片づけ下手がミニマリストから学ぶべき11の考え方
部屋のなかにはモノがいっぱいでどこから片付けたらいいのかわからない、と途方にくれているなら、ごくわずかな身の回り品でシンプルな暮らしを送るミニマリストたちの知恵や教訓を学んでみてはいかがでしょうか?
Jo Simmons
2015年11月11日
家が散らかるのはめずらしいことではありません。そして、部屋がモノであふれているのはまずいと思っているのに、どうしたらいいのかわからない、片付けるための具体的なアイデアやモチベーション、インスピレーションもゼロ、という人も、実は多いのではないでしょうか。
モノをためこむのは、家のためにも自分の健康や幸せのためにもよくないこと、だからどうしたらいいのか知りたい、誰か頼れる人に教えてほしい、と思っているなら、ぜひミニマリストの極意に目を向けてみましょう。モノを減らすのには訓練と努力がいりますが、やりとげれば人生がすばらしい方向へ一変します。ミニマリストが実践している貴重な教訓には、意外な恩恵がたくさんあるのです。
モノをためこむのは、家のためにも自分の健康や幸せのためにもよくないこと、だからどうしたらいいのか知りたい、誰か頼れる人に教えてほしい、と思っているなら、ぜひミニマリストの極意に目を向けてみましょう。モノを減らすのには訓練と努力がいりますが、やりとげれば人生がすばらしい方向へ一変します。ミニマリストが実践している貴重な教訓には、意外な恩恵がたくさんあるのです。
1. 本当の自分を見つめ直すミニマリズムは端的にいうと、自分がいちばん大切にするものを意識して前面に出し、妨げになる他のものは排除する、というアプローチです。内容は人によって違いますが、自分が心から好きと思えるもの、大事にしたいものは何かを把握することが必要になります。
モノであふれる家にいるうちに、本来の自分が埋もれてしまい、情熱や関心を見失っているのではありませんか? 家と生活を占領しているモノをすっきり整理することで、自分を見つめ直し、住む家にも本当の自分の姿を表現できるようになるはず。これは家を片づける何よりの理由になるのではないでしょうか。
モノであふれる家にいるうちに、本来の自分が埋もれてしまい、情熱や関心を見失っているのではありませんか? 家と生活を占領しているモノをすっきり整理することで、自分を見つめ直し、住む家にも本当の自分の姿を表現できるようになるはず。これは家を片づける何よりの理由になるのではないでしょうか。
2. 色を厳選する
乱雑な家は、物理的にも視覚的にもごちゃごちゃしています。散らかった部屋に身をおいていると消耗するもの。ぐちゃぐちゃの空間は目に入るだけでも精神的な負担であり、陰鬱な気持ちに襲われることもあります。ミニマリストは素材を厳選し、持ちものを減らして、こうした事態に陥らないようにしています。数を減らし、素材の種類を減らし、色を減らす――これが心落ち着くミニマルな空間の秘訣。家で実践してみましょう。
乱雑な家は、物理的にも視覚的にもごちゃごちゃしています。散らかった部屋に身をおいていると消耗するもの。ぐちゃぐちゃの空間は目に入るだけでも精神的な負担であり、陰鬱な気持ちに襲われることもあります。ミニマリストは素材を厳選し、持ちものを減らして、こうした事態に陥らないようにしています。数を減らし、素材の種類を減らし、色を減らす――これが心落ち着くミニマルな空間の秘訣。家で実践してみましょう。
3. 収納を工夫する
ミニマルな家だからといって、暮らす人もミニマリストとは限りません。つまり、広々として片づいた家でもたくさんのモノがあるケースはよくあることで、実際は見えないところにうまく収納しているだけなのです。家が一向に片づかない場合、努力が足りないのではなく収納場所が足りないのかもしれません。
写真のようなビルトイン式の収納は、非常に機能的。スペースを無駄なく最大限に活かせますし、扉を閉めれば空間がすっきりと美しく見えます。
ミニマルな家だからといって、暮らす人もミニマリストとは限りません。つまり、広々として片づいた家でもたくさんのモノがあるケースはよくあることで、実際は見えないところにうまく収納しているだけなのです。家が一向に片づかない場合、努力が足りないのではなく収納場所が足りないのかもしれません。
写真のようなビルトイン式の収納は、非常に機能的。スペースを無駄なく最大限に活かせますし、扉を閉めれば空間がすっきりと美しく見えます。
