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知っておきたいスモールキッチンの技!
コンパクトなキッチンをすっきり広く感じさせ、小回りの利く効率的な空間にするために。見せ方のトリックから収納の工夫まで、12の技をご紹介。
ブラッキン・ヘザー
2015年4月11日
Houzz contributor.
Home Life Style インテリア、収納空間デザイン。
「贅沢な時間を過ごせる、あなたらしい心地よい住まいづくり」をモットーに、一人ひとりの個性や「好き」を引き出しながらのインテリアのコーディネーション、
より快適な暮らしのためのライフスタイルに合わせた収納計画のご提案をいたします。
著書「ふつうの住まいでかなえる外国スタイルの部屋づくり(文藝春秋)
Interior decoration and storage space planning in Tokyo, Japan. English/Japanese bilingual, with interior design and decoration experience in Europe and Japan.
Houzz contributor.
Home Life Style インテリア、収納空間デザイン。
「贅沢な時間を過ごせる、あなたらしい心地よい住まいづくり」をモットーに、一人ひとりの個性や「好き」を引き出しながらのインテリアのコーディネーション、
より快適な暮らしのためのライフスタイルに合わせた収納計画のご提案をいたします。
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どうしてもスペースが限られてしまう日本のキッチン。スムーズな動線や充実した収納は大切なポイントです。その他に、色や素材、そして見せ方によって、気持ちのよい開放的なスペースに感じさせるためのさまざまな工夫ができます。コンパクトなキッチンをより心地よく、そして広く感じさせるために役に立つポイントをご紹介しましょう。
見せる収納で見た目を軽く
上部の吊り戸棚にガラス扉を使うことで、普通の扉よりも軽い印象になり、さらに広さも感じられるようになります。戸棚の中に入れるものも、置き方や色の統一を考えるとすっきり、そしておしゃれに見えます。
上部の吊り戸棚にガラス扉を使うことで、普通の扉よりも軽い印象になり、さらに広さも感じられるようになります。戸棚の中に入れるものも、置き方や色の統一を考えるとすっきり、そしておしゃれに見えます。
白や光沢のある素材で広く見せる
真っ白な鏡面仕上げの小さなキッチン。素材で空間を広く見せる一例です。白は濃い色よりも空間に広がりを感じさせる効果があります。鏡面は鏡と同様、光の反射によって広がりを感じさせ、空間を明るく見せます。また、汚れを拭き取りやすいのもうれしいですね。
真っ白な鏡面仕上げの小さなキッチン。素材で空間を広く見せる一例です。白は濃い色よりも空間に広がりを感じさせる効果があります。鏡面は鏡と同様、光の反射によって広がりを感じさせ、空間を明るく見せます。また、汚れを拭き取りやすいのもうれしいですね。
床を薄い色に
床を白、またはキッチンの家具より薄い色にするのは、空間を広く感じさせるためによく使われるトリック。平面を立体面より明るく、または同じ色を使うことで、広がりを感じられる効果はよく知られています。白く塗られた床のナチュラルな風合いが、北欧スタイルのキッチンに似合っています。
床を白、またはキッチンの家具より薄い色にするのは、空間を広く感じさせるためによく使われるトリック。平面を立体面より明るく、または同じ色を使うことで、広がりを感じられる効果はよく知られています。白く塗られた床のナチュラルな風合いが、北欧スタイルのキッチンに似合っています。
家電は埋め込んですっきり
オーブンや電子レンジをキッチンユニットに埋め込んだことで、全体がすっきりと、そしてスマートに見えます。カウンターの上はできるだけものを置かないように心がけるのも、コンパクトキッチンでは大切なポイントです。
オーブンや電子レンジをキッチンユニットに埋め込んだことで、全体がすっきりと、そしてスマートに見えます。カウンターの上はできるだけものを置かないように心がけるのも、コンパクトキッチンでは大切なポイントです。
視線を導く
細長いキッチンの床に色鮮やかなラグが敷かれているため、視線が自然とラグへ、そしてその先の窓へと導かれます。さらに奥に窓があることで部屋は明るく、そして「抜け」ができ、空間を実際より広く感じさせる効果もあります。
細長いキッチンの床に色鮮やかなラグが敷かれているため、視線が自然とラグへ、そしてその先の窓へと導かれます。さらに奥に窓があることで部屋は明るく、そして「抜け」ができ、空間を実際より広く感じさせる効果もあります。
