をチェックしましょう。地盤の硬さも調べましょう。ちなみに、人によっては古地図を手に入れて土地選びの参考にする人もいるそうです。
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3. 街の未来
住まいを購入しようとしているエリアの人口動態や統計データ、自治体の財政事情、行政サービスなども資産価値に影響します。インターネットでさまざまな情報が開示されていますので、確認しておきましょう。
住まいを購入しようとしているエリアの人口動態や統計データ、自治体の財政事情、行政サービスなども資産価値に影響します。インターネットでさまざまな情報が開示されていますので、確認しておきましょう。
もちろん、資産価値にとらわれて、ライフスタイルや価値観に合わない物件を購入するのは本末転倒です。資産価値を意識しながらも、自分の理想とする暮らしとのバランスを考えることが大切です。
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