犬と楽しむガーデンライフのすすめ
愛犬が喜ぶ顔が見たい! 犬好きなら誰もが感じることですね。庭づくりで愛犬も飼い主もハッピーに!
舩村佳織
2022年3月11日
造園会社にて個人邸外構・庭の設計施工を行うプランナーとして勤務後、ニュージーランドにて現地の植物ナーセリー勤務及び園芸関係のボランティアを1年間経験。現在は静岡県富士市を中心に自然素材を使った庭づくりを行っています。
二児の子育て中でもあり、家族みんなが楽しめる庭造りが得意です。設計者として、主婦としての目線から、暮らしやすさに寄り添います。
造園会社にて個人邸外構・庭の設計施工を行うプランナーとして勤務後、ニュージーランドにて現地の植物ナーセリー勤務及び園芸関係のボランティアを1年間経験。現在は静岡県富士市を中心に自然素材を使った庭づくりを行っています... もっと見る
春の空気を感じると、自然と開放的な気持ちになり外の空気を吸いたくなってきますね。それは人間だけでなく、犬も一緒。室内で飼われている犬だと外に出るのはお散歩だけになってしまいますが、ご自宅の庭で安心して犬が過ごせたら、犬の日常がもっと充実しそうです。犬が元気よく目を輝かせているのを見るのは、私たち飼い主にとって一番幸せな時間ですね。庭で過ごすベストシーズンはもうすぐそこまで迫っています。犬と一緒に遊べる庭づくりを考えてみましょう。
こちらも合わせて
犬を飼い始めると、インテリアと暮らしが変わる?
世界の暮らしとデザイン:愛するペットがいちばん大事! 猫、犬、鳥のための工夫がいっぱいの家
Houzzツアー:犬猫と暮らす、職住が心地よくつながった見通しのよい家
こちらも合わせて
犬を飼い始めると、インテリアと暮らしが変わる?
世界の暮らしとデザイン:愛するペットがいちばん大事! 猫、犬、鳥のための工夫がいっぱいの家
Houzzツアー:犬猫と暮らす、職住が心地よくつながった見通しのよい家
一日室内で過ごす犬にとって、運動不足は大きなストレスになります。シニア犬にも適度な運動は大事ですし、外の空気を吸うことはリフレッシュにもなります。
庭の環境が整っていれば、散歩の時間がどうしても作れないときや、犬と飼い主さんの体調に合わせて、外で遊ぶ時間を調整できます。
そのためには安心してわんちゃんが庭で過ごせることが重要です。そのためのポイントをいくつかご紹介します。
庭の環境が整っていれば、散歩の時間がどうしても作れないときや、犬と飼い主さんの体調に合わせて、外で遊ぶ時間を調整できます。
そのためには安心してわんちゃんが庭で過ごせることが重要です。そのためのポイントをいくつかご紹介します。
飛び出し防止
いちばん気になるのは、犬が道路へ飛び出してしまうことではないでしょうか。ちゃんと見ているから大丈夫と思っていても、何かに驚いたとき、遊びに夢中になった時、予想できない動きをすることがあります。犬の安全のため、飛び越えられない高さの柵を用意すると良いでしょう。この高さは犬種によって違いがあるので注意して決めてください。
また、庭に大事に育てている花がある場合、犬が荒らしてしまうこともあるので、柵で近づけないようにした方が安心です。
いちばん気になるのは、犬が道路へ飛び出してしまうことではないでしょうか。ちゃんと見ているから大丈夫と思っていても、何かに驚いたとき、遊びに夢中になった時、予想できない動きをすることがあります。犬の安全のため、飛び越えられない高さの柵を用意すると良いでしょう。この高さは犬種によって違いがあるので注意して決めてください。
また、庭に大事に育てている花がある場合、犬が荒らしてしまうこともあるので、柵で近づけないようにした方が安心です。
足に優しい素材
私たちは靴を履いているので気づきにくいですが、舗装は思った以上に気温の影響を受けやすく、真夏は熱く、真冬は冷たくなっています。特に真夏のアスファルトの照り返しは、犬を熱中症にさせてしまうほど。体が地面に近い犬には舗装の種類はとても重要です。犬が快適に過ごせるものを選びましょう。
おすすめはウッドチップ。ドッグランでもウッドチップを使用している場所は多いです。ウッドチップは照り返しを防ぎ、クッション性にも優れ、犬の関節に負担をかけません。特にヒノキのウッドチップは消臭効果もあるので、おしっこの匂いなども気になりません。
安価なものだと、とげが出ているものもあるので、品質をしっかりと見極めましょう。また、ウッドチップは少しずつ土へと還っていくので、2年に一度程度足すようにしましょう。