フォーカルポイントをつくる
もうひとつの視線の導き方は、どこか一カ所に特徴的な演出をすることです。調理道具やキッチン用品の「見せる収納」が、このキッチンの個性的なフォーカルポイントになっています。ここだけを黒く塗っていることで並んだアイテムがより目立ち、インパクトの強い存在になっています。小物の収納問題も同時に改善されるので、ぜひ活用したいアイデアです。
もうひとつの視線の導き方は、どこか一カ所に特徴的な演出をすることです。調理道具やキッチン用品の「見せる収納」が、このキッチンの個性的なフォーカルポイントになっています。ここだけを黒く塗っていることで並んだアイテムがより目立ち、インパクトの強い存在になっています。小物の収納問題も同時に改善されるので、ぜひ活用したいアイデアです。
特徴的な空間にする
まるで部屋の中の部屋のような、こじんまりとしたスペースのしゃれたキッチン。オープンキッチンなのに、なんとなく別空間のようにも感じ、落ち着いた気持ちでお料理ができそうですね。ダイニング側にポイント的にメタル素材を使っていることでキッチンとのつながりもでき、別空間でありながら一体になっているように感じることができます。
まるで部屋の中の部屋のような、こじんまりとしたスペースのしゃれたキッチン。オープンキッチンなのに、なんとなく別空間のようにも感じ、落ち着いた気持ちでお料理ができそうですね。ダイニング側にポイント的にメタル素材を使っていることでキッチンとのつながりもでき、別空間でありながら一体になっているように感じることができます。
足元をオープンにする
シンプルでクールなイメージの、業務用スタイルのステンレスキッチン。シンクやカウンター下がオープンなため、床が見え、より広く感じることができます。
シンプルでクールなイメージの、業務用スタイルのステンレスキッチン。シンクやカウンター下がオープンなため、床が見え、より広く感じることができます。
パントリースペースを設ける
キッチン横や入口の近くに、食品のストックを置けるパントリースペースがあると、それがたとえ小さな隙間につくったものであっても、とても便利に使えると思います。場合によっては料理本やゴミ箱などもこのスペースにまとめて。これからキッチンをプランニングする方には、ぜひおすすめしたい一案です。
キッチン横や入口の近くに、食品のストックを置けるパントリースペースがあると、それがたとえ小さな隙間につくったものであっても、とても便利に使えると思います。場合によっては料理本やゴミ箱などもこのスペースにまとめて。これからキッチンをプランニングする方には、ぜひおすすめしたい一案です。
たった1㎝であっても、コンパクトキッチンでは貴重なスペース。すべてのものを収めるためには、隙間や置き方を工夫する必要もあるかもしれません。こちらのキッチンではオーブンの横の細いスペースを、プレースマットやお盆など立てておけるものを収納するスペースに。仕切りがあれば分類して収納でき、出し入れも楽になります。
コーナー収納を上手に使う
奥行きがあって使いづらいコーナー収納。奥に入れてしまったものは、意外と忘れてしまって放置しがちですよね。このような回転ラックがあれば、奥までしっかり使え、収納力もかなりアップするはずです。
奥行きがあって使いづらいコーナー収納。奥に入れてしまったものは、意外と忘れてしまって放置しがちですよね。このような回転ラックがあれば、奥までしっかり使え、収納力もかなりアップするはずです。
もうひとつ、キッチンの角で使える優れたアイデアのコーナー引き出し。隅々まで使った変形の引き出しの深さは、収納する小物や調理道具、お鍋の高さに合わせて決めてあるのでしょう、たっぷり入りそうです。
使用頻度と効率を考える
小さなキッチンでは、ときには扉が邪魔になってしまうことも。また、奥行きのあるカウンター下収納は、奥にしまったものの出し入れが容易ではありません。普段使う調理道具を収納するのであれば、扉を取り付ける代わりにオープンのままにして、写真のように引き出せるラックにするのも素晴らしいアイデアです。
小さなキッチンでは、ときには扉が邪魔になってしまうことも。また、奥行きのあるカウンター下収納は、奥にしまったものの出し入れが容易ではありません。普段使う調理道具を収納するのであれば、扉を取り付ける代わりにオープンのままにして、写真のように引き出せるラックにするのも素晴らしいアイデアです。
コンパクトキッチンのよい点は動線が短く、ものの出し入れが広いキッチンより楽であることかもしれません。ものを使う場所、そして出し入れの容易さを考えて収納を決めていくことが第1ステップです。しまいやすければ出しっぱなしも減り、いつもきれいに保てるようになるはずです。
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