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簡単DIY:麻ひもで作る、シンプルでナチュラルなプランツハンガー
結ぶだけの超簡単な技法でできる、最も単純な構造のプランツハンガーを手作り。小さな鉢植えをハンギングして、インテリアグリーンを楽しんでみませんか。
Rie Yoshihara
2016年6月4日
フレンチ&ナチュラルなインテリア雑貨のオンラインショップ。白いインテリアとシャビー、ジャンクな古びた風合いの似合うインテリアを提案。
DIYでリフォームした自宅ですべての撮影を行っています。
個人では、著書あり。
「手作りで楽しむナチュラルインテリア」「小さな手作りとナチュラルインテリア」(以上主婦の友社)「私の手仕事」(毎日コミュニケーションズ)
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人気のマクラメ編みのプランツハンガーの超初心者編です。誰にでもできるシンプルで簡単なプランツハンガーを、身近で手に入りやすい麻ひもで作ってみました。
インドアグリーンが好きな方たちに人気の、マクラメ編みのプランツハンガー。いろんな編み方があって、とても素敵だし、作ってみたくなります。でもいざ、手作りでトライしてみようと思っても、ひとつひとつの編み方を覚えながら作るのは、案外初心者にとっては難しいことかもしれません。私もそのひとりです。
そこでまずは、プランツハンガーがどのような仕組み(編み方)ででき上がるのかを知るために、今後、本格的なマクラメ編みに挑戦したい方にも、シンプルな編み方でもいいからプランツハンガーを作ってみたい方にもぴったりな、いちばん簡単に作れるプランツハンガーをご紹介してみることにしました。
そこでまずは、プランツハンガーがどのような仕組み(編み方)ででき上がるのかを知るために、今後、本格的なマクラメ編みに挑戦したい方にも、シンプルな編み方でもいいからプランツハンガーを作ってみたい方にもぴったりな、いちばん簡単に作れるプランツハンガーをご紹介してみることにしました。
丈夫で色の豊富な麻ひもで作ってみましょう
まずは、素材になる「ひも」選びから。植物のポットは、素焼きの陶器やブリキ、プラスティックといろいろな素材のものがありますが、ハンギングしたいポットの素材と相性のいいものがおすすめです。マクラメ編みにはよく木綿のひもを使用しますが、今回は、初めてでも扱いやすく、手に入りやすく、そしてどんなポットにも合う、ナチュラルな質感の麻ひもを使います。今はナチュラルカラーだけでなく、いろいろな色の麻ひもが手に入りますので、カラフルな色で作ってもいいですね。
まずは、素材になる「ひも」選びから。植物のポットは、素焼きの陶器やブリキ、プラスティックといろいろな素材のものがありますが、ハンギングしたいポットの素材と相性のいいものがおすすめです。マクラメ編みにはよく木綿のひもを使用しますが、今回は、初めてでも扱いやすく、手に入りやすく、そしてどんなポットにも合う、ナチュラルな質感の麻ひもを使います。今はナチュラルカラーだけでなく、いろいろな色の麻ひもが手に入りますので、カラフルな色で作ってもいいですね。
使うのは「ひと結び」のテクニックだけ
今回は、いちばん簡単にできる、ということを優先しているので、「編む」というより「結ぶ」だけでできるプランツハンガーになります。結ぶことも、もちろんマクラメ編みの基本のひとつ。重量のある植物を下げるために、しっかり結ぶことで安全に使うことができます。今回は、誰でもできる、両方のひもの先を1回くぐらせるだけの「ひと結び」だけで、ひとつのプランツハンガーを完成させたいと思います。
では、始めましょう。
今回は、いちばん簡単にできる、ということを優先しているので、「編む」というより「結ぶ」だけでできるプランツハンガーになります。結ぶことも、もちろんマクラメ編みの基本のひとつ。重量のある植物を下げるために、しっかり結ぶことで安全に使うことができます。今回は、誰でもできる、両方のひもの先を1回くぐらせるだけの「ひと結び」だけで、ひとつのプランツハンガーを完成させたいと思います。
では、始めましょう。
1. 作りたいプランツハンガーの長さを決める
「天井から鉢まで長さ+下げる鉢の高さ+フリンジ部分+天井からハンギングするための輪」の寸法を足して、だいたいの長さを決めます。
長すぎた場合は、最後のフリンジの部分で調節しますので、あまり神経質にならず、長めにとっておくのがおすすめです。ここでは、80cmくらいの長さで作ってみます。長さを決めたら、同じ長さのひもを偶数本分(ここでは8本)、カットしないで、行ったり来たりしながら折り返して用意します。つまりこの場合は、80cmの長さを8本分作るということになります。カットしていないので、この時点では両端は輪の状態、1本のひもがつながっている状態です。
2. ハンギングするための輪を作る
片側の8本を一緒にくるりと輪を作り「ひと結び」します。
もともとカットしていない部分なので、そのまま「ひと結び」してください。これは天井から下げるための輪になります。天井側にヒートンなどの金具を固定して、この輪にひっかけるためのループです。