4. さらに収納を工夫する
目にもすっきり美しい、カスタムメイドのカップボードが整然とならぶ空間。ミニマリストの夢ですが、心落ち着く整った家をかなえる方法は他にもあります。どんな収納でも、ミニマリストも認める片づいた家への道は開けるのです。
新たにお金をかけてカスタムメイドの収納家具を作らなくても、今ある収納方法を見直せばすっきり片付いた空間を作り出すことは十分可能。かごやフォルダー、ファイルなどを取り入れ、合理的に整理して収納力をアップし、スマートで整った空間を目指しましょう。
目にもすっきり美しい、カスタムメイドのカップボードが整然とならぶ空間。ミニマリストの夢ですが、心落ち着く整った家をかなえる方法は他にもあります。どんな収納でも、ミニマリストも認める片づいた家への道は開けるのです。
新たにお金をかけてカスタムメイドの収納家具を作らなくても、今ある収納方法を見直せばすっきり片付いた空間を作り出すことは十分可能。かごやフォルダー、ファイルなどを取り入れ、合理的に整理して収納力をアップし、スマートで整った空間を目指しましょう。
5. 1つ手に入れたらなら1つ減らす
ミニマリストも新しいものを手に入れる喜びを否定しているわけではありません。ただし、新たに家にモノを持ち込むことに関して、より厳しい姿勢を貫いているといえます。おすすめするのが「1つ手に入れたら1つ手放す」の原則。例えば新しいクッションやマグカップを1つ手に入れたのなら、代わりに1つは処分するか寄付に出して手放します。これは次々にモノを増やしたくなる本能にブレーキをかけると同時に、生活に即した現実的な行動を心がけることでもあります。
ミニマリストも新しいものを手に入れる喜びを否定しているわけではありません。ただし、新たに家にモノを持ち込むことに関して、より厳しい姿勢を貫いているといえます。おすすめするのが「1つ手に入れたら1つ手放す」の原則。例えば新しいクッションやマグカップを1つ手に入れたのなら、代わりに1つは処分するか寄付に出して手放します。これは次々にモノを増やしたくなる本能にブレーキをかけると同時に、生活に即した現実的な行動を心がけることでもあります。
6. 自由になったお金を楽しく使う
ここで、ミニマリストになる利点を一つ。ミニマルな暮らしを始めてもお金が増えるわけではありませんが(整理する過程で家にあるものが売れれば別ですが)、間違いなく、お金をこれまでとは別のことに使えるようになります。家を飾るオブジェや小物類を買うのをやめた分、最先端テクノロジーを家に取り入れたり、モノを買うのでなく外で食事を楽しんだり演劇を見たりといった「経験」にお金をかけられるようになります。
ここで、ミニマリストになる利点を一つ。ミニマルな暮らしを始めてもお金が増えるわけではありませんが(整理する過程で家にあるものが売れれば別ですが)、間違いなく、お金をこれまでとは別のことに使えるようになります。家を飾るオブジェや小物類を買うのをやめた分、最先端テクノロジーを家に取り入れたり、モノを買うのでなく外で食事を楽しんだり演劇を見たりといった「経験」にお金をかけられるようになります。
7. レンズを通して客観的に物事を見る
暮らしについて「たくさんあればあるほどいい」を基本姿勢にしていると、ミニマリズムの本質は理解しがたいもの。家の片づけに手をつけてもどこまでやればいいのかがつかめません。徹底的にミニマリズムを追求すれば、本当に人が住んでいるのかと思うほど生活感を感じさせない、ということもあり得ますが、それは難しいだけでなく、そもそも多くの人は望まないはずです。
そこで、カメラのレンズを通して見るつもりで家を見直してみましょう。雑誌用に写真を撮るとしたら、と想像してみてください。撮影前、スタイリストは部屋をきれいに整え、余分なモノを排して、鍵になるアイテムが引き立つよう意識します。
あるいは、家を売りに出し、買い手候補が内見に来る、と想定してみましょう。あなたの家は訪ねてきた人の目にどんなふうに映るでしょうか? 普段住んでいる家は身近すぎて客観的に見るのが難しく、どこをどう変えればいいのか気づきにくいものです。
暮らしについて「たくさんあればあるほどいい」を基本姿勢にしていると、ミニマリズムの本質は理解しがたいもの。家の片づけに手をつけてもどこまでやればいいのかがつかめません。徹底的にミニマリズムを追求すれば、本当に人が住んでいるのかと思うほど生活感を感じさせない、ということもあり得ますが、それは難しいだけでなく、そもそも多くの人は望まないはずです。