私たちは靴を履いているので気づきにくいですが、舗装は思った以上に気温の影響を受けやすく、真夏は熱く、真冬は冷たくなっています。特に真夏のアスファルトの照り返しは、犬を熱中症にさせてしまうほど。体が地面に近い犬には舗装の種類はとても重要です。犬が快適に過ごせるものを選びましょう。
おすすめはウッドチップ。ドッグランでもウッドチップを使用している場所は多いです。ウッドチップは照り返しを防ぎ、クッション性にも優れ、犬の関節に負担をかけません。特にヒノキのウッドチップは消臭効果もあるので、おしっこの匂いなども気になりません。
安価なものだと、とげが出ているものもあるので、品質をしっかりと見極めましょう。また、ウッドチップは少しずつ土へと還っていくので、2年に一度程度足すようにしましょう。
芝生も犬に優しいおすすめの素材です。しかし、芝生は犬がおしっこをすると、一部分だけ枯れてしまったり、犬に掘り返されて見た目が悪くなることがあります。多少の見た目の悪さは気にしないのならば、芝生は犬にぴったりです。
どうしても見た目が気になるのであれば、写真のような人工芝を使うという方法もあります。本物の見た目にかなり近い商品も販売されており、想像以上に違和感は少ないでしょう。
どうしても見た目が気になるのであれば、写真のような人工芝を使うという方法もあります。本物の見た目にかなり近い商品も販売されており、想像以上に違和感は少ないでしょう。
ウッドデッキ
部屋からそのまま出られるウッドデッキは犬が遊ぶのにぴったりです。ウッドデッキに合わせて、周りを囲う柵を作れば、部屋の延長のように使っても安心です。木の上をトコトコと歩く音は、とてもかわいく感じるものです。
人工木のデッキは、日差しで高温になりやすいので注意が必要です。天然木の場合は、経年劣化によりささくれができることがあるので、よく確認してあげてください。
部屋からそのまま出られるウッドデッキは犬が遊ぶのにぴったりです。ウッドデッキに合わせて、周りを囲う柵を作れば、部屋の延長のように使っても安心です。木の上をトコトコと歩く音は、とてもかわいく感じるものです。
人工木のデッキは、日差しで高温になりやすいので注意が必要です。天然木の場合は、経年劣化によりささくれができることがあるので、よく確認してあげてください。
日陰をつくる
夏の暑い時期は、犬も熱中症に気を付けなくてはなりません。全く日陰がない庭は、元気な犬にとっても辛いもの。暑くなったら、日陰でのんびりクールダウンできます。また、犬は白内障にかかりやすく、紫外線の浴びすぎは白内障の大きな要因となっています。子犬の頃から白内障予防を意識すると、シニアになってからの発症を防ぐことができます。
落葉樹を植える方法や、オーニングやシェードを取り付ける方法などがあります。建物の近くに取り付ければ、室内温度の上昇を防ぐこともできるので、一石二鳥のアイデアです。
夏の暑い時期は、犬も熱中症に気を付けなくてはなりません。全く日陰がない庭は、元気な犬にとっても辛いもの。暑くなったら、日陰でのんびりクールダウンできます。また、犬は白内障にかかりやすく、紫外線の浴びすぎは白内障の大きな要因となっています。子犬の頃から白内障予防を意識すると、シニアになってからの発症を防ぐことができます。
落葉樹を植える方法や、オーニングやシェードを取り付ける方法などがあります。建物の近くに取り付ければ、室内温度の上昇を防ぐこともできるので、一石二鳥のアイデアです。
水場をつくる
日陰をつくることと同様、熱中症予防に重要です。遊びに夢中になっていると、気が付いたら喉がカラカラなんてことも。自由に飲める水場があると安心でしょう。水をためっぱなしにしておくのは、フィラリアの原因となる蚊が湧いてしまうので、新鮮な水を用意するようにしてあげてください。
日陰をつくることと同様、熱中症予防に重要です。遊びに夢中になっていると、気が付いたら喉がカラカラなんてことも。自由に飲める水場があると安心でしょう。水をためっぱなしにしておくのは、フィラリアの原因となる蚊が湧いてしまうので、新鮮な水を用意するようにしてあげてください。
犬用シャワー
遊びに夢中で気が付いたら泥だらけ! なんてとき、屋外に犬用シャワーがあれば、何も心配はいりません。そのまま外で体を流して、庭でプルプルさせればOK! これがあれば怖いものなしです。特に大きな犬を飼っている方には、とても便利なアイテムですよ。普段の散歩のあとに足を洗うのにも重宝します。
水道の配管によってはお湯を出すこともできるので、水道屋さんに相談してみましょう。
遊びに夢中で気が付いたら泥だらけ! なんてとき、屋外に犬用シャワーがあれば、何も心配はいりません。そのまま外で体を流して、庭でプルプルさせればOK! これがあれば怖いものなしです。特に大きな犬を飼っている方には、とても便利なアイテムですよ。普段の散歩のあとに足を洗うのにも重宝します。
水道の配管によってはお湯を出すこともできるので、水道屋さんに相談してみましょう。
気を付けたい植物
庭に植える植物の中には、実は犬が食べると危険なものがいくつかあります。犬を庭で遊ばせるときには、なるべく植えないようにするか、どうしても植えたい場合は犬が届かない場所に植えるようにしましょう。
球根植物(チューリップや水仙)は中毒を引き起こすなど、犬に危険なものが多いです。その他に、アジサイも犬にとっては毒性があるので気を付けましょう。
庭に植える植物の中には、実は犬が食べると危険なものがいくつかあります。犬を庭で遊ばせるときには、なるべく植えないようにするか、どうしても植えたい場合は犬が届かない場所に植えるようにしましょう。
球根植物(チューリップや水仙)は中毒を引き起こすなど、犬に危険なものが多いです。その他に、アジサイも犬にとっては毒性があるので気を付けましょう。
ペットと一緒に暮らしていると、家族として本当に大事な存在なっていきます。物言わぬからこそ、環境に気を付けて健やかに生活できるようにしてあげましょう。ペットが楽しく過ごす姿が、私たち飼い主にとっても元気の源。事故や危険に気を付けて、犬との楽しいガーデンライフを過ごしてください。
ガーデニング・植物の記事をもっと読む
アウトドアの写真をもっと見る
庭・ランドスケープ/デッキ/テラス・中庭/ガレージ
教えてHouzz
犬を飼ってる方は、どのような庭づくりをしているか教えてください!
ガーデニング・植物の記事をもっと読む
アウトドアの写真をもっと見る
庭・ランドスケープ/デッキ/テラス・中庭/ガレージ
教えてHouzz
犬を飼ってる方は、どのような庭づくりをしているか教えてください!
おすすめの記事
造園・ガーデニング
季節ごとの庭づくりやメンテナンス、どうすればいい?1年のガーデニングまとめ
文/藤間紗花
季節によって、必要となる庭の手入れや、植え付けられる植物などは異なります。シーズンごとのガーデニングについて、これまでご紹介した記事をまとめてお届けします。
続きを読む
造園・ガーデニング
庭づくりをプロに依頼する前に知っておきたい、コストとメリット
文/藤間紗花
庭づくりをプロに依頼するのには、どのようなメリットあるのでしょう?また、どのくらいの費用が必要になるのでしょう?4人の専門家の方々にインタビューしました。
続きを読む
造園・ガーデニング
お手入れが楽な庭をつくるには?
文/舩村佳織
忙しいと、ついつい後回しになってしまう庭のお手入れ。育てやすい植物や、水まきのアイテムなど、お手入れを少しでも楽にするためのアイデアをご紹介します。
続きを読む
植物
冬にしかできない作業を忘れずに行い、来春に備えよう【12月のガーデニング】
文/舩村佳織
庭仕事の中でも大切な剪定や土づくりの時期。地味な作業をしっかり行って来春の景色をより良いものにしましょう。
続きを読む
造園・ガーデニング
専門家が教える、来年の庭を劇的に変える秋の庭仕事
文/舩村佳織
庭づくりを始めるのに、秋は遅すぎると思っていませんか? 秋の庭仕事は、来年の庭を美しく演出してくれます。
続きを読む
植物
バスルームで観葉植物を育てるポイント
文/舩村佳織
一日の始まりや終わりにリラックスするバスルーム。浴室の環境でも育てやすい観葉植物を取り入れて、より充実したバスタイムを楽しんでみましょう。
続きを読む
我が家もゴールデンレトリーバーを飼い始めて、青々とした芝生がみるみるうちに土に変わってしましました。ヒノキのウッドチップ試してみます!
ウチでは元気なラブラドールの男の子が居ます、昔は親の趣味で盆栽が300鉢ぐらいある庭でしたが世代交代と共に盆栽を処分し犬が走り回れるようにしてあります。最初は芝を植えている部分がありましたが思い切り走り回るので無くなってしまいました(涙)
ワンちゃんがいらっしゃるといろいろと工夫が必要なのですね!ペットがいないので考えたことがなかったです✨😆とても勉強になります!ありがとうございました!