「天井から鉢まで長さ+下げる鉢の高さ+フリンジ部分+天井からハンギングするための輪」の寸法を足して、だいたいの長さを決めます。
長すぎた場合は、最後のフリンジの部分で調節しますので、あまり神経質にならず、長めにとっておくのがおすすめです。ここでは、80cmくらいの長さで作ってみます。長さを決めたら、同じ長さのひもを偶数本分(ここでは8本)、カットしないで、行ったり来たりしながら折り返して用意します。つまりこの場合は、80cmの長さを8本分作るということになります。カットしていないので、この時点では両端は輪の状態、1本のひもがつながっている状態です。
2. ハンギングするための輪を作る
片側の8本を一緒にくるりと輪を作り「ひと結び」します。
もともとカットしていない部分なので、そのまま「ひと結び」してください。これは天井から下げるための輪になります。天井側にヒートンなどの金具を固定して、この輪にひっかけるためのループです。
3. 本体の網目を作る
大きなテーブルなどに結んだ麻ひもをのせて、輪にした部分を向こう側にし、そこに重石などをのせて軽く固定します。手前側になった麻ひもの輪にハサミを入れてカットします。ここで、垂れ下がる部分のひも8本がバラバラになります。
このあと2本どりで結んでいくので、2本ずつ4つに分けます。分けたら、2本ごとに同じ位置(プランターの上端になるあたりの位置)で「ひと結び」します。全部で4ヶ所、同じように結んでください。
大きなテーブルなどに結んだ麻ひもをのせて、輪にした部分を向こう側にし、そこに重石などをのせて軽く固定します。手前側になった麻ひもの輪にハサミを入れてカットします。ここで、垂れ下がる部分のひも8本がバラバラになります。
このあと2本どりで結んでいくので、2本ずつ4つに分けます。分けたら、2本ごとに同じ位置(プランターの上端になるあたりの位置)で「ひと結び」します。全部で4ヶ所、同じように結んでください。
次に、結んだ2本をいったん1本ずつにバラして、今度は隣り合わせた1本と1本を合わせて2本どりにし、「ひと結び」します。3ヶ所、同じように隣同士を結んだら、両端の1本ずつが残りますので、その2本を合わせて一緒に「ひと結び」します。
4. 仕上げに下でひとまとめ
最後に、下に残ったひもをを全部まとめて「ひと結び」して完成。たれ下がるフリンジの部分は、短くカットしたり、長くとったり、お好みでアレンジしてください。
手順1. で「偶数本用意する」と説明したのは、細い麻ひもの耐荷重をカバーするための対策です。2本どりで編んでいくことで、重さに耐えるものができます。もし太い丈夫なひもであれば、1本でもいいと思いますが、器と土、植物の重さに十分耐えるように工夫してみてください。
最後に、下に残ったひもをを全部まとめて「ひと結び」して完成。たれ下がるフリンジの部分は、短くカットしたり、長くとったり、お好みでアレンジしてください。
手順1. で「偶数本用意する」と説明したのは、細い麻ひもの耐荷重をカバーするための対策です。2本どりで編んでいくことで、重さに耐えるものができます。もし太い丈夫なひもであれば、1本でもいいと思いますが、器と土、植物の重さに十分耐えるように工夫してみてください。
また、今回は8本で作りましたが、この数が多ければ、網目が細かく、少なければ網目が粗くなりますが、鉢が小さい場合は、ある程度の本数で作った方が安全です。同じように、手順3. の網目を作る際も、結ぶ位置の上下間隔を小さくすれば、網目が細かくなります。本数と結ぶ位置で、さまざまな大きさ、網目の細かさのものができるということになります。
フリンジやウッドビーズ使いでアレンジも
プランターの下にたれ下がるフリンジも、プランツハンガーのデザインポイントのひとつ。写真のものは、ひもの束をまとめて棒にグルグル巻きつけ、ウェーブを出しています。三つ編みにしたり、麻ひものねじりをほぐしてみたりしてもいいですね。
今回、麻ひもだけで作っていますが、ウッドビーズなどをところどころに通すだけでもおしゃれなイメージに。または、違う色の麻ひもをミックスして、ひとつのハンガーにしてもいいかも。
プランターの下にたれ下がるフリンジも、プランツハンガーのデザインポイントのひとつ。写真のものは、ひもの束をまとめて棒にグルグル巻きつけ、ウェーブを出しています。三つ編みにしたり、麻ひものねじりをほぐしてみたりしてもいいですね。
今回、麻ひもだけで作っていますが、ウッドビーズなどをところどころに通すだけでもおしゃれなイメージに。または、違う色の麻ひもをミックスして、ひとつのハンガーにしてもいいかも。
いかがでしたでしょうか。マクラメ編みは難しそう、仕組みがどうなっているのかわからない、といった疑問は少し払拭されましたか? 私自身、マクラメ編みをしたいけれど、ちょっと難しそう……と少し尻込みしていましたが、まずはいちばん簡単にできる入門編からトライして、仕組みを知ることって大事だなと再確認できました。仕組みがわかれば、あとは編み方をどの部分に入れて自分なりのアレンジを加えるかになっていくので、編み方をひとつずつ加えながら、レベルアップしていきたいです。またそのときにはこちらでご紹介できるといいなぁ、と思います。
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