そこで、カメラのレンズを通して見るつもりで家を見直してみましょう。雑誌用に写真を撮るとしたら、と想像してみてください。撮影前、スタイリストは部屋をきれいに整え、余分なモノを排して、鍵になるアイテムが引き立つよう意識します。
あるいは、家を売りに出し、買い手候補が内見に来る、と想定してみましょう。あなたの家は訪ねてきた人の目にどんなふうに映るでしょうか? 普段住んでいる家は身近すぎて客観的に見るのが難しく、どこをどう変えればいいのか気づきにくいものです。
8. 装飾を足すのもOK
片づいた空間だからといって、殺風景で味気なかったり居心地が悪かったりするものとは限りません。ミニマリストだってラグやブランケットを1つや2つ置いても構いませんし、ちょっとクッションなどを置く自由だってあります。すっきりと整えられた空間に、柔らかさを加え、対照的な質感を足してみることもときには大事なこと。ただし、全体の色のトーンを守り、加えるアイテムも最小限に抑えるのを意識して。
片づいた空間だからといって、殺風景で味気なかったり居心地が悪かったりするものとは限りません。ミニマリストだってラグやブランケットを1つや2つ置いても構いませんし、ちょっとクッションなどを置く自由だってあります。すっきりと整えられた空間に、柔らかさを加え、対照的な質感を足してみることもときには大事なこと。ただし、全体の色のトーンを守り、加えるアイテムも最小限に抑えるのを意識して。
9. 飾るときはよく考える
そう、ミニマリストのスタイルを崩さなければ、お気に入りのものを飾っても構わないのです。その場合、まとめて飾るアイテムの数は3つまでに絞ること。素材やスタイル、色のどれかを統一するとまとまりのある印象になります。
そう、ミニマリストのスタイルを崩さなければ、お気に入りのものを飾っても構わないのです。その場合、まとめて飾るアイテムの数は3つまでに絞ること。素材やスタイル、色のどれかを統一するとまとまりのある印象になります。
10. ベッドメークは毎日欠かさず
よっぽど広大な寝室でもない限り、ベッドが占める空間はかなり大きいので、乱れたままにしておくと全体がだらしない印象になってしまいます。だからこそミニマリストは、毎朝ベッドを整えるのが大切だといいます。ベッドリネンは白で統一するのが理想的です。
よっぽど広大な寝室でもない限り、ベッドが占める空間はかなり大きいので、乱れたままにしておくと全体がだらしない印象になってしまいます。だからこそミニマリストは、毎朝ベッドを整えるのが大切だといいます。ベッドリネンは白で統一するのが理想的です。
11. 人との交流を楽しむ
ミニマリズムは人との関わり、交流を活発にする効果もあります。意外に思えますが、家がいつも片づいていれば、いつでも人に来てもらえる状態ということ。これまで、家が片づいていないせいで恥ずかしくて人を呼べない、あるいは友人に来てもらう前に家を片づける時間も気力もない、と思っていたのでは? 常にすっきりしたミニマルな家なら、人を呼ぶのに障害になるものはありません。物理的にも気持ちの上でも余裕があるため、ゲストを招いたときも会話を楽しめるのです。
コメント募集中
ミニマリストの生活に憧れますか?
ミニマリズムは人との関わり、交流を活発にする効果もあります。意外に思えますが、家がいつも片づいていれば、いつでも人に来てもらえる状態ということ。これまで、家が片づいていないせいで恥ずかしくて人を呼べない、あるいは友人に来てもらう前に家を片づける時間も気力もない、と思っていたのでは? 常にすっきりしたミニマルな家なら、人を呼ぶのに障害になるものはありません。物理的にも気持ちの上でも余裕があるため、ゲストを招いたときも会話を楽しめるのです。
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ミニマリズムとは「必要のないものはなくし最低限に必要なものだけにするスタイル/手法」です。音楽、絵画やデザインにつかわれ、今は生活スタイルにも使われるようになりました。その「最低限に必要なもの」は人によっては「自分が大切にするもの」という捉え方もできますが、そういった狭い意味ではないです。気になったので。
最近よく本やテレビで見かけるので気になっていました。洋服や靴が増えすぎてしまうので1つ買ったら1つ手放すというところから始めてみようと思